EPISODE · Jul 15, 2026 · 32 MIN
#79 漫画② モラトリアムとサブカルチャー、そしてショート動画世代の未来——メディアが規定する認知のあり方
from 人文実装部 〜アトツギ経営者たちの、読書、哲学、ときどき経営〜 · host 乘冨賢蔵、田中諒、高田健太
▼ 人文実装部 公式ホームページ (※3人に相談できる「AIボット」や「タイプ診断」もこちらから遊べます!)▼ エピソード概要 前回の「コミック・エスノグラフィー」の議論を引き継ぎ、今回は私たちがコンテンツを消費する「環境」と「認知」の変遷について思索を深めます。 大学というモラトリアム期間に突如として現れる「サブカルこじらせ期」の正体とは何か。それは、管理された教育システムから解放され、賞味期限付きの自由と暇の中で自意識を持て余した結果、マイナーな物語に自己を仮託しようとする心の働きなのかもしれません。 後半は、現代のコンテンツ消費の構造へと話が展開します。読者が自身の想像力で「空白」を埋めながら能動的に読む漫画に対し、リッチな情報を受動的に浴びるアニメ。そして、切り替えコストが極端に低いYouTubeショート動画を大量に摂取する現代の子供たちは、どのような認知能力を獲得していくのか。メディアフォーマットの変容が人類の思考回路をどう変えていくのか、メディア論的かつ人文的な視点から語り合います。▼ 要約 ヴィレヴァン的キュレーションの妙とサブカルチャー/モラトリアム期における自意識の肥大化と物語の受容/同世代のメインストリーム(サウナ・筋トレ・ゴルフ)へのメタ認知/漫画が持つ「空白(解釈の余地)」の豊かさ/アニメの受動性と漫画の能動性/コマ割りの文法(右から左へ読む)を知らないデジタルネイティブ世代/ショート動画という「断片のコラージュ」がもたらす新たな認知能力の可能性と危惧⸻ ▼ 今回引用・参照された漫画・関連ワード ・『おやすみプンプン』『ひかりのまち』(浅野いにお) ・『チェンソーマン』(藤本タツキ) ・『進撃の巨人』(諫山創) ・『ポケットモンスターSPECIAL』(日下秀憲・真斗/山本サトシ) ・『宇宙兄弟』(小山宙哉) ヴィレッジヴァンガード / モラトリアム / コネクティング・ドット / サブカルこじらせ / YouTubeショート⸻ ▼ Podcast 紹介文 読書を愛し、読書をしすぎてしまった三人のアトツギ経営者が、人文視点を手がかりに「当たり前になりすぎた世界の前提」を問い直すポッドキャスト。▼ 出演者 乘冨賢蔵(福岡県柳川市・水門メーカー アトツギ) 異業種連携による既存事業の更新と、新規事業への挑戦を続ける。関心領域:哲学・歴史・デザイン・まちづくり 👉 https://x.com/kenzounoritets1田中諒(大阪市・道具屋筋商店街 包丁店 アトツギ) 道具と場を起点に、食文化・道具文化の長期的な更新を模索。関心領域:文化・食・歴史・宗教・思想 👉 https://x.com/ryo_tanaka1高田健太(岡山市・アパレル業 アトツギ) 社内ベンチャーでテクノロジーを活用したものづくりを実践。関心領域:脳科学・人類学・自己啓発・仏教 👉 https://x.com/kenta_okym
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