こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast podcast artwork

PODCAST · health

こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast

3つの国家資格を持つ専門家 公認心理師×作業療法士×精神保健福祉士 SNSで適応障害で休職中の方の悩みを見ると、「大丈夫ですよ」と言って回りたくなるので、このアカウントで、勝手にアンサーすることにしました。 適応障害で休職中の方に、在宅ですぐに始められるオンラインリワークを提供しています。🍀通院先を変えずに受講できます🍀休職中のご相談はリンクから 🍀産業医からもご紹介いただいています yururiwork.substack.com

Publisher-supplied feed metadata · PodParley refreshed Jun 12, 2026 · Source feed

  1. 31

    産業医面談で緊張する人へ 「復職したい」は言って大丈夫です

    ゆるリワークの辻本智美です。今日は、SNSで「産業医面談で何を話したらいいかわからない」「本当はまだ自信がないので、復職したいと言っていいのか迷う」という投稿を見かけたので、勝手にアンサーしてみます。復職面談って緊張しますよね。休職中の方とお話していると、「まだ完璧に回復したわけじゃないし」「また調子を崩したらどうしよう」「自信がありますって言えない」という声をよく聞きます。確かにそうなんですよね。休職中は、仕事から離れて過ごしているので、「本当に働けるのかな」という不安があって当然です。だから産業医面談で「復職したいですか?」と聞かれたときに、「はい!」と自信満々に答えられない人も少なくありません。でも、ここで知っておいてほしいことがあります。それは、「自信があるかどうか」と「復職したいと思っているかどうか」は別だということです。もしあなたが、不安はあるけれど、復職したいと思っているなら、「復職したいと思っています」と答えて大丈夫です。実際、復職する人の多くは、100%の自信があるわけではありません。行動する前から自信を持てる人は少ないんですよね。むしろ、行動した経験によって、少しずつ自信がついていくことの方が多いです。なので、「不安はありますが、復職したいと思っています」という答え方でも十分です。また、「再発せずに働けますか?」というような質問をされることもあります。でも正直なところ、誰にも未来のことはわかりません。大事なのは、再発しないと断言することではなく、再発予防のために何をするかを説明できることです。例えば、「睡眠時間を優先するようにしています」「調子が悪くなったら早めに主治医へ相談します」「休日も生活リズムを整えるようにしています」「抱え込みやすいので、上司に相談することを意識します」などですね。産業医の先生も、未来を言い当ててほしいわけではなく、自分の状態を理解していて、再発予防の準備ができているかを確認したいことが多いんです。なので、復職面談の前に、・復職したい理由・今できるようになったこと・再発予防として取り組んでいることこの3つを整理しておくと安心です。全部うまく答えようとしなくても大丈夫。少し言葉につまっても大丈夫。産業医面談は試験ではありません。今の自分の状態を一緒に確認する場です。だから、自信がないことを責める必要はありません。不安があっても、復職したいと思っているなら、その気持ちは素直に伝えていいんですよ。このアカウントでは、SNSで見かけた適応障害やうつ病で休職中の方の不安や、復職への悩みについて、復職支援の専門家として勝手にアンサーしています。平日夜9時半ごろ配信していますので、また聞きに来てくださいね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  2. 30

