EPISODE · May 17, 2025 · 8 MIN
祭礼で学ぶ、生活の知恵と文化交流の話。 from Radiotalk
from まもまもの雑談ラジオ · host 栗東少年まもまも
夢洲万博に関する批判で、最も目立つ金銭問題…しかし、これを神社仏閣で執り行われる各種の祭礼に置き換えて考え直すと、批判してる輩の多くが、宗教の儀礼や教えが、元々科学技術や倫理観、衛生意識を正しく植え付ける目的でやってる訳であり、単に神仏とのご利益に肖るだけのパフォーマンスではないのです。 今回、一例として奈良県河合町にある廣瀬神社の“砂かけ神事”を取り上げましたが、あそこで行われてる所作は、実は米づくりのノウハウを祭礼としてやってる訳で、識字率が低く、文章で指導するのが困難だった頃の名残でもあるのです。つまり、子供でも田植えに必要な準備から手順、収穫時の注意事項を、神楽形式で知る事ができるのです。 話を万博の開催意義に戻すと、身近な異文化交流の場であり、他国の習慣や礼儀作法を学ぶ機会でもある訳であり、月の石やiPS細胞等の展示は、あくまで科学分野に興味を持ってもらう意図でしかありません。言い方を変えれば、生涯学習において、メタバースや文献だけではわからない事を、実体験を通じて確認する機会であって、その為に日本万国博覧会協会が、参加国に掛け合って協力を仰ぎ、パビリオンに貴重な品々を展示したり、民族舞踊や音楽演奏をやってるのです。そこに然るべき費用(国宝・重文級の文化財の輸送費や会場設営、期間中の保管体制等)が掛かるし、飲食を扱うなら、管轄の保健所からの営業許可等の申請、必要最低限のインフラ(電気、ガス、通信環境、水道)は用意した上でパビリオンや売店を設置する訳で、それを、この後の再開発も見越して整備した訳ですから、費用が嵩むのは仕方ない“投資”です。ここを履き違え、単にメディアが出してる数字だけ見て批判すんのは間違いだし、文化財を“ガラクタ”と言って取り返しのつかない行為(破損や無断廃棄等)をやれば、世界での信用が失墜することになりかねません。
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