EPISODE · Jul 6, 2026 · 7 MIN
【ライブレポート】澤野弘之、東京・NHKホールにて単独公演開催。2027年に<澤野弘之 × THE SOUND OF GUNDAM – 機動戦士ガンダムUC・NT・HATHAWAY Concert ->開催発表も
from Music News Japan · host keisuke horota
https://barks.jp/news/1076784 澤野弘之が、単独公演<澤野弘之 LIVE [nZk]009>を2026年7月4日に東京・NHKホールにて開催した。本記事では、ライブの模様のオフィシャルレポートをお届けする。 この日のステージには、Laco(EOW)、Eliana、XAI、Benjamin、mpi、NAQT VANE、mizuki(UNIDOTS)、SennaRinが登場。TVアニメ『進撃の巨人』をはじめ、TVアニメ『Fate/strange Fake』、TVアニメ『俺だけレベルアップな件 Season 2 -Arise from the Shadow-』、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』などの楽曲を、ホールならではのスケール感の中で響かせた。 開幕を告げたのは、パーカッシブで不穏なイントロで始まる『進撃の巨人』の劇伴曲「K21」だ。音が鳴り始めると同時に客席から拍手が起こり、バンドが加わると、その拍手はさらに大きくなっていく。サウンドは一気にダイナミックで勇壮なものへと変化。ステージに姿を現した澤野が観客に拍手を促すと、会場は総立ちとなり、ライブ冒頭から熱気に包まれた。重厚な音のうねりがNHKホールを満たす中、Lacoが観客席から登場する。予想外の展開に、観客のテンションは一気に高まった。 熱量を高めながら、『Mecha BREAK』コラボテーマソング「UPGRADE(D)」へ。ソリッドなビートと近未来的なサウンドの上で、Lacoはラップを交えた切れ味鋭いボーカルを放つ。ステージを左右に動きながら腕を掲げ、会場をアジテート。序盤から観客も熱く呼応していく。続く「red」(TVアニメ『Fate/strange Fake』)では、赤い照明のもと重心の低いバンドサウンドの中に魂を込めたような歌声を弾き出し、さらに「Hands Up to the Sky」(TVアニメ『86―エイティシックス―』)では、ゆったりとしたテンポの中で伸びやかなメロディを丁寧に歌い上げる。熱量で押し切るだけではなく、曲の奥にある繊細な感情まで届けられるところに、Lacoのボーカリストとしての懐の深さが表れていた。 Elianaのブロックでは、澤野サウンドの肉体性がより鮮やかに浮かび上がる。スパンコールがきらめくゴージャスな衣装で登場した彼女は、ゲーム『甲鉄城のカバネリ -乱- 始まる軌跡』の「S_TEAM」で「みんな一緒に!」とコーラスを求めながら、ソウルフルな歌声を響かせた。海外で“澤野ドロップ”と呼ばれている、一瞬の静寂から激しいサウンドへ移行する展開もダイナミックに鳴り、楽曲の荒々しさと高揚感をさらに増幅させていく。TVアニメ『Re:CREATORS』の「BRAVE THE OCEAN」では、イントロから切れ味のあるアコースティックギターのコードストロークが響き、バイオリンの抒情的な旋律、重心の低いベース、疾走感のあるビートが絡み合う。Elianaは伸びやかなハイトーンを轟かせ、熱いフェイクも交えながら、バンドのダイナミックなアンサンブルと渡り合った。続く「ёmot1on」では、ソウルフルな歌声をホールいっぱいに響かせ、無機質さと人間味がせめぎ合う澤野の楽曲らしいコントラストを描いた。 XAIのパートでは、空気感が変わる。映画『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』の「LEMONADE」は、爽やかさと切なさを併せ持つポップナンバー。グルーヴィなサウンドに自然とクラップが起こり、観客も身体を揺らす。XAIの鋭く伸びやかな歌声は、バンドサウンドの中に芯の強さを加え、後半のサビ前には「渋谷いくよ!」と客席を煽った。さらに、TVアニメ『ギルティクラウン』の「Rё∀L」が久しぶりにライブで演奏され、ギターカッティングから始まり、アッパーなビートに合わせて澤野のピアノも躍動していく。浮遊感のある音像と緊張感を孕んだリズム、民族音楽的な香りも漂うサウンドの中で、XAIは伸びやかに歌った。