    同じことをぐるぐる考えてしまう人へ うつを長引かせる反芻思考とは

    ゆるリワークのつじもとともみです。今日は、「反芻思考(はんすうしこう)」についてお話ししたいと思います。休職中の方や、うつ病・適応障害で療養中の方から、こんなお話を聞くことがあります。「あの時、違う言い方をしていればよかった」「なんで自分はあんな失敗をしたんだろう」「復職しても、また同じことになるんじゃないか」そして気が付くと、同じことを何時間も考えている…。そんな経験はないでしょうか。実はこれ、「反芻思考」と呼ばれる状態かもしれません。反芻という言葉は、牛が一度食べたものを何度も噛み返すことから来ています。心理学では、過去の失敗や悩みを何度も繰り返し考え続けてしまう状態を反芻思考と呼びます。ここで大切なのは、反芻思考と問題解決は違うということです。問題解決は、考えた結果として次の行動が決まります。例えば、「睡眠リズムが乱れているから、今日は23時に寝よう」「運動不足だから散歩を始めよう」というように、考えた後に行動につながります。一方で反芻思考は、「なぜ自分はこうなんだろう」「なんであんなことになったんだろう」「もしあの時こうしていたら」と考え続けるのですが、なかなか答えが出ません。まるで頭の中で同じ映画を何度も再生しているような状態です。特に真面目な方、責任感の強い方、頑張り屋さんほど陥りやすい印象があります。「原因を見つけなければ」「反省しなければ」と思うあまり、考え続けてしまうのです。しかし研究では、反芻思考はうつ病の症状の一つであるだけでなく、うつ症状を長引かせる要因にもなることがわかっています。最近の脳科学の研究では、反芻思考が強い人では、デフォルトモードネットワークと呼ばれる脳のネットワークが過剰に働いていることが報告されています。少し難しい言葉ですが、簡単に言うと、自分自身や過去の出来事について考える時に働く脳の回路です。うつ状態になると、この回路が働きすぎてしまい、気が付くと同じことを何度も考えてしまうのです。つまり反芻思考は、「気持ちの弱さ」や「性格の問題」ではありません。脳の働きとも関係している現象なのです。だからこそ、「考えないようにしよう」と頑張る必要はありません。むしろ、「あ、また頭の中でぐるぐる考えているな」と気づくことが大切です。認知行動療法では、まず気づくことを重視します。気づいたら、散歩をするストレッチをする洗い物をする読書をする人と話すなど、現実の活動に注意を向けていきます。頭の中から、今ここへ戻ってくるイメージです。考えることをやめるのではなく、考える以外の時間を増やしていく。それが反芻思考との上手な付き合い方です。もし今、頭の中で同じことを繰り返し考えていることに気づいたら、「また反芻思考が始まったな」と少し距離を取って眺めてみてください。それだけでも回復への大切な一歩になります。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  3. 29

    気づいたら25年が過ぎていました

    先日、看護学生さん向けに「精神科の作業療法士」について講義をしました。その準備で経歴を振り返っていて気づいたのですが、私、今年で精神科領域26年目でした。もともとは、子育て中に新聞で発達障害のあるお子さんの記事を読んで、「何か役に立てる仕事がしたい」と思ったのが作業療法士を目指したきっかけでした。当時は子どもに関わる仕事をイメージしていました。でも実際に就職したのは、自宅の近くにあった精神科病院。子育て中だったので、家から近いというのが理由でした。今振り返ると、その選択が人生を変えた気がします。精神科の仕事は、その人らしさを取り戻すお手伝いができる仕事でした。休職した方が少しずつ元気を取り戻したり、働く自信を取り戻したり、自分らしい生活を取り戻したり。そんな場面にたくさん立ち会わせてもらいました。気づけば25年。最近は、その経験を少しずつ言葉にして残していきたいと思っています。今はリワーク通信講座も制作中です。人生って、本当に何が自分に合うかわからないものですね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  4. 28

    夜中のワールドカップ観戦に要注意

    サッカー好きの方にとって、ワールドカップは特別なイベントですよね。「日本代表をリアルタイムで応援したい!」その気持ちはよくわかります。でも、休職中や復職準備中の方は少しだけ注意してください。精神科病院やリワークで働いていた頃、ワールドカップやオリンピックの時期になると、生活リズムを崩して調子を落としてしまう方が毎回のようにいました…。原因はサッカーではなく睡眠。⚠️日本戦だけ見る⚠️寝る時間が遅くなる⚠️朝起きられない⚠️昼寝が増える⚠️夜また眠れないこうした流れで昼夜逆転につながることがあります。回復中の方にとって、睡眠は休息ではなく治療の一部と言えます。録画で見るとか、ハイライトで見るとか、朝起きて結果を確認するとか。そんな楽しみ方もありますよね。ワールドカップを応援するのと同じくらい、自分自身の回復も応援してあげてくださいね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  5. 27

