EPISODE · Dec 16, 2025 · 37 MIN
家霊 著者:岡本 かの子 読み手:松岡 初子 時間:37分9秒
from 青空朗読 · host 一般社団法人 青空朗読
家霊著者:岡本 かの子 読み手:松岡 初子 時間:37分9秒 山の手の高台で電車の交叉点になっている十字路がある。十字路の間からまた一筋細く岐れ出て下町への谷に向く坂道がある。坂道の途中に八幡宮の境内と向い合って名物のどじょう店がある。拭き磨いた千本格子の真中に入口を開けて古い暖簾が懸けてある。暖簾にはお家流の文字で白く「いのち」と染め出してある。 どじょう、鯰、鼈、河豚、夏はさらし鯨――この種の食品は身体の精分になるということから、昔この店の創始者が素晴らしい思い付きの積りで店名を「いのち」とつけた。その当時はそれも目新らしかったのだろうが、中程の数十年間は極めて凡庸な文字になって誰も興味をひくものはない・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
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