そしてTVアニメ『甲鉄城のカバネリ』「ninelie」。幻想的なシンセからピアノへとつながり、儚く響くバイオリン、会場を揺らすほどのヘヴィなバンドサウンドが重なる。『甲鉄城のカバネリ』エンディングテーマとして知られるこの曲を、XAIは憂いと説得力のある歌声で全力で解き放った。 Benjaminとmpiのブロックは、ライブに重厚な陰影を刻み込む時間となった。TVアニメ『俺だけレベルアップな件 Season 2 -Arise from the Shadow-』の「SHADOWBORN」では、低くうねるビートとダークな音像の中で、壮大なサウンドスケープをステージに描く。澤野のピアノもどこか物悲しく、それでいてダイナミックに会場へ放たれていった。TVアニメ『甲鉄城のカバネリ』「Warcry」では、mpiがイントロで「Are You ready?」と煽ると、客席から拍手が発生。途中、Benjaminとmpiが向かい合って歌う場面もあり、推進力のあるリズムとボーカルの熱がぶつかり合う。2人で同曲を歌うのは初めてということもあり、MCでは過去のライブでの思い出も語られた。そしてTVアニメ『進撃の巨人』「Call your name」では、抒情的なピアノのイントロから、2人の歌声が重なり、楽曲のエモーショナルさをさらに引き出していく。澤野らしい静と動のコントラストが見事なバラードであり、ダイナミックなサウンドの奥にある叙情性こそ、澤野音楽の核なのだと感じさせる場面だった。 中盤で大きなスパイスとなったのが、NAQT VANEの登場だ。事前に出演がアナウンスされていない中、ボーカルのYunoaと7名のパフォーマーが姿を現すと、会場には驚きの空気が広がった。『仮面ライダーゼッツ』主題歌「VISIONS」では、鋭いグルーヴに合わせて一糸乱れぬパフォーマンスを披露。これまでの澤野のライブにはなかった、ダンサーのいるステージは新鮮であり、澤野の幅広い魅力を証明するものとなった。「GREENLIT」では、緩急をつけながら都会的なサウンドで高揚感を誘い、「Pi-Po」ではソリッドなダンスビート、鋭いラップ、伸びやかな歌声が中毒性を生む。パトカーのサイレンを模したサビの振り付けもキャッチーで、観客の視線を強く惹きつけた。澤野弘之の音楽活動の中でNAQT VANEが担っている現在進行形のモード、そしてライブ表現の新たな可能性を示すブロックとなった。 NAQT VANEのダンサブルなブロックを経て、ステージはmizukiのパートへ。長く澤野と活動をともにしてきた彼女の声には、1音で楽曲の景色を立ち上げる強さがある。『銀河英雄伝説 Die Neue These』の「CRY」では、伸びやかな凛とした歌声に思わず息を呑む。ステージには上下に伸びた光が無数に現れ、幻想的な景色が作り上げられた。TVアニメ『86―エイティシックス―』の「LilaS」では、澤野が手がけた数々の名バラードの中でも屈指の美しさと清らかなメロディを、mizukiが圧倒的な表現力で歌い上げる。観客たちも視線をステージから外すことができない。MCでは、mizukiが<LIVE [nZk]002>から参加していることに触れながら、澤野とともにこれまでのライブの思い出を語り合う、アットホームな場面もあった。さらにTVアニメ『アルドノア・ゼロ』の「Keep on keeping on」では、イントロから拍手が起こり、伸びやかで説得力にあふれる歌声が、放射線状のレーザーとともに放たれた。 終盤を担ったSennaRinは、ライブに深い陰影と映画的な緊張感をもたらした。澤野がプロデュースするSennaRinは、TVアニメ『Fate/strange Fake』の「SYRINGE」ではイントロから澤野のピアノとともに深みのある歌声で会場を掌握。少ない音の中で感情の機微を歌声で表し、『機動戦士ガンダム […]
Embed this episode
Ready to play
【ライブレポート】澤野弘之、東京・NHKホールにて単独公演開催。2027年に<澤野弘之 × THE SOUND OF GUNDAM – 機動戦士ガンダムUC・NT・HATHAWAY Concert ->開催発表も
No transcript for this episode yet
Similar Episodes
No similar episodes found.
Similar Podcasts
No similar podcasts found.