    回復を支える3つの治療

    ゆるリワークの辻本智美です今日は、適応障害やうつ病で休職している方に向けて、うつ症状の治療は、3つの観点で行うということについてお話しします。私はずっと精神科の病院で長く働いていたので、多くの休職者の方のお話を聴かせてもらってきたのですが、その中で感じるのは、治療というと「薬を飲むこと」だけだと思っている方が意外と多いということです。でも実際には、うつ症状の治療は3つの観点があるんですそれは、①生物学的な側面②心理側面③社会的な側面す。まず1つ目。生物学的な側面、薬物療法です。これは脳や身体の状態を整えるための治療です。不眠や不安、気分の落ち込みが強い状態では、考え方や行動を変えようとしても難しいことがあります。頭痛でつらい、というときは、仕事のパフォーマンスも落ちるし、考え事をするのもしんどいですよね。そういうときは、いったん鎮痛薬を飲んで、痛みを抑えることができたら、仕事もこなせるし、いつもどおりの考えができるかもしれません。こんな風に、まずは薬の力を借りて、心身の土台を整えるというのが薬物療法の役割です。2つ目は心理的な側面では、認知行動療法が有効だと言われています認知行動療法というと難しく聞こえますが、簡単に言うと、「自分の考え方や行動のクセを見直す作業」です。例えば、「自分が全部悪い」「上司に嫌われている」「失敗したから終わりだ」そんなふうに考えてしまうことがあります。でも本当にそうかな、と立ち止まってみて。事実と解釈を分けて考えてみる。別の見方はないか考えてみる。そして、小さな行動を試してみる。認知行動療法は、「主観を客観視する練習」をすることで、なんでも悪い方に考えるクセを見直しますそして3つ目。社会的な側面というのは、環境調整です。仕事のストレスを感じている場合は、業務量を減らすとか、残業を減らすとか、休職をするというのも環境調整のひとつですね。お薬で体調を整えて、認知行動療法で考え方のクセを見直して、環境調整をすることで、負荷を減らす、というこの3つのケアが必要ですよね。環境調整に罪悪感を感じる方もいらっしゃるのですが、まずは症状を回復させるための治療のひとつだと受け止めていただいて、また回復してきたら、少しずつ負荷を挙げていけばよいですので、あまり罪悪感を感じる必要はないかな、と思います。スポーツ選手だって、骨折をしたときは、骨折しながら試合に出ることはまずないでしょうし、回復してきたとしても、少しずつ負荷をかけていくでしょうから、それと同じですよね。試合を控える、というのが、会社員でいうところの休職をする、ということですしね。ということで、今日は、うつ症状の治療は3つの観点で考えましょう、というお話をしました。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  6. 26

    「寝酒」は本当に良い眠りにつながるの?

    ゆるリワークの辻本智美です。今日は、「眠れない夜にお酒を飲むのはおすすめできない理由」というテーマでお話しします。休職中の方や、適応障害・うつ病で療養中の方の中には、「眠れないから少しだけお酒を飲む」「飲むと眠れるから大丈夫」という方も少なくありません。実際、お酒を飲むと眠気が出るのですが、問題はその後です。お酒は寝つきを良くすることはあっても、睡眠の質そのものは悪くしてしまいます。夜中の2時や3時に目が覚めたり、朝早く目が覚めたり、何度も途中で起きたり。結果として、「寝たはずなのに疲れが取れない」という状態になりやすいのです。私が休職中の方とお話をしていても、「なかなか回復しない」「日中ずっとだるい」「頭が働かない」という方の中に、お酒が習慣になっているケースは少なくありません。睡眠中、私たちの脳は休んでいるだけではありません。脳の中では、日中にたまった老廃物を整理したり、記憶を整理したりする作業が行われています。ところがアルコールは、その大切な睡眠の仕組みを邪魔してしまいます。すると、脳の疲れが取れない↓日中しんどい↓夜になるとまた飲みたくなるという悪循環に入りやすくなるので「眠るために飲む」という習慣は、一度見直してみる価値があります。もし眠れない夜が続いているなら、お酒の代わりに、・夕方に少し散歩する・朝に日光を浴びる・寝る90分前に入浴する・寝る前のスマホ時間を減らすこういった方法を試してみてくださいね。特に朝の日光は、体内時計を整えるうえでとても効果的です。回復を急ぐよりも、まずは良い睡眠を積み重ねること。実はそれが、復職への一番の近道だったりします。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  7. 25

