EPISODE · Nov 6, 2025 · 17 MIN
第16回 三年目の秋の「僕が見たかった青空」
from 僕青について話してみる · host bokuao_hanasu
#僕が見たかった青空 #僕青https://note.com/bokuao_kaku0803/n/n57e635eaf817*文字数制限のため、一部抜粋。25年8月の6thリリースから10月末までを記事にしています。三年目の秋になるこの期間は、やはりこの話題を抜きにしては語れません。6thのリリースから2日後の8月8日、山口さんがグループからの卒業を発表します。まさに青天の霹靂。卒業は10月末。ワンマンvol.2では「この一年で自信と強みをみつけた」と話していたのだけれど。卒業の理由についてはいろいろなコメントを見かけましたが、本人曰く「ステージに上ることへの不安が消えない」ということのようです。いつか誰かが、とはわかってはいたものの。そして、まさかアオゾラフェスの直前には、木下さんが休業を発表。立て続けの離脱に界隈には動揺が走ります。次の進路が決まるまで、だとしたらなかなか休業期間は長くなりそうです。ここでも「本当の」理由についてまことしやかに言われていましたが、どうなんでしょうね。思っていた以上に、アイドルという職業が時間も身体も拘束される仕事だった、ということなのでしょうか。すでに大学在学中であればまた状況は違うのでしょうけど。けれど、木下さんが目指すのは「難関私大にAO入試で合格できれば御の字」程度のものではないのかもしれませんね。以前から勉学や留学にも並々ならない意欲を見せていましたし。この期間、最初の大きなイベントは8月末のアオゾラフェスですが、そこにたどり着くまでに卒業、休業の発表以外にもまだまだ色々と起こります。お盆休み中のインスタライブでは、9月の青空組単独公演を発表。これ自体は楽しみなニュースであり、歓迎する向きも多く、実際チケットはあっという間に完売という状況ではありました。ですが一方では、「メディア仕事の青空組、ライブの雲組という建前はなんだったの?」、「青空組に出るべきメディア仕事なんてないじゃない?」という声が多かったのも事実。これについては、後日杉浦さんが「青空組が単独公演をすることに複雑な気持ちになる人もいるかもしれない」と発言しています。そして火に油を注ぐように、直前になってアオゾラフェスに男性ダンスユニットがゲスト出演するらしいことが、X上で匂わされます。「女性アイドルのライブに男を呼ぶって?」「誰得?」とさらに穏やかならざる空気が広がります。そして、そんな不穏な空気をはらんだまま、アオゾラフェス当日を迎えます。わたしは今回も配信組。しかも同時視聴はしないという体たらく。このデビュー2周年のライブ。自分的ハイライトはライブ開始早々にやってきました。それはベストフレンズでの宙帆の涙。木下、青木、山口の並びで「夜の向こうから思い出たちが輝き出す」の部分。ここで青木さんは感極まって両手で顔を覆って泣いてしまいます。声が震える様子がマイクにも乗っていましたね。後日の振り返る会では、青木さん本人もこの場面を一番印象に残った場面として上げていました。このメンツでの歌割りはこの曲以外でも多いですから、両人の離脱に対しては思い入れもひとしおなんだろうなあ。あとは6thカップリングの初披露がありました。これはいずれも良曲、好きです。残り時間ではもっちーに、偶然ルーレットではりこぴんに目を引かれました。ルーレットの冒頭、すーちゃんの「ぴょんと」の部分が特に好き。トライベッカはこれから僕青を代表する一曲になっていきそう。続いては物議を醸したゲストコーナー。これは、、、MC含めて40分近くありましたね。全体の3割強?う〜ん、新しい何かを模索しているのか、それとも外部の意向を呑まざるをえなくなってのことなのか、何なんでしょうね。ゲストの皆さんはオーラスの写真撮影にも登場しますが、あそここそは、メンバーとファンだけの空間であるべきなんじゃないのかな、とちょっぴり思いました。このライブでは7thの発表はなし。10月の僕青祭の詳細発表と、12月の年末ラストライブの告知だけにとどまりました。