Skip to content
【インタビュー】『おかあさんといっしょ』“だいすけお兄さん”こと横山だいすけ、芸能活動20周年記念アルバム発売「自分の真ん中に歌がある」 episode artwork

EPISODE · May 27, 2026 · 5 MIN

【インタビュー】『おかあさんといっしょ』“だいすけお兄さん”こと横山だいすけ、芸能活動20周年記念アルバム発売「自分の真ん中に歌がある」

from Music News Japan · host keisuke horota

https://barks.jp/news/1067955 2006年に劇団四季で舞台デビュー。2008年には夢が叶って、NHK Eテレの人気幼児番組『おかあさんといっしょ』で“だいすけお兄さん”として第11代の歌のお兄さんをつとめ、その後も幅広い分野で歌の活動を続けてきた横山だいすけが、芸能活動20周年記念アルバム『笑顔晴れ -20th Anniversary-』をリリースする。 全21曲、最新オリジナル曲「笑顔晴れ」から、『おかあさんといっしょ』でおなじみのナンバーや童謡などのキッズソングから、J-POP、洋楽、映画音楽、ミュージカル曲まで、根っからの歌のスペシャリストである横山だいすけは、自身の歌人生に刻まれたこのジャンルレスの楽曲たちと、歌でどう向き合っていったのか。本人に話を訊いてみた。 ◆ ◆ ◆ ──芸能活動20周年、おめでとうございます。現在の心境を教えて下さい。 横山:素直に、感謝の思いが1番大きいですね。高校2年生のときに“歌のお兄さん”を夢見て、その夢を叶えさせてもらって。そこから9年間、歌のお兄さんを続けました。『おかあさんといっしょ』(NHK Eテレ)を卒業したあとも、子どもたちや家族、幅広い世代の人に向けた歌を歌っていきたいと活動してきたら、あっという間に20年。本当にこの20年間、歌を歌い続けられたことは巡り合わせですね。縁というものがあるから、いまも歌ってられるんだなと思います。だから、本当にありがたいなという感謝の気持ちが1番大きいです。あとは、僕が歌のおにいさんをやってたときに見てくれてた世代の子が、いまは大きくなって「だいすけお兄さんの歌、『おかあさんといっしょ』で見てました」とか、あの番組をきっかけに保育や子どもたちに関わるお仕事に就いたという声もたくさんいただくことがあって。「歌」というもので、いまもたくさんの人と繋がっていられること、そしてこの20周年を記念して『笑顔晴れ-20th Anniversary-』というアルバムで歌を形にして残せること。自分にとっては幸せなことだなと思いますね。 ──横山さんはこの20年間だけではなく、幼少期からずっと歌い続けてきたと思いますが、その歌に対するこだわりや原動力の源にはなにがあるんだと思いますか? 横山:「好き」という気持ち。これに限ると思います。3歳から歌うことが好きという気持ちが、ずっと僕の真ん中にあって。歌のお兄さんになってからは、コンサートやイベントで歌を歌ってるとき、聴いてくれる人たちが笑顔になったり、その歌を通して隣の人と「楽しいね」とかコミュニケーションが始まったりするのを見て、自分は歌ってて「幸せだな」と生きている喜びを感じられるんですよね。結局は、歌が好きっていうところなんだと思います。 ──歌を嫌いになったことはないのですか? 横山:ないです。もちろん、うまく歌えなくてもどかしいとか、スランプみたいなものはありました。けど、歌が嫌いになったことはないです。 ──スランプがあったというのは意外ですね。 横山:歌のお兄さんを始めて2年半ぐらいは歌い方が分からなかったんです。それまでは自分の思いをただ気持ちよく歌ってたんですけど、子どもたちに寄り添う歌っていうのは、それまで歌ってきた歌い方とは違ったんですよ。 ──あきらかに違いがあるのですか? 横山:ありますね。“この歌詞はこういう意味で歌ってるんだよ”とイメージしながら歌ってあげると、子どもたちへの伝わり方が全然変わる。歌詞や情景を音楽で子どもたちが感じ取る歌い方をつかむことが、まず大変でした。一番最初のころ、『おかあさんといっしょ』の作曲家で当時歌唱指導をしてくださった福田和禾子先生に、「あなたの歌はつまらない」といわれたんですよ。 ──それはショックを受けますよね。 横山:そこで、子どもの歌は歌詞が簡単でメロディーが単純だからこそ、歌詞の情景を伝えることが大切なんだと言われて。最初は言われたことが実感できなかったんですが、子どもたちの前で歌っていくなかで、だんだん先生がおっしゃってた意味が分かってきて。それが“だいすけお兄さん”の歌い方になっていったんです。