    休職した人が後から気づく5つのサイン

    ゆるリワークの辻本智美です今日は、復職支援の面談でよく聞く「休職する前は、自分が限界だと気づいていませんでした」という話をしたいと思います。休職された方に、「今振り返ってみると、どんな変化がありましたか?」と聞くと、共通して出てくるものがあります。その中から5つをお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。まず一つ目。朝起きた瞬間に疲れている。仕事で疲れるのは普通です。でも、寝ても回復しない朝からため息が出る目覚ましを止める回数が増えるこういう状態が続いていたという方は少なくありません。二つ目。仕事以外の時間が「回復のためだけの時間」になる。以前は休日に出かけたり、人と会ったりしていた。でも気づくと、寝る横になるスマホを見るだけになっている。楽しむためではなく、なんとか回復するために休んでいる状態です。三つ目。イライラすることが増える。メンタル不調というと落ち込むイメージがありますが、実際には家族にきつく当たる同僚に腹が立つ些細なことでイライラするという形で現れることもあります。心の余裕がなくなっているサインかもしれません。四つ目。仕事の話を考えないようになる。以前は仕事のことを考えるのが普通だったのに、メールを開きたくない上司の名前を見るのが嫌会議予定を見るだけで気が重いそんな状態になっていたという方もいます。五つ目。「あと少し頑張れば大丈夫」が口ぐせになる。忙しい時期は誰にでもあります。でも、今月を乗り切れば大丈夫この案件が終われば大丈夫年度末を超えれば大丈夫そう言い続けて半年、一年と過ぎていた。これは本当によく聞く話です。長く頑張りすぎた人が多いということです。だからこそ、自分の不調に気づくのが遅れる。もし今、「ちょっと当てはまるかも」と思ったら、無理に頑張る方法ではなく、負担を減らす方法を考えてみてください。限界になる前に立ち止まることも、大切なセルフケアです。今日は、「休職した人があとから気づく無理していたサイン」についてお話ししました。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  8. 24

    「まだ3か月なのに…」転職後に適応障害になった人へ

    ゆるリワークの辻本智美です。今日はSNSで、「転職して数か月で休職することになりました」という投稿を見かけたので、勝手にアンサーしてみようと思います。転職された方には、新卒にはないしんどさがありますよね。新卒の頃って、上司が忙しいかどうかもよくわからないので、「すみません、教えてください」と素直に聞けたりします。でも一度社会人を経験すると、上司が忙しそうなことも、周りがバタバタしていることも見えてしまいます。だから、「今は話しかけない方がいいかな」「こんなこと聞いたら迷惑かな」と思ってしまう…。すると、聞きたいことがあっても聞けない。あとで聞こうと思う。そして結局聞けない。でもそれは、空気が読めるから。相手を気遣えるから。そんな優しさの裏返しでもあるんですよね。さらに転職直後は、相談できる人もまだいません。周りは仲が良さそうなのに、自分だけ馴染めていない気がする。その孤独感を抱えながら頑張っている人も少なくありません。もし今、「せっかく転職したのに」と自分を責めている方は、いったん体を休めて、体調を整えて、そして、また職場に戻ってほしいな、と思います。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  9. 23

    「引継ぎできずに休職した…」ほんとに全部自分の責任?