もちろん冠番組などの発表もなし。アンコール前の演出は、毎回おもしろい仕掛けを考えてくれます。今回は「ダンスチャレンジ」と銘打って客席から一人を映し出し、ある曲のある部分を踊ってください、というもの。いやいや、チャレンジングすぎんだろ!しかし、キッシュラブをノリノリ完コピで踊って会場を沸かせるツワモノが現れます。アンコールではラス前が青空について考えるの合唱バージョン。終了後に「最後の23人ライブなんだから合唱じゃなくてオリジナルバージョンでしょ!」とのコメントも見かけましたが、アオゾラフェスはデビュー記念なので、デビュー日の追想ということで合唱でよかったんじゃないですかね。後日、初めての試みとして振り返る会が催されました。振り返りのVTR中は、みんな無防備な表情でモニターを見つめます。いわゆる「ワイプ芸」みたいな作られた表情をしているメンバーは誰もいません。油断していたり真剣に見つめていたりニヤニヤしてたり。坂道AKBの曲の振り返りでは、一様に真剣な顔つきで見入っていました。特に金澤さんと吉本さんのひたむきな表情は印象的でした。それから、青考合唱ですーちゃんが列に加わったのと一列になったのは、その場のアドリブとのことでした。さて、いろいろあった8月も終わり、9月は夏霞期間、に入るかと思いきや、その直前、ある出来事をきっかけに不穏な空気は臨界点に達します。発端はBLTに掲載された僕青マネジメント責任者へのインタビュー記事でした。ここでの返答に対して「無責任」、「メンバーの人生を預かっているという覚悟がない」、「すべてをメンバー任せにしている」などの批判ポストが寄せられます。普段は割とニュートラルなポストをしている人も、この時ばかりは感情的な投稿をしていたのが印象的でした。記事の執筆はいつもの小畠良一さん。この人の文章はこれまでも、ただセトリをなぞっただけではない「熱」が感じられて、いいところはいい、まだまだなところはまだまだ、だとハッキリ書かれているところが大好きです。そして今回の記事は冒頭、「もどかしい、本当にもどかしい」から始まります。このグループはもっと売れてしかるべきではないのか?もっと大きな会場でライブができて当然ではないのか?もっと人気が出ておかしくないのではないか?なんだか、ファンの気持ちをすべて代弁してくれているかのようです。それに対してマネジメント責任者氏が答えます。「僕らは僕らでいいじゃない」と。そしてこれ以降も、しばらくは至極抑えたトーンの受け答えが続きます。確かに、冷静にすぎるのかもしれないし、人によっては冷淡だと感じるかもしれない。けれど、これは文章構成上の技法のような気もします。書き手が(読み手を代弁するように)表明するもどかしさやじれったさに対して、当事者があえて冷静に応えることで、読み手に「そうだよな、なにも心配なんていらないんだよな」、「だって、こんなに魅力的なグループなんだから」と改めて思い起こさせるというふうな。「僕らは僕らでいいじゃない」というのは、なにも投げやりになっているわけではなく、けれど、順風満帆ではないこともそれはそれで明らかなわけで、だから、ひたむきに、やれることをやっていきますよ、ということなんじゃないでしょうか。冒頭以降は、マネジメント側にも不安があったことや、それを埋めたのがメンバー自身であったことも明かされていきますし、第2回以降の記事では、乃木坂公式ライバルであることを「デビュー当初のこと」と、つまり過去のこととして発言していたり、「乃木坂を追いかける必要はない」とも答えています。実際、3年目に入ってもなお、メディアでは「2023年にデビューした、乃木坂公式ライバル」としか紹介の“されようがない”ことのほうがよほど危機的で、だから「僕青らしさ」という「僕青が、他の何者でもなく、僕青であること」を、はやく確立させたいということなんじゃないでしょうかね。他の何者かと対置することでしか自分たちの存在意義を示せないとしたら、そこに明るい青空が拓けているとは思えません。
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