EPISODE · Jul 4, 2026 · 10 MIN
【ライブレポート】lecca、メジャーデビュー20周年記念ライブ開催。RHYMESTER、Spinna B-ILL、JUMBO MAATCH、三浦大知らゲスト出演も
from Music News Japan · host keisuke horota
https://barks.jp/news/1076048 leccaが、大阪城音楽堂で<lecca 20th Anniversary Live “Dreamers”>を開催した。 本公演は、leccaのメジャーデビュー20周年を記念する一夜限りの特別なアニバーサリーライブ。2025年より1年をかけて3つのコンセプトで全国を巡るツアー<lecca Road to 20th Anniversary Live Tour>を経て、2026年4月26日にデビュー記念日を迎え、たどり着いた公演だ。ジャパニーズレゲエの聖地である大阪の地にはleccaのファンが多く、その熱量も高い。10周年記念ツアーも開催された同会場には、大阪だけでなく全国からファンが集結した。 この日はスペシャルゲストとして、RHYMESTER、Spinna B-ILL、JUMBO MAATCH、三浦大知と、leccaと縁が深く、lecca自身がリスペクトするアーティストがお祝いに駆けつけた。またバンドメンバーやDJ、ダンサー陣、スタッフも長年leccaと活動を共にしてきたファミリーたち。まさに彼女が20年の間に築いてきた歴史と人間関係と愛が結実した、宝物のような1日となった。 数日前までダブル台風による悪天気が心配されていたが、当日雨雲は去り、過ごしやすい曇り空で推移した。会場では、早い時間からファンがグッズを求めて長蛇の列を作る。身につけているグッズを見ていると、長くleccaを応援している人が多いことがよくわかった。 開場中を彩るのは、leccaのバックDJを18年間つとめてきたBLAXX aka EAST BLAZEによるDJタイムだ。BLAXXは「今日はマジで特濃のライブなんで! もうすぐlecca出てくるぞ!」と盛り上げ、ジャパニーズレゲエの名曲や大阪のレゲエミュージシャンの楽曲をレコードでプレイ。みるみるうちに会場をレゲエ色に染めていく。特別な1日をファミリー全員で作り上げるという強い絆が、開演前からしっかりと示されていた。 ステージには、この日のイベントと20周年ツアーのロゴがあしらわれたラスタカラーのフラッグが飾られていた。BLAXXが「本日の主役、lecca!」と叫ぶと、YOTA(G)、KUUBO(B)、LUKE(Dr)、Mi3(Key)、DJ DAISHIZEN(DJ)の生演奏で「BIG POPPERのテーマ」が鳴り響く。ダンサーのMAIとSANAEがイベントロゴ入りの旗を大きく振り回すと、真っ赤な衣装に身を包んだleccaが登場。客席からは待ってましたとばかりの大歓声が湧き起こった。 leccaの「よっしゃ、いこう」との言葉から始まったのは「Urban Pirates」。「ようこそいらっしゃいました大阪! 大阪だけじゃないの知ってる。全国から本当にありがとう」と伝えて会場の熱を引き上げると、「Gambling」「GAME」「INFORMER」「Golden Lion」「愛&lie&wine」をショートバージョンで息つく間もなく繋いでいく。1曲ごとに高まるオーディエンスの熱量と一体感は、聞きしに勝る素晴らしさ。開放的な初夏の野音で、全身から“leccaが好きだ”という想いを溢れさせ、後方の芝生エリアまでひとつになって手を振る客席の様子は実に壮観だった。 leccaは20周年を「あまり意識しておらず、長くやってきた感覚もない」と振り返る。「デビューの頃と今やっていることも変わってなくて。1番すごいのは、私のチーム、スタッフ、仲間たちが誰も私を変えようとしなかった。それが全て。途中でいくらでもブレることはできたけど、音楽的には“よくぞ私を違うところに連れていかずにやってくださったな”と思います。そしてそれは、私の曲を聴き続けてくれた皆のおかげ」と感謝を述べる。メジャーの世界で自分のスタイルを貫き通すことができたのは、誰よりも“lecca family”が彼女の個性を大切にし、守り続けてくれたからに他ならない。 続く「前向き」と「Higher」では、「本当によくやってきたよね。上へ上へって目指して。なかなかできることじゃないよ」と聴き手の人生を丸ごと肯定していく。ステージを見つめる誰もが、leccaの包容力に救われていたのではないだろうか。 