EPISODE · Jul 5, 2026 · 2 MIN
【速レポ】<京都大作戦2026>HEY-SMITH、「今日リベンジしてもいいですか?」
from Music News Japan · host keisuke horota
https://barks.jp/news/1076396 さらに激しさを増したんじゃないかと思えるくらい大雨の中、オンステージしたHEY-SMITHが見せつけたのは、ライブの現場に人生をかけてきたバンドマンと観客の人間力と、そんな連中が年に一度、一堂に会する<京都大作戦>の底力だった。 「めっちゃくちゃ雨やんか! おまえら全部あきらめろ!」 猪狩秀平(G, Vo)は開口一番、そう観客に語りかけた。つまり、人間らしい姿で帰ろうなんて思わず、とことん暴れたおして、ずぶ濡れ、泥まみれになって楽しんでいけと言っていたのだと思うが、その時、源氏ノ舞台に集まった観客はすでにその覚悟を決めていた。 なぜなら、まずは自分達が観客にその姿を見せなければとホーン隊のブローがいきなり炸裂する1曲目の「Living In My Skin」から、いつも以上にエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げるステージの6人に対して、観客達もまたいつも以上の熱狂ぶりで応えていったからだ。 「新曲を1曲持ってきたぜ!」と披露した最新曲の「Voodoo Go To Zoo」。ダンサブルでアンセミックなサビとブレイクダウンを持つスカコアナンバーだが、我に返るスキを与えないそんな目まぐるしい展開にも観客はしっかり食らいついていく。 「わかってるよ」と猪狩はそんな観客に語りかける。「踊れって言われても、こんなに雨が降ってたら無理だよな。でも、無理な状況でやっていくのが<京都大作戦>ちゃうんか」 きっと観客を鼓舞するつもりで、そう続けたのだろう。その瞬間、おもしろいことが起こった。観客の間から言葉にならない唸り声が沸いたのだ。そこには「無理だよな」と言われたことに対する、おいおい、ちょっと待てという観客の気持ちが滲んでいたように感じられた──と思ったのは、「行けー!!」という猪狩の言葉に鼓舞されたのか、それとも「だったら見せてやろうじゃないか」と思ったのか、猪狩のMCを境に観客の盛り上がり方がさらに激化したように見えたからだ。 「ありがとう。ほんまようやっとるわ。すごいな。わかってるで。しんどいやんな。でも、しんどい時を乗り越えるのが<京都大作戦>。1曲だけ休憩しようか」とエモいポップナンバー「Summer Breeze」を演奏する前に、そう語りかけた猪狩に対して、「まだまだ行けるぞ。休憩だなんて、猪狩こそしんどいんじゃないか」とでも言いたげに声を上げた猛者も何人かいたようだが、大丈夫。HEY-SMITHは、それまでのエネルギッシュなパフォーマンスを凌駕する劇的な2曲を準備していた。 「ここに来ると、思い出すねんな」 猪狩は7年前、肺を病んでしまったため、<京都大作戦>に出られなかった時のことを語り始めた。 「その時はHEY-SMITHが出演するはずだった日に出演していたバンドがちょっとずつ俺達の曲を演奏して、その様子を10-FEETがテレビ電話で繋いでくれた。それを病室で見てたんだけど、うれしかった反面、一緒に演奏できないことが悔しかった。何年経っても、悔しいと思うから、今日、リベンジしてもいいですか?」 それまで猪狩の話をじっと聞いていた観客が、猪狩が続けた言葉に声を上げた。 「大事な曲を、あの時演奏してくれた先輩とやりたい。SUGAさん!」 ギターとともにオンステージしたdustboxのSUGA(Vo, G)と一緒に演奏したのは、再会を誓うエモいロックナンバー「Goodbye To Say Hello」。そして、「もう1曲やりたい」と猪狩がステージに迎えたのは、coldrainのMasato(Vo)、Y.K.C(G)、Sugi(G)の3人。 「前から仕込んでたわけじゃないぜ」という猪狩の言葉にちょっとびっくり。「やっぱり悔しい」と思い、昨日、SUGAとcoldrainの3人に話を持ち掛けたところ快諾してもらえたのだそうだ。猪狩をはじめ、そんなサプライズを衝動的にやってのけてしまったところに冒頭に書いたバンドマンの人間力と、そんな奇跡に近いサプライズが実現してしまうところに<京都大作戦>の底力を感じずにいられなかった。 HEY-SMITHがcoldrainの3人と演奏したラストナンバーはアンセミックなメロディックパンクナンバー「California」。それに対する観客のモッシュとサークルピットは、もちろん熱狂を物語っていたけれど、そこには「California」の曲調とあいまって、それまでのバンドと観客のぶつかり合いを思わせる激しさとは違うピースフルな空気が満ちていたように感じられた。 「coldrainありがとう! SUGAさんありがとう! 10-FEETありがとう!」猪狩の快哉がHEY-SMITHによる渾身のステージを締めくくった。 文◎山口智男写真◎HayachiN セットリスト1.Living In My Skin2.Say My Name3.Be The One4.Voodoo Go To Zoo5.I’m In Dream6.Endless Sorrow7.Fellowship Anthem8.Inside Of Me9.Summer Breeze10.Goodbye To Say Hello11.California ◾️<京都大作戦2026 ~夏フェスキックオフ!情熱のパスを繋ぎな祭~> […]
