EPISODE · Jun 9, 2026 · 15 MIN
【生成AI】こそこそ患者情報をAIに入れていませんか?
from おうちで診る医療|名古屋発!ごうホームクリニックの在宅医療ポッドキャスト · host Go Ito
「先生のクリニックでは、うちの親の情報、ChatGPT に入れたりしていませんか」。最近、ご家族からこんなご質問が静かに増えてきました。AI で文書を作る動きは、訪問診療クリニックだけでなく、訪問看護ステーション、訪問服薬指導をしている薬局、ケアマネ事業所、訪問介護事業所まで、在宅医療を支える現場全体に広がっています。便利です。本当に便利です。でもその AI に、患者さんの情報がどこに送られて、誰の手に渡るかが説明されないまま使われているとしたら、それは「こそこそ AI 利用」と呼んでいい状態かもしれません。国は医療情報の取り扱いについて、複数のガイドラインを示しています。代表的なのが、いわゆる「3省2ガイドライン」と呼ばれる、厚生労働省・経済産業省・総務省の3省が示す体系です。医療・ヘルスケア分野における生成 AI 利用ガイドラインや、ヘルスケア生成 AI 活用ガイドといった、生成 AI に特化した指針も近年公表されています。これらが共通して示しているのは、AI を医療業務で使うこと自体は禁じられていないが、入力情報が AI の学習に使われない契約、国内リージョン処理、医療情報を扱うための正式な契約類型、職員別の追跡、患者同意までを揃えてはじめて「業務利用」が成立するという考え方です。この資料では、ご家族と現場の支援者(ケアマネジャー・訪問看護師)の双方が、在宅医療の AI 利用について押さえておきたい実践知を、3つの観点で整理します。①これはクリニックだけの話ではなく、訪問看護ステーション・薬局・ケアマネ事業所など連携先全体に等しく適用される責任であること、②現場で起きている「見えないリスク」の正体(情報の行き先・追跡・同意の3点)、③患者さんとご家族が事前面談で聞いてよい5つの質問。「在宅医を選ぶ視点」のひとつとして、AI の取り扱いを問うことは、これからの時代の当然のチェックポイントになります。
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