ここで1組目のゲスト、JUMBO MAATCH(Mighty Jam Rock)が登場。2014年に初コラボした「Vibes Up」を投下すると、会場のボルテージは急上昇。JUMBOはステージを走り回りながら、キレキレのラップを繰り出して躍動する。観客も呼応して笑顔で手を上げ、大盛り上がり。JUMBOは「lecca姐さんおめでとうございます!」と祝福。「こっからまだまだえげつないから、皆楽しんで帰れよー!」と明るく述べてステージを後にした。 「ミソ-gal」「上がるLIFE」「a~i!」「ファミリア!」では、過去にleccaのダンサーをつとめていた努(オンナマタヂカラ)のRUDY-E、HOTTIE CATのMEGU、CHIEがジョイン。現役ダンサーのMAIとSANAEも入れ替わりで楽曲を彩る。努とHOTTIE CATのメンバーがダンサーをしていた時から数年経っても「今の方が輝いてて可愛い!」と女性のエンパワーメントをはつらつと提示。「年齢とかじゃなくて、私たちはまだまだ上がっていけるんだ」というポジティブなエネルギーが会場に広がっていった。 MCでleccaは、胸の中にあるさまざまな想いを伝えていく。葛藤や不安を抱きながら曲を書いていた過去を回顧し、ライブに来てくれたファンの存在にどれほど救われ、支えられてきたかを口にする。「音楽って本当にありがたくて。人生のステージや一緒にいる人が変わっても、“10年前、20年前のあの一瞬、あそこに一緒にいたよね”というその一瞬が、私を20年走らせてる。それってすごいなって。今日もライブをやらせてもらってるけど、今日1日だけのことじゃないんですよ。この後ずっと皆の人生に関わる1日なの。今日の記憶や体験や感動が皆の脳裏に焼き付いて、仕事で落ち込んで家に帰ってトイレとかに入った時、今日焼き付いたその景色が、“何だよ、頑張れよ”って言いにきます。皆が一緒に頑張ってることを忘れないでほしい。私はずっとそうやって、音楽と、音楽を共有させてくれる皆に助けられてきました」と述べて、仲間や大切な人を思う「Memories」「Dear」、懐かしい恋愛ソング「なみだの日」「anata」を丁寧に歌唱した。 2組目のゲストはSpinna B-ILL。自身の楽曲「ライオンの子」を歌いながら勢いよくステージに姿を現すと、「lecca、20周年おめでとう!」とシャウト。そのままSpinna B-ILL、HOME GROWN、RUEED & I-VANをフィーチャーした「One Love」をleccaと共に響かせる。<今日は待ちに待ったleccaの20周年><祝いに来たぜ大阪城野音で!>と歌詞を変えて歌うと、大喝采が巻き起こった。 少しずつ陽が傾いてきた頃、ライブは後半戦へ。衣装チェンジのために一旦ステージをはけたleccaに代わりDJ・BLAXXが登場し、leccaが国内外のアーティストとコラボした楽曲を流して会場の熱を保ち続ける。そして「夢を持ってる人どんだけいますか!」とSean Paulとのコラボ曲「Dream Girl」をプレイ。煌びやかな装飾がついたトップスとデニム姿でステージにカムバックしたleccaは、力強い歌唱で客席を大きく揺らす。そして2010年に九州男をフィーチャリングした「TSUBOMI」を久々に披露。これには観客も大喜びで、気持ちよさそうにリズムに身を任せる。歌い終えたleccaは「「Dream Girl」と「TSUBOMI」は「相手がいなきゃ歌えない曲なんだけど、“今日は特別だからやった方がいいよ”ということでやらせてもらいました。あの時期があって今の時期がある。やるかどうか悩んだ曲だけどやってみました」と微笑んだ。 ここで、10月14日にニューアルバム『Lovers & Dreamers』をリリースすることがアナウンスされた。「私はこれから、40代を50代を元気に強く、明るく逞しく生きていくための曲を作ろうと思っていて。今日は20周年記念ライブをやらせてもらっていますが、20周年が到達点だとは思っておりません。もっともっと上手くなるし、もっとできることがあるはず。“これやりたい”と決めたら習慣が変わるんです。音楽で20年前にそうさせられたんだと思い出したんですけど、今また波が来ちゃって。ヤバい曲書き始めたから、待ってて皆!」と期待を高める。 さらに「実はシークレットゲストがもう1人いるんだ。アルバムに憧れの人が参加してくれたんだよね。この人に憧れてこの歌のスタイル始めたの!」とRYO […]
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