EPISODE · May 24, 2026 · 21 MIN
互いに愛し合う道の出発点(稲葉基嗣) – ヨハネ 13:31–35
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2026年5月24日 聖霊降臨祭説教題:互いに愛し合う道の出発点聖書: ヨハネによる福音書 13:31–35、レビ記 19:9–18、詩編 133、ヨハネの手紙 一 4:7–13説教者:稲葉基嗣 -----イエスさまは、もうすぐ訪れようとしている別れの時に備えて、弟子たちに、しっかりと彼らの心に刻んで欲しいことを語りかけています。イエスさまはご自分の死を予感させた後、「互いに愛し合いなさい」と伝えました。イエスさまの弟子たちはしばしば、誰が自分たちの中で一番偉いのかを論じ合い、競い合っていました(ルカ9:46参照)。また、お互いに対する不信感を抱いていました(ヨハネ13:22)。今、目の前にいて、この食卓を一緒に囲んでいる人たちと互いに愛し合いなさい。一人ひとりを見つめながら、イエスさまはこの言葉を伝えているのです。イエスさまはこの互いに愛し合うことについて、「新しい戒め」と言っています。それは、イエスさまが「私があなたがたを愛したように」と伝えたことにありました。通常、私たちは自分のやり方で愛します。自分の理解の範囲内でしか、目の前にいる人を愛せません。愛する時の基準は、私たち自身のうちにあるため、愛することは難しいのです。だからこそ、イエスさまは私たちの目をイエスさま自身に向けるようにと促します。私たち自身の側に愛の出発点を設定することをイエスさまは願っていません。イエスさまが望むことは、まずイエスさまの言葉や行動を見つめることです。イエスさまがどのように私たちを愛してくださったかを知ることです。そんなイエスさまの愛こそ、私たちがお互いのことを愛する道の出発点です。でも、イエスさまの姿が見えないから、イエスさまのように愛することをあまりにも簡単に忘れてしまいます。そのような私たちのために、イエスさまは、聖霊を与えると約束されました。聖霊こそ、天におられるイエスさまと私たち自身とを結ぶ絆です。聖霊において、イエスさまが今まさに私たちと共にいてくださるから、私たちはお互いに結び合わされ、イエスさまを見つめながら、お互いを愛することができるのです。神が私たちに与えてくださり、私たちとイエスさまを今も結びつけてくださっている聖霊と共に生きることこそ、私たちがお互いに愛し合う道を歩み出す、出発点です。異なる一人ひとりを結び合わせ、争いよりも平和を、憎しみよりも愛を選んでいく。聖霊が伴うみなさんの日々の歩みの中で、そんな希望に溢れた風こそが自由に吹き、この世界においてお互いに愛し合う道を作り出していきますように。
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