いまは“だいすけお兄さん”でもありつつ、幅広い世代の人に歌を届けるので、横山だいすけとしての歌い方っていうのが確立できたんじゃないかなって思いますね。 ──歌い方のバージョンが増えた、と。 横山:劇団四季に入って歌のお兄さんになるまでの2年間の歌、歌のお兄さんになってから9年間歌ってきた歌、番組を卒業してからいままで9年間歌ってきた歌。芸能活動20年。そのときどきで歌を探しながら、歌い続けてきたという感じです。とくに歌のお兄さんを卒業してから、その子どもたちのそばにいる親御さんや、大人の人にも喜んでもらえる歌を探し続けてきた答えは、「笑顔晴れ(フルver.)」に集約されている感じがします。これを聴いてもらうと、『おかあさんといっしょ』の頃といまの歌は全然違うなって感じると思います。 ──ご自身では、どんなところで違いを実感していますか? 横山:僕が客観的に聴いて感じるのは、深みが出たというところです。子どもたちに歌うときは、歌詞の情景を説明してあげるような歌い方だったと思うんですけど、いまは世の中にあるポップスを歌っても唯一無二の横山だいすけとして、他の人とは違う歌になっていると思います。世の中のアーティストさんそれぞれ、いろんな歌い方があると思うんですね。例えば、歌詞に沿った歌い方もあれば、表現に沿った歌い方。それぞれ特徴がありますが、僕の場合は歌詞の聴きやすさが特徴だと思います。 ──その特徴が一番出たのが「笑顔晴れ」。 横山:そうです。 ──これは『みんなのうた』(NHK)で流れていた曲ですよね? 横山:ええ。僕が歌のお兄さんをやっていた当時、僕の歌を聴いてくれていた子どもたちや親御さんへのメッセージ──「僕はみなさんとの絆や縁があったからこそ今まで歌ってこられて、いまでもみんなのことを歌で応援しているよ」という気持ちをこの曲の歌詞と歌声に込めました。ミュージックビデオも撮ったんですが、こちらはみなさんの笑顔が詰まった映像になっています。僕が歌ってるシーンもあるんですけど、現場で思いついた振り付けを入れてみたり。映像を見ても、笑顔になってもらえると思います。 ──アルバムタイトル『笑顔晴れ -20th Anniversary-』は、この曲名から? 横山:そうです。タイトルどうしようかってなったときに、この歌のタイトルをつけたいなと思ったので「“笑顔晴れ”でお願いします」といいました。 ──アルバム収録曲は、リクエスト企画の投票で選ばれたが曲ばかりなのですか? 横山:リクエスト企画で選ばれたのはカバー曲で、あとはこの20年間の活動のなかで、自分の思い入れの深い曲など、思いをふんだんに込めた選曲になっています。 ──では、そのなかでも横山さんがどうしても入れたかった曲は? 横山:実は、自分が歌いたい思い出の曲が100曲ぐらいあったんです。本当に1曲1曲話したいぐらい思い出があるんですけど、例えば「ぼよよん行進曲」は2011年の東日本大震災があったとき、宮城県南三陸町で津波の被害を逃れた丘の上の保育園で子どもたちと歌った曲ですね。それまで僕は正しいメロディー、正しい歌詞を届けるのが歌のお兄さんの勤めだと思っていたんですけど、目の前にいる大変な思いをしている子どもたちと親御さんたちに向けてこの曲を全力で楽しく歌ってみようという気持ちになったんです。そのときから、自分のなかで歌への向き合い方、歌い方が変わった。そういう1曲です。 ──レコーディングに参加された佐藤弘道さんは、『おかあさんといっしょ』で体操のお兄さんだった“ひろみちおいさん”のこと? 横山:そうです。去年の年末、仕事現場で一緒になる機会があったので「20周年のアルバム出すんですよ」といったら、弘道さんが「おめでとう! 僕、なんか声に入れに行こうか?」っておっしゃってくれたので「いいんですか? 僕、本当にお願いしちゃいますよ?」と返したら「全然いいよ。お祝いだもん」といってくれて。そうやって楽屋で決まったことが、本当に実現しちゃったという。僕にとって『おかあさんといっしょ』のつながりは、家族のような存在。僕の声と弘道さんの歌声が合わさったとき、すごく温かい表現になった。本当に素敵な曲になったと思います。 ──ひろみちお兄さんとの化学反応が起きたんですね。 横山:はい。化学反応でいうと「終わりなき夜」も。 ──この曲は『ライオン・キング』の曲ですね。 横山:そうです。僕は『ライオン・キング』に出たいという夢を持って劇団四季に入ったんですね。「終わりなき夜」は主演のシンバが歌ってる曲で、2年間この曲をずっと練習してたんです。劇団四季にいた時代に『ライオン・キング』の舞台でこれを歌う機会はなかったんですけど、いまだから歌ってみたいという気持ちもあって選びました。