EPISODE · Oct 25, 2025 · 18 MIN
ウィーナーのサイバネティクス思想: ― 制御と自由について
from 『芦田の毎日』 · host Hironao Ashida
この芦田先生の記事は、ノーバート・ウィーナーのサイバネティクス思想の概要と、それが文化論、文明論、そして世界観にどのように応用されるかを論じています。サイバネティクスとは、「操舵者」を意味するギリシャ語に由来し、もともとは動物と機械における制御と通信の理論として第二次世界大戦前後に登場しました。この思想の中核は、制御可能な変数と制御不可能な変数という二つの要素を通じて世界を捉えることにあり、船の操舵の例を用いて、制御できないもの(風や波)を制御できるもの(舵や動力)を使って相対的に支配する原理が説明されています。この制御の能力はウィーナーによって**「自由」と見なされ、サーモスタットや自動ドアといった身近な例から、人間の思考や行動主義に至るまで、「フィードバック」という概念を通じてその応用が考察されています。最終的に、ウィーナーのサイバネティクスは、人間と機械の区別を不要とする刺激的な思想であり、現代の人工知能論の原型**にもなっていると指摘されています。
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