EPISODE · May 5, 2026 · 14 MIN
封建資本主義ノベーション(1836回)
from 残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか" · host kotaro zamma
ライプニッツ代表の山口周さんとCOTEN代表の深井龍之介との対談に目から鱗が落ちるお話に感動しました。深井さんの以下の言葉にとても、考えさせられました。曰く「ちなみに僕も日本の会社は家だと思っています。「封建資本主義」って呼んでいるんですけど、僕が注目しているのがオーナー企業です。経営者が世襲の企業、地方にある豪族系企業とかが、これからの日本で強くなる可能性はあると思っています。そうした企業を僕は「跡継ぎ企業」って呼んでいますけれど、一般的なプロ経営者が舵取りをしている上場企業とは、やっぱり考えている時間軸の長さが違う。代々続いている跡継ぎ企業は時間軸が長いから、公共性の高いことに投資する姿勢を示しやすいんです。」ここから私は思いました1、時間の罠からの解放2、地方を守る大義の遺伝子3、家と個人のアウフヘーベン1、時間の罠からの解放イノベーション案件を進める中でぶち当たる壁が、まずは短期の成果を、いつの間にか求められてくる、と言うことがあると思います上司が3年でローテーションしていく世界観の中では、これはなかなか綺麗事では避けられないのかもしれないとも思っていましたが地方にある豪族系企業にはそれがないと言うところに、突破口があるのかもしれないなあとは、私も感じているところでしたいかに短期的な成果を出さなければならないと言う罠から、抜け出すことができるのか、それがイノベーションにおいては、本当に大切なことかと改めて思いました2、地方を守る大義の遺伝子イノベータリップルモデルでの、パッション、仲間、大義のリングを考えると、地方の豪族系企業は、名士といわれる方がおられたりすることからも地元と共にある、地元を活性化するという、大義がそもそも組み込まれていると言うことが、とても重要なことだと思いますその大義は、今で言うところの、地方創生や、ソーシャル・イノベーションのような、なかなか難儀な課題への取り組みを推し進める上では、とてもシナジーがあることになると思いますもちろん、そこには、跡継ぎや事業継承問題も、たくさんありますが、実は、一周回って、その様な企業の重要性が、より高まってきている、と言うことなのかもしれないと思いました3、家と個人のアウフヘーベン「企業は社会の機関であり、その存在理由は社会にある」経営学者ピーター・ドラッカーは、企業を純粋な利益装置としてではなく、社会的存在として捉えていたのは、有名な話ですが地方の豪族系企業は、実はそこに一番近い存在でもあったと言うことも言えると思います哲学者のヘーゲルが、時代は螺旋階段の様に回る、と言う様なことを言われていたように前近代への逆光ではなく、家というものと、個人というものの、新しい関係性を、どちらかを否定するものでなく、第3の道を見つけると言う意味でアウフヘーベンして、新たな仕組みや仕掛け作りが、とても大切になってくるのではないかと思いましたそれは、これまで日本経営独特の良さと、欧米の資本主義やスタートアップなどの仕組みとの、アウフヘーベンなのかもしれないそれこそが、日本式のこれからのイノベーションの一つに方向性なのかもしれないなと、思いました一言で言えば、深井さんの言葉を借りて封建資本主義ノベーションそんな話をしています参考:本: 人文知は武器になる 2026年4月20日 発行 著者 山口周 深井龍之介 発行所 株式会社文藝春秋
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