EPISODE · Jun 13, 2025 · 6 MIN
ウーシアの変遷、デカルトの主観、サイバネティクス
from 『芦田の毎日』 · host Hironao Ashida
この文章は、古代ギリシャ哲学の「ウーシア」概念が、ラテン中世から近代にかけてどのように変容し、その本来の意味が失われていったかを概観しています。特に、「ウーシア」が「essentia(本質)」として訳され、「existentia(実存)」との対立の中で捉えられるようになった経緯を説明し、サルトルの実存主義にもその影響が及んだことを指摘しています。さらに、デカルトによる「主観(subject)」の登場が、essentiaとexistentiaの対立を統合し、真理の根拠が「救いの確実性」から「私の確実性」へと移行したことを論じています。このデカルト的な「確実性」が、後の行動主義やサイバネティクスにおける学問統合の動機となったと述べています。最終的に、ウィーナーのサイバネティクスが、主観の確実性に立脚した「一致」論を超え、「実際の行動」に基づく「システム」という新たな外部を見出したことが示されています。
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