EPISODE · Mar 14, 2026 · 10 MIN
大学はなぜ生まれたのか?「知の公共圏」としての大学の原点|大学のココロザシ①【ココロザシラジオ#16】
from ココロザシラジオ · host ココロザシラジオ
今回から6回シリーズでお届けするテーマは「大学のココロザシ」。第1回となる今回は、「大学はなぜ生まれたのか?」という原点に立ち返ります。現在、大学は・就職のための場所・資格を得る場所・いわゆる「就職予備校」として語られることも少なくありません。しかし、大学の本来の姿はまったく違うところから始まりました。大学の起源は、中世ヨーロッパ。学生と教師が自らの知る自由を守るために作った自治的なギルド(組合)でした。そして19世紀には、ドイツの大学改革によって「研究と教育の統一」という近代大学の理念が確立されます。哲学者カール・ヤスパースはこう語りました。大学とは、真理を無条件に探求する自由な精神の共同体である。さらに歴史社会学者吉見俊哉は、大学を「知の公共圏」として再定義します。それは、政府でも企業でもない、多様な人々が自由に議論し未来を構想する第三の空間。大学は嵐を避ける「避難所」ではなく、未来を生み出す知の工房なのではないか。そんな視点から、大学の原点を掘り下げていきます。
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