EPISODE · Aug 11, 2026 · 30 MIN
日本のスタートアップ調達12%増、SakanaAIを除けば2%
from This is 令和スタートアップ · host Yusuke Asakura
日本のスタートアップの資金調達総額は、2026年上半期に3779億円。前年の同じ時期に集計した数字と比べて12%増えました。ところが、この「増加」を市場の回復と読むと、おそらく判断を誤ります。増えた391億円のほとんどは、ごく少数の大型案件が生んだものだからです。今回は、スピーダが公開した速報記事「総額増の裏で深まる選別」を叩き台に、日本の資金調達動向を朝倉と森が読み解いていきます。50億円以上の調達に資金が集中する構図、縮小したシリーズC、ディープテックと産業特化型AIが並ぶ上位20社の顔ぶれ、ファンド組成とEXITの状況。さらに、事業再編を経た企業の調達をどう数えるのか、子会社の売却が「資金調達」として現れてしまうのはなぜか──集計の現場でしか見えない「スタートアップの定義」という難問にも踏み込んでいます。前回までのアメリカ・欧州編と合わせて聴くと、日本の位置がより立体的に見えてくるはずです。▼ 今回のトピック・総額3779億円、前年同時期の集計比で12%増──ただし観測ラグを踏まえて読む必要がある・50億円以上を調達した企業は4社から9社へ倍増。増加額435億円が全体の増加額391億円を上回る・最大の調達案件を除くと、市場全体の伸びはわずか2%にとどまる・「調達社数が減っている」という直感は正しいか。過去10年の推移と、集計時点をそろえて見ることの重要性・シリーズCへの資金は24%減。設立10年未満は9%減にとどまる一方、10年以上では73%減・調達額上位20社の顔ぶれ──AI基盤モデル、自動運転、核融合、宇宙、ヒューマノイド、そしてウイスキー・SaaSはどこへ行ったのか──ビジネスモデルとしてのSaaSと、自社をどう名乗るかという自己認識の話・日本のAI投資は基盤モデル開発ではなく産業実装へ。アメリカとは異なる経路をたどっている・大型調達を支えた国内独立系VCと、事業法人による直接投資・新設ファンドは前年並みの79本。金額の判明していない案件が多く、実態は数字より読みにくい・EXITはM&A件数が増加する一方、スタートアップのIPOは14件で前年同期を下回る▼ 参考文献8/24【解説セミナー】2026年上半期 Japan Startup Finance- スタートアップ資金調達動向 -https://jp.ub-speeda.com/seminar/20260824_cfcd/スピーダスタートアップ情報リサーチhttps://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/総額増の裏で深まる選別――2026年上半期スタートアップ資金調達動向https://initial.inc/articles/japan-startup-finance-2026h1夢(boy)https://open.spotify.com/intl-ja/track/5gIRJeV5Du8T0TTyw2lLb8?si=5e7615367b2d493e▼ 番組のフォローをお願いします。最新回を見逃しません。 リスナーコミュニティ(LINEオープンチャット): https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA 話してほしいテーマの募集: https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8※本番組の切り抜き・文字起こし・引用は、出典を明記のうえご自由にどうぞ。
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