EPISODE · Jun 25, 2026 · 7 MIN
【インタビュー】デラックス×デラックスはなぜ熱狂を生むのか
from Music News Japan · host keisuke horota
https://barks.jp/news/1073258 デラックス×デラックスの<10th ANNIVERSARY 天晴れ!!和気藹愛ツアー>のファイナルスペシャルワンマンが、2026年7月20日に有明SGC HALLで開催となる。全国各地を巡るライブ活動を軸に支持を広げ続けるデラデラは、近年、初めて訪れる土地でも多くのカロリー(観客)を集める存在となった。その理由は、動画やSNSを通じて広がる認知だけでは説明しきれない。実際に会場へ足を運んだ人々がリピーターとなり、口コミによって熱狂が広がっているからだ。 彼らの魅力の源泉は、楽曲やパフォーマンスそのもののみならず、10年かけて培われたメンバー同士の圧倒的な一体感にあるようだ。 共に暮らし日々の時間まで共有する7人の関係性、トラブルを乗り越えて強くなった結束力、仲間への信頼、観客を巻き込む予測不能なアイディアの数々…「まず自分たちが楽しいこと」というシンプルな信念を貫きながらステージに立つ、デラックス×デラックスならではの「唯一無二のライブ体験」の裏側を覗いてみよう。 ──ここ近年は精力的にライブを行なってきているデラックス×デラックスですが、積み上げてきたからこそ得たもの、昔と変わってきたものはありますか? シダ(SP):行ったことないところでもお客さんが集まるようになりましたかね。初めてライブに来たという人が結構多いんです。 アサガオ(Vo):この前行った九州でも宮崎や大分は初めてだったんですけど、初めて観るという方が半分以上いたりして、ありがたいですよね。 ──何がきっかけで観に来てくれたんでしょう。 サクラ(Dr):感想とかを見る限りは、ショート動画とか配信のいわゆるSNSの動画媒体を見てライブに来てくれた人が多そうです。 アサガオ(Vo):僕らは、他のバンドがなかなか行かないような地域に津々浦々行くので、それで来てくれるイメージはありますね。初めて来てくれて、その後のおかわり(リピーター)も多いです。 ──確かにSNS動画を観ているとデラデラのライブは楽しそうだと思うんですが、実際に一歩踏み出してチケットを買って観に行くとなると、それなりの理由と強い動機が必要ですよね? アサガオ(Vo):私的には、ライブでしか得れない栄養的な要素が多いからと思っています。PVだとダンスも映し切れないし、メンバーも多いから全員映らない。特定の誰かが好きとかメンバー全員の箱推しもあると思いますけど、人数が多いからこそのマンパワー的な要素はライブで1番出るから、そういう意味でデラックス×デラックスの魅力はライブだと思っているんですよ。それが伝わっているんじゃないかしら。 ──確かに7人ともキャラが濃いですからね。ステージの迫力は重量級で。 シダ(SP):濃いですね(笑)。 アサガオ(Vo):ライブ映像をたくさんあげている影響もあるのかな。 シダ(SP):口コミもあると思います。「初めて観て楽しかった」とか「1人で観に行ってもよかった」「ライブじゃないと味わえないものがある」とか、結構な数の人が「#デラデラ」というハッシュタグを付けてポストしてくれる。「行きたい」って思った時の最初のリサーチでヒットしてくれるレビューが多くて、「食べログ強い」みたいな(笑)。そういうレビューって結構あったかい感じがすると思うんですよね。 アサガオ(Vo):食べログだったら、うちら★4.3ぐらいありそうだもん。 スイレン(G):めっちゃ高評価(笑)。 シダ(SP):★4.3だったら行ってみたいってなりますもんね。 アサガオ(Vo):いろんな要素があるとは思います。うちらのことを知らない初見の人でも、カバー曲とかもあって知っている曲が多いからこそ友達も誘いやすいと思うんですよね。 ──確かに、とにかく楽しそうという気配はムンムンですね。お客さんを楽しませるために心がけていること、欠かせないポイントはどういうところですか? サクラ(Dr):アサガオが毎回言っていることですけど「ライブは全力で燃え尽きるぞ」と、ひとりひとりが全力でやっているかな。2daysだろうと翌日も関係なく全力を出しているから。 ──そこで燃え尽きても、ご飯食べればなんなく復活、と。 サクラ(Dr):そうですそうです。音楽的なこだわりとかはまた別ですけど、チームとしての爆発力みたいなものの方が大事だったりする。言ってしまえば、演奏が荒くてもお互いのメンバーで助け合いできれば、しっかりとひとつの個になって演出できるので。 ──その爆発力みたいなものは、どうすれば手に入るものなのでしょう。 サクラ(Dr):スタジオのノリじゃない? シダ(SP):平均で出せる火力が安定しているから、多分ライブでの爆発力が高いんじゃないかな。 アサガオ(Vo):ライブでしかやらないノリみたいなことを、普段からみんなでやっているからねぇ。 ──どういうことですか? アサガオ(Vo):例えば…わかりやすいので言うと、「どうにもとまらない」という楽曲ではハチャメチャに自由に踊ろうみたいなノリがあるんですけど、ライブでは私が誰と絡むのかで毎回ノリ感が違うんです。それをスタジオでも毎度やっているんで。 ──誰も見てないのに? アサガオ(Vo):そう(笑)。結局メンバーを笑わせたいとか楽しませたいというのがベースにあって、普段からそのノリなのでそのままライブでできる、みたいな。 ──演出ではなく自然体なんですね。 アサガオ(Vo):そこにはいろんな要素が入ってきているとは思うんですよね。例えばみんなで住んでいるとか。 ──そうか。それは大きいかもしれない。 アサガオ(Vo):ひとつの塊になるときの一体感は、普段から何気なくやっているものですよ。だって、移動中にしりとりを3時間とか続けるんですよ。そりゃ相当一体感がないと(笑)。 シダ(SP):そうなんですよ。しかもただのしりとりじゃなくて、アーティスト縛りとか。 アサガオ(Vo):四字熟語しりとりとか。 スズラン(B):名古屋から東京までずっとやっていたね。 アサガオ(Vo):10年経っているのに、未だにそういうことをやっている(笑)。そういうのって音楽以外のグルーブが合わないと無理ですよね。そこが意思疎通とコミュニケーションのベースになっているんじゃないかなと思いますね。 サクラ(Dr):一周回った感があるよね。 アサガオ(Vo):そうだね。最初の頃はみんな疲れて車ですぐ寝るとかあったし。 シダ(SP):それぞれの時間を過ごして、映画を見たりとか。 サクラ(Dr):そこを1周したらこうなった。 アサガオ(Vo):みんなと喋っていた方が、目的地にすぐ付くって気付いた(笑)。 シダ(SP):その中で生まれたノリを、そのまま次のライブに持ち越しているよね。 ──なるほど、そういうことか。 アサガオ(Vo):この一体感って10年やらなきゃ出なかったんだろうと思います。正しいかは分かんないですけど、友達としてもグルーブが合うようになったからこその音の分厚さじゃないかな。 ──これはある種の奇跡ですね。 アサガオ(Vo):この7人だから楽しいを追求できて、その追求した「楽しい」をちゃんと提供できているのかな。やっぱ「自分が美味しいって思う料理じゃないと、お店で出せない」じゃないですか。 ──いきなり食べ物のたとえ(笑)。 アサガオ(Vo):音楽的に言うより食べ物の方がわかりやすいかなーと思って…私なりの気遣い的な感じなんですけど(笑)。 サクラ(Dr):別に「楽しくなかったら、周りも楽しくない」みたいな言い方でよかったけど(笑)。 […]
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