    ゆるリワークの辻本智美です。今日はSNSで見かけた投稿に、勝手にアンサーしてみたいと思います。その投稿には、「20代から勤めてきた公務員。適応障害の診断で休職中。引継ぎもできず突然休職してしまい、今はただ申し訳ない気持ちと罪悪感でいっぱいです」と書かれていました。この投稿を見て、「自分も同じだった」と思った方もいるのではないでしょうか。私はこれまで、精神科病院やリワーク支援の現場でたくさんの休職者の方と関わってきました。その中で本当によく聞く言葉があります。それは、「みんなに迷惑をかけた」「引継ぎもできなかった」「自分が弱かった」「全部、自分のせいです」という言葉です。責任感が強い人ほど、そう考えてしまいます。でも今日は、そんな方にひとつお伝えしたいことがあります。それは、休職に至った理由を「自分だけの責任」にしないでほしいということです。例えば、「もっと早く相談すればよかった」「無理をしすぎた」「限界になる前に休めばよかった」こうした部分は、確かに自分の要因かもしれません。でも、それだけだったでしょうか。相談しにくい雰囲気を出していた上司はいなかったでしょうか。「しんどいです」と伝えたのに、仕事を減らしてもらえなかったことはなかったでしょうか。「もう少し頑張ろう」「今は忙しいから」と言われて、無理を続けることになったことはなかったでしょうか。もしそうなら、そこには上司や職場側の要因もあります。さらに、繁忙期だった。人手不足だった。退職者が続いていた。異動や組織変更があった。そんな職場環境の要因もあるかもしれません。ところが、自責が強い人は、自分の要因も、上司や職場側の要因も、環境の要因も、全部まとめて自分の責任にしてしまいます。本当は、自分が3割。上司や職場側が3割。職場環境が4割。かもしれません。もちろん割合に正解はありません。でも、100%自分だけが悪いということは、ほとんどないんです。引継ぎができなかったことも同じです。もし本当に余裕があったなら、あなたは引継ぎをしたと思うんです。責任感があって、真面目で、周りを大切にする人だからです。それでもできなかった。ということは、その時のあなたは、もう限界だったのではないでしょうか。だから、「申し訳なかったな」という気持ちはあってもいいんです。でも、「全部自分が悪い」という結論まで行かなくてもいい。もし今日、引継ぎできなかったことを思い出して苦しくなったなら、こんな問いを自分に向けてみてください。「休職に至った理由は、本当に100%自分だけだっただろうか」少しだけ罪悪感を軽くしてくれるかもしれません。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  10. 22

    休職中、家で何をすればいいの?

    ゆるリワークの辻本智美です。今日はSNSで見かけた、「休職中、家で何をすればいいのでしょうか?」という投稿に、勝手にアンサーしてみたいと思います。休職したばかりの方から、よく聞かれる質問です。「何か復職に役立つことをした方がいいですか?」「資格の勉強をした方がいいですか?」「本を読んだ方がいいですか?」「毎日ウォーキングした方がいいですか?」真面目な方ほど、「何かしなきゃ」と思うんですね。でも、まず知っておいてほしいことがあります。それは、休職中にやるべきことは、その時期によって違うということです。例えば、眠れない。朝起きられない。疲れが取れない。何もやる気が起きない。そんな状態なら、まずは体を休めることが大切な時期です。回復していない状態で、「復職のために勉強しなきゃ」「運動しなきゃ」と頑張り始めると、かえって疲れてしまうことがあります。一方で、少し眠れるようになった。食欲が戻ってきた。体が動くようになってきた。そんな時期になったら、好きなことをして過ごすのがおすすめです。映画を見る。ゲームをする。散歩する。趣味を楽しむ。できれば外に出て、太陽の光を浴びる時間も作ってみてください。そして、生活リズムを整えること。朝起きる時間を大きく崩さないこと。夜更かししすぎないこと。これは回復の土台になります。こうしたことを続けていると、少しずつ症状は落ち着いてきます。ただ、ここで大事なことは、症状が落ち着くことと、復職しても再発しないことは別なんです。何でも自分のせいにしてしまう。失敗を必要以上に引きずる。相手の顔色ばかり気にしてしまう。仕事が終わっても頭の中で反省会を続ける。そんな状態のまま復職すると、体調は回復していても、また同じように追い込まれてしまうことがあります。私は、休職中の後半には、考え方のクセを振り返ることも大切だと思っています。例えば、自分を責める考え方。悪い方向ばかり想像するクセ。完璧を求めすぎるクセ…。SNSでも、「復職が不安です」という投稿をよく見かけます。だからこそ、何か対策をしておくと安心につながります。認知行動療法のワークブックを読んでみる。考え方のクセを記録してみる。大切なのは、自分に合った方法で、再発予防の準備をしておくことです。もし今、「休職中、何をしたらいいかわからない」という方がおられたら、今の自分の回復段階に合った過ごし方を考えてみてくださいね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  11. 21

