EPISODE · Jun 4, 2026 · 4 MIN
「引継ぎできずに休職した…」ほんとに全部自分の責任?
from こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast · host 適応障害・休職相談室|つじもとともみ
ゆるリワークの辻本智美です。今日はSNSで見かけた投稿に、勝手にアンサーしてみたいと思います。その投稿には、「20代から勤めてきた公務員。適応障害の診断で休職中。引継ぎもできず突然休職してしまい、今はただ申し訳ない気持ちと罪悪感でいっぱいです」と書かれていました。この投稿を見て、「自分も同じだった」と思った方もいるのではないでしょうか。私はこれまで、精神科病院やリワーク支援の現場でたくさんの休職者の方と関わってきました。その中で本当によく聞く言葉があります。それは、「みんなに迷惑をかけた」「引継ぎもできなかった」「自分が弱かった」「全部、自分のせいです」という言葉です。責任感が強い人ほど、そう考えてしまいます。でも今日は、そんな方にひとつお伝えしたいことがあります。それは、休職に至った理由を「自分だけの責任」にしないでほしいということです。例えば、「もっと早く相談すればよかった」「無理をしすぎた」「限界になる前に休めばよかった」こうした部分は、確かに自分の要因かもしれません。でも、それだけだったでしょうか。相談しにくい雰囲気を出していた上司はいなかったでしょうか。「しんどいです」と伝えたのに、仕事を減らしてもらえなかったことはなかったでしょうか。「もう少し頑張ろう」「今は忙しいから」と言われて、無理を続けることになったことはなかったでしょうか。もしそうなら、そこには上司や職場側の要因もあります。さらに、繁忙期だった。人手不足だった。退職者が続いていた。異動や組織変更があった。そんな職場環境の要因もあるかもしれません。ところが、自責が強い人は、自分の要因も、上司や職場側の要因も、環境の要因も、全部まとめて自分の責任にしてしまいます。本当は、自分が3割。上司や職場側が3割。職場環境が4割。かもしれません。もちろん割合に正解はありません。でも、100%自分だけが悪いということは、ほとんどないんです。引継ぎができなかったことも同じです。もし本当に余裕があったなら、あなたは引継ぎをしたと思うんです。責任感があって、真面目で、周りを大切にする人だからです。それでもできなかった。ということは、その時のあなたは、もう限界だったのではないでしょうか。だから、「申し訳なかったな」という気持ちはあってもいいんです。でも、「全部自分が悪い」という結論まで行かなくてもいい。もし今日、引継ぎできなかったことを思い出して苦しくなったなら、こんな問いを自分に向けてみてください。「休職に至った理由は、本当に100%自分だけだっただろうか」少しだけ罪悪感を軽くしてくれるかもしれません。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com
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