EPISODE · Apr 14, 2026 · 25 MIN
「欠乏×不安」の時代 ── 成長条件の崩壊|シーズン2 第5回
from 「立ち止まれる社会」プロジェクト · host cultural transition
歴史編もいよいよ終着点、高度成長期から現在までを一気に辿ります。今回は、6つの構成要素の最後「成長条件の崩壊と希望の喪失」を扱います。戦後の高度成長期、欠乏は「希望」とセットでした。賃金は毎年上がり、三種の神器が届き、未来はもっと良くなる気がする——努力がちゃんとリターンになっていた時代です。ところがバブル崩壊で、それを支えていた条件が崩れてしまいます。人口ボーナスの終焉、実質賃金の停滞、広がる格差。欠乏は残ったまま、「希望」ではなく「不安」とくっつくようになりました。もう一つの変化がアテンションエコノミーです。地理的・物質的なフロンティアを開拓し尽くした先に残ったのは「人の脳、人の時間、人の注意」。テクノロジーがこの認知空間を奪い合い、不安を煽ることがいちばん手っ取り早く注意を引ける以上、欠乏×不安の構造はどんどん強まっていきます。ただし、これはSNS批判でも誰かを悪者にしたい話でもなくて。成長前提のシステムが変わらないまま条件だけが崩れ、みんなが合理的に動いた結果として今があります。6つ目の構成要素は1〜5と並列ではなく、土台ごと崩れた「ねじれ」です。次回は5回分の歴史をまるっと振り返ります。
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「欠乏×不安」の時代 ── 成長条件の崩壊|シーズン2 第5回
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