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https://barks.jp/news/1076396 さらに激しさを増したんじゃないかと思えるくらい大雨の中、オンステージしたHEY-SMITHが見せつけたのは、ライブの現場に人生をかけてきたバンドマンと観客の人間力と、そんな連中が年に一度、一堂に会する<京都大作戦>の底力だった。 「めっちゃくちゃ雨やんか! おまえら全部あきらめろ!」 猪狩秀平(G, Vo)は開口一番、そう観客に語りかけた。つまり、人間らしい姿で帰ろうなんて思わず、とことん暴れたおして、ずぶ濡れ、泥まみれになって楽しんでいけと言っていたのだと思うが、その時、源氏ノ舞台に集まった観客はすでにその覚悟を決めていた。 なぜなら、まずは自分達が観客にその姿を見せなければとホーン隊のブローがいきなり炸裂する1曲目の「Living In My Skin」から、いつも以上にエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げるステージの6人に対して、観客達もまたいつも以上の熱狂ぶりで応えていったからだ。 「新曲を1曲持ってきたぜ!」と披露した最新曲の「Voodoo Go To Zoo」。ダンサブルでアンセミックなサビとブレイクダウンを持つスカコアナンバーだが、我に返るスキを与えないそんな目まぐるしい展開にも観客はしっかり食らいついていく。 「わかってるよ」と猪狩はそんな観客に語りかける。「踊れって言われても、こんなに雨が降ってたら無理だよな。でも、無理な状況でやっていくのが<京都大作戦>ちゃうんか」 きっと観客を鼓舞するつもりで、そう続けたのだろう。その瞬間、おもしろいことが起こった。観客の間から言葉にならない唸り声が沸いたのだ。そこには「無理だよな」と言われたことに対する、おいおい、ちょっと待てという観客の気持ちが滲んでいたように感じられた──と思ったのは、「行けー!!」という猪狩の言葉に鼓舞されたのか、それとも「だったら見せてやろうじゃないか」と思ったのか、猪狩のMCを境に観客の盛り上がり方がさらに激化したように見えたからだ。 「ありがとう。ほんまようやっとるわ。すごいな。わかってるで。しんどいやんな。でも、しんどい時を乗り越えるのが<京都大作戦>。1曲だけ休憩しようか」とエモいポップナンバー「Summer Breeze」を演奏する前に、そう語りかけた猪狩に対して、「まだまだ行けるぞ。休憩だなんて、猪狩こそしんどいんじゃないか」とでも言いたげに声を上げた猛者も何人かいたようだが、大丈夫。HEY-SMITHは、それまでのエネルギッシュなパフォーマンスを凌駕する劇的な2曲を準備していた。 「ここに来ると、思い出すねんな」 猪狩は7年前、肺を病んでしまったため、<京都大作戦>に出られなかった時のことを語り始めた。 「その時はHEY-SMITHが出演するはずだった日に出演していたバンドがちょっとずつ俺達の曲を演奏して、その様子を10-FEETがテレビ電話で繋いでくれた。それを病室で見てたんだけど、うれしかった反面、一緒に演奏できないことが悔しかった。何年経っても、悔しいと思うから、今日、リベンジしてもいいですか?」 それまで猪狩の話をじっと聞いていた観客が、猪狩が続けた言葉に声を上げた。 「大事な曲を、あの時演奏してくれた先輩とやりたい。SUGAさん!」 ギターとともにオンステージしたdustboxのSUGA(Vo, G)と一緒に演奏したのは、再会を誓うエモいロックナンバー「Goodbye To Say Hello」。そして、「もう1曲やりたい」と猪狩がステージに迎えたのは、coldrainのMasato(Vo)、Y.K.C(G)、Sugi(G)の3人。 「前から仕込んでたわけじゃないぜ」という猪狩の言葉にちょっとびっくり。「やっぱり悔しい」と思い、昨日、SUGAとcoldrainの3人に話を持ち掛けたところ快諾してもらえたのだそうだ。猪狩をはじめ、そんなサプライズを衝動的にやってのけてしまったところに冒頭に書いたバンドマンの人間力と、そんな奇跡に近いサプライズが実現してしまうところに<京都大作戦>の底力を感じずにいられなかった。 HEY-SMITHがcoldrainの3人と演奏したラストナンバーはアンセミックなメロディックパンクナンバー「California」。それに対する観客のモッシュとサークルピットは、もちろん熱狂を物語っていたけれど、そこには「California」の曲調とあいまって、それまでのバンドと観客のぶつかり合いを思わせる激しさとは違うピースフルな空気が満ちていたように感じられた。 「coldrainありがとう! SUGAさんありがとう! 10-FEETありがとう!」猪狩の快哉がHEY-SMITHによる渾身のステージを締めくくった。 文◎山口智男写真◎HayachiN セットリスト1.Living In My Skin2.Say My Name3.Be The One4.Voodoo Go To Zoo5.I’m In Dream6.Endless Sorrow7.Fellowship Anthem8.Inside Of Me9.Summer Breeze10.Goodbye To Say Hello11.California ◾️<京都大作戦2026 ~夏フェスキックオフ!情熱のパスを繋ぎな祭~> […]
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