EPISODE · Aug 14, 2026 · 19 MIN
少数者の声が常識を壊すノベーション(1936回)
from 残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか" · host kotaro zamma
東洋製罐グループホールディングス 会長の大塚 一男(おおつか いちお)さんの言葉にイノベーションの真髄を頂きました曰く"多分三分の一くらいの人しか賛同されてないと言うことかもしれないけど、それは無視できないんじゃないかなと思うんですよね。いろんな人がいるわけですよね。特にハンデキャップを背負った方たちとか、高齢者とか、そういう人たちにもやっぱ便利していきたいわけですね。例えばちょっと例がちょっとあれかもしれませんけど、マッチっていうのは両手でないと、つけらないですよね。片手の人って難しいですよね。だけど、 100円ライターは片手で付けられますよね。それはハンディキャップの人が便利なだけではなくて、やっぱり健常者も便利なわけでやっぱりそのハンデ背負ってきた人たちが、便利になることが、実は世の中みんなが便利になると言うこと。"ここから私は思いました1、最も痛みの強い人から始める2、多数決ではなく、パッションの強さ3、少数者の声が常識を壊す1、最も痛みの強い人から始める昔、QC活動をやっていた時に、パレート図を使って、まずはたくさんクレームがあったり、声がたくさんあがっているところから、手をつけていこう、ということをよくやっていましたその延長線上で、イノベーションを考える時も、つい「より多くの人が困っていること」を探そうとしてしまうのかもしれないと思いますパレート図は「全体への影響が大きいところ」を見るけれども、イノベーションは「たった一人でも、痛みが深いところ」を見る。そんな違いがある気がしました。最も強く困っている人を見る。片手しか使えない人、高齢者、障害を持つ人。多数の人にとっては小さな不便でも、ある人にとっては「できない」という大きな壁になることがある。その最も強い痛みの中にこそ、まだ誰も解決していない課題が隠れているのかもしれないなと思いましたここに、改善型のビジネスと、創発型のビジネスの違いがあるのかもしれないとも思いました2、多数決ではなく、パッションの強さ大塚さんの「三分の一くらいの人しか賛同されてないと言うことかもしれないけど、それは無視できない」という言葉が、とても印象に残りました。とかく企業や組織の中での、GO or NO GOの意思決定は、わかりやすさと効率性から、多数決に流されることもままある気がしますしかしながら、イノベーションは、ピーターティールの言葉を借りるなら、「賛成する人がほとんどいない、大切な真実」にこそ、出現するじゃあ何を基準に判断するんだ?と問われたら、私は、そこに熱量があるか、ということに尽きるかと思いますどうしても、これをやるんだ!誰が反対しても、たとえ、この組織でできなかったとしても、私ははやり遂げて見せる!くらいの熱量があるかどうか。それが最も大切な気がしますそして、もしそれがあるのだとしたら、あとはそれを汲み取ることができる組織としての仕組みがあるかまたはリーダーがそういう判断ができるイノベーションの本質をわかっている素養がある人なのかにかかってくるような気がしました3、少数者の声が常識を壊す今は基本的には、見えているニーズには、ほとんど誰かがソリューションを作られている時代だと思いますだからこそ、新しいイノベーションを創発するためには、みんなが、それでいいと思っていること、当たり前だと思っていることつまりそれは、人間が抗うことができないバイアス、その中にこそ、新しいイノベーションの種があるということかと思いますそれが見えているかもしれない、少数の人たちを現場100回で見つけ出し、もしかして我々が思っていたことって、実は間違っていたのではないか、もっと違う世界があってもいいのではないかということに気づかせてもらえるかどうかということが大切と思いますつまり少数者の声は、多数者には見えなくなっている、社会の中の無意識の前提を教えてくれる可能性があるそして、その前提を壊すことで新しいものが生まれる。ここに、イノベーションの本質があるのではないかと思いました多数者の中に答えを探すのではなく、少数者の声から、多数者が気づいていない常識のバイアスを発見し、その常識を壊すことで、新しい世界をつくる。一言でいうと、少数者の声が常識を壊すノベーション。そんな話をしています。参考: カンブリア宮殿2026年8月13日放送 世界初!日本初!を連発 知られざる巨大黒子企業https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/smp/backnumber/2026/0813/
Embed this episode
NOW PLAYING
少数者の声が常識を壊すノベーション(1936回)
No transcript for this episode yet
Similar Episodes
No similar episodes found.
Similar Podcasts
No similar podcasts found.