EPISODE · May 3, 2026 · 23 MIN
今、闇の中で共にある光(稲葉基嗣) – ヨハネ 12:44–50
from 小山ナザレン教会 · host 小山ナザレン教会
2026年5月3日 復活節第5主日説教題:今、闇の中で共にある光聖書: ヨハネによる福音書 12:44–50、出エジプト記 3:7–12、詩編 12、ヨハネの手紙 一 5:13–15説教者:稲葉基嗣 -----この世界には、一体どんな闇が広がっているのでしょうか。人権を踏みにじる行為、法改正。終わりが見えない戦争。弱い人々の声を無視することが当たり前のように振る舞う権力者の姿。挙げればキリがないほどに、この世界には闇が広がっています。そんな今のこの世界において、キリストに光を見出すって、一体、どういうことなのでしょうか。ヨハネは、イエスさまが叫ぶ声を紹介しています。イエスさまが叫ぶほどに、私たちに届けたいと願ったことこそ、イエスさまが光として、この世界に来たということでした。イエスさまは「誰も闇の中にとどまることがないように」(46節)と言います。イエスさまが与える光は、イエスさまを通して、永遠の命を得ることだと、イエスさまは声高に叫んでいます。ヨハネによる福音書において、永遠の命という言葉は、決して遠い未来の話ではありません。将来の私たちにとってだけでなく、今この時を生きる私たちにこそ関係のあることだと、イエスさまは理解して、永遠の命という言葉を使っています。イエスさまによって、私たちはもう既に、死から命へと移されています。イエスさまが十字架と復活を通して、死に勝利し、罪の赦しをすべての人に与えてくださったからです。けれども、闇は依然として存在し続けています。イエスさまによって、この世界の闇が完全に消え去ったわけではありません。だからこそイエスさまは、私たちが闇に留まらず、キリストによって与えられる光を分かち合うようにと叫び、呼びかけておられます。どれほど闇が深く思えたとしても、キリストにあって今、光が与えられていることを私たちが決して忘れないように。出エジプト記が示すように、神は苦しむ民の叫びを聞き、痛みを知り、そのもとへ降りて救い出す方です。イエスさまを通して、神は今もそのように私たちに関わってくださっています。私たちの苦しみを見つめ、うめき声に耳を傾け、痛みを知った上で、いつも共にいてくださる。この神との交わり、そして旅路を共にする仲間たちとの交わりのただ中に、永遠の命はあり、暗闇を照らす光として輝いています。主イエスは世界の光として、いつも暗闇の中で光を放ち続けているのです。
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今、闇の中で共にある光(稲葉基嗣) – ヨハネ 12:44–50
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