EPISODE · Mar 2, 2026 · 12 MIN
【青空朗読】第三者 著者:サキ/妹尾 韶夫 訳 読み手:北條 泰成 時間:12分29秒
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第三者著者:サキ/妹尾 韶夫 訳 読み手:北條 泰成 時間:12分29秒 東部カルパチア山地の森の中である。 ある冬の寒い晩、一人の男が銃を片手に耳をすましていた。ちょっとみると、鳥か獣があらわれるのを待っているようだ。が、じつのところはそうでないのである。この男――ウルリッヒ・フォン・グラドウィツは、人間があらわれるのを待っているのだ。 彼が所有する山林には、野獣がたくさんいた。でも山林のはずれのこのあたりには、そんなにいない。それにもかかわらず、このあたりが気になって仕様がないのだ。もともとこの山林は、彼の祖父が、不法な理由で所有していた小さい地主から、裁判沙汰で無理に奪いとったものである。奪われた小地主は、その裁判が不服だった。それいらい、長いあいだ、両方の地主の争いがつづいて、グラドウィツが家長になるころには、両家の個人的憎悪にまで発展していた。つまり、この両家は三代にわたって仇敵のごとく争っているのだ・・・【青空朗読】とは青空朗読はインターネット上の図書館「青空文庫」の作品を朗読するプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしました。近年は、朗読を学ぶ一般の方々からも作品を提供していただいています。2016年5月に一般社団法人となりました。https://aozoraroudoku.jp【青空朗読ご支援のお願い】★企業および団体の皆様へ青空朗読は、「青空文庫」の蔵書を朗読で味わうことができる公共空間を目指しています。CSR等企業の社会貢献活動の一環として、運営費のご支援をお願いしております。 詳しくは、青空朗読までお問い合わせください。★個人の皆様へご寄付のお願い継続して活動を続けていくために、青空朗読の活動趣旨にご賛同いただける方からのご寄付をお待ちしています。★振込先三井住友銀行 赤坂支店 普通 9263872口座名義:一般社団法人 青空朗読こちらからもご寄付いただけます。https://syncable.biz/associate/aozoraroudoku
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