これは、ピアニストの方に演奏してもらいながら歌ってレコーディングしました。 ──ライブレコーディングだったのですね。 横山:はい。ピアノが力強くもあたたかくて、僕もレコーディングしながらその音に感動しちゃって。その波を感じながら歌いました。聴いていただくと、2人の波動を感じて貰えるんじゃないかなと思います。 ──「あさペラ!」は横山さん一人でケミカルを起こしています。 横山:そうなんです。10数人のだいすけが歌っています(笑)。「コーラスもだいすけの声で入れたら楽しいかもね」というアイデアが現場で出まして。収録時間は押してしまったんですが「ここまでいったら、全部やりましょうか」といって、どんどんみんなが盛り上がっちゃって(笑)。結局、全部自分の声で入れちゃいました。こうして演者、クリエーター、レコーディングスタッフとか立場関係なしに「これをやったら楽しいかも」って音楽を楽しむ。みんなで楽しみながら音楽を作ったアルバムなんですよね。 ──「げんきのこうかんっこ(20周年ありがとうver.)with だいすけ応援団」は、まさにみんなで音楽を楽しむというのを歌で可視化したしたような1曲に仕上がっていました。 横山:そうですね。僕を応援して下さっている方々のなかから、参加してくれる人を募集して、120人ぐらいのコーラスを入れました。 ──みなさん、一般の方ですか? 横山:そうです。だから、歌のディレクションは僕が現場に行ってやりました。「みなさんもっともっと声出して」とか「笑顔で歌いましょう」って。出来上がった音源を聴いたら、僕一人の声と120人分の声が「こんにちは!」って掛け合ってて。想像していた以上に、素敵な歌が録れたなと思ってます。 ──「ありがとうの花」を収録した理由は? 横山:これ、僕が歌のお兄さんになって2年目にできた曲で。『おかあさんといっしょ』が50周年を迎えた年、2009年10月の歌でした。僕が歌のお兄さんに就任する前から曲は出来上がっていたそうなんですが、当時のプロデューサーさんがずっと温めてくれていて。50周年のタイミングで、50年前に観ていたかつての子どもたち、いま観てくれている子どもたち、これから観てくれる子どもたちに番組を通して、この曲で「ありがとう」を伝えて欲しいと、僕とたくみおねえさん(当時、歌のおねえさんをつとめていた三谷たくみ)に託された。そんな1曲なんです。 ──そうだったのですね。いまや『おかあさんといっしょ』を代表する泣ける名曲のなかのひとつですよね。 横山:歌のお兄さんを卒業してから、『NHKのど自慢』(NHK)に出たとき。この曲を歌わせて貰ったら、おじいちゃん、おばあちゃんたちがすっごい笑顔で、揺れながら聴いてくれたんですね。そこで思ったんです。この曲は『おかあさんといっしょ』を超えて伝わるんだ、と。 […]

Episode metadata supplied by the publisher feed · Published May 27, 2026

Embed this episode

Ready to play

【インタビュー】『おかあさんといっしょ』“だいすけお兄さん”こと横山だいすけ、芸能活動20周年記念アルバム発売「自分の真ん中に歌がある」

0:00 5:02

No transcript for this episode yet

We transcribe on demand. Request one and we'll notify you when it's ready — usually under 10 minutes.

No similar episodes found.

No similar podcasts found.

Frequently Asked Questions

How long is this episode of Music News Japan?

This episode is 5 minutes long.

When was this Music News Japan episode published?

This episode was published on May 27, 2026.

Can I download this Music News Japan episode?

Yes. Use the download control on the episode player to save the publisher-provided media file.
URL copied to clipboard!