    「あの時こう言えばよかった」が頭から離れない

    ゆるリワークの辻本智美です。今日はSNSで見かけた投稿に、勝手にアンサーしてみたいと思います。こんな投稿でした。「休職している今でも、あの時こう言えばよかったかな。嫌な思いをさせたかな。と過去のことを考えてしまう日がある。仕事を離れても、長年の考え方はすぐには変わらない。でも気づけたことは、回復への一歩なのかもしれない。」これを見て、「ああ、すごくよくあることだな」と思いました。実際に、私がこれまで関わってきた休職中の方も、仕事を休んでいるのに、職場のことを考え続けています。「あのメールの書き方、失礼だったかな」「あの時、もっと頑張ればよかったかな」「上司は怒っているかな」「同僚に迷惑をかけているかな」そんなことを何度も何度も考えてしまいます。でも、ここで知っておいてほしいことがあります。それは、休職したからといって、考え方まで急に変わるわけではないということです。例えば、真面目な人。責任感が強い人。周りに気を遣う人。期待に応えようと頑張ってきた人。こういう人ほど、休職しても、「自分が悪かったのではないか」という考え方が残りやすいんです。むしろ、その考え方があったからこそ、限界まで頑張れてしまったとも言えます。だから、休職したのにまだ自分を責めている。休職したのにまだ仕事のことを考えてしまう。というのは、回復できていない証拠ではありません。長年使ってきた考え方のクセが、まだ残っているだけなんです。私はリワークの中で、「考えないようにしましょう」とはあまり言いません。なぜなら、人は考えないようにすると、余計に考えてしまうからです。大事なのは、「あ、また考えているな」と気づくことです。「あの時こう言えばよかったかな」と思ったら、「あ、自分はまた過去を振り返っているな」と気づく。「嫌な思いをさせたかな」と思ったら、「あ、自分は相手のことをすごく気にする人なんだな」と気づく。それだけでも十分です。なぜなら、気づくことができると、少しずつ距離を取れるようになるからです。逆に、自分を責めていることにも気づかず、「やっぱり自分が悪い」と信じ込んでいる状態の方が、苦しさは大きくなります。投稿の最後に、「気づけたことは回復への一歩なのかもしれない」と書かれていました。私は本当にその通りだと思います。回復というのは、急に前向きになることでも、ネガティブなことを考えなくなることでもありません。まずは、自分がどんな考え方をしているのかに気づくこと。そこから少しずつ、自分との付き合い方が変わっていくのだと思います。もし今、休職中なのに職場のことを考えてしまう。過去のことを何度も思い出してしまう。そんな方がおられたら、「まだこんなことを考えている」ではなく、「自分は今こんなことを考えているんだな」と少しだけ見方を変えてみてください。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  12. 20

    【中小企業】休職制度のリアル

    ゆるリワークの辻本智美です。今日は、私が中小企業の休職者支援に関わる中で感じていることをお話ししたいと思います。休職中の方からお話を聞いていると、「会社が休職できる期間を教えてくれなかった」「休職期間が短くて焦る」そんな悩みを聞くことがあります。実際に中小企業の就業規則を見ていると、休職制度そのものが規定されていない会社もあります。また、休職制度はあるけれど、休職期間が半年までだったり、入社1年未満の社員は休職期間が1か月しかなかったりすることもあります。私はそれを見るたびに、「まだメンタル不調による休職を十分に想定していない制度なのかもしれないな」と感じます。もちろん、それが悪いという話ではありません。実際、中小企業では従業員数が少ないので、これまでメンタル不調で休職する人がほとんどいなかった会社もたくさんあります。だから人事担当者や経営者も、「どう対応したらいいかわからない」「そもそも初めてのケースです」ということが少なくありません。会社も困っているし、本人も困っている。そんな状況を私は何度も見てきました。そしてもう一つ思うのは、メンタル不調による休職者が急に増えたというより、「休職して治療する」という選択肢が知られるようになったのではないか、ということです。少し前までは、適応障害という言葉も今ほど知られていませんでした。精神科を受診することへの抵抗感も今より強かったと思います。不調を抱えながら無理を続けたり、退職してしまったりする人も少なくなかったのではないでしょうか。ところが今は、インターネットやSNSで情報を得られるようになりました。精神科を受診し、診断書をもらい、休職しながら回復を目指す。そうした流れも広く知られるようになっています。私は、それ自体はとても良い変化だと思っています。無理を続けて壊れてしまうよりも、一度立ち止まって治療や休養に専念する方が良いからです。ただ、その変化に会社側の制度や運用がまだ追いついていないこともあります。だからもし今、「会社の対応がよくわからない」「休職期間が短くて不安」「復職までどう進めたらいいかわからない」そんな状況だったとしても、それは決してあなただけの問題ではありません。実は、多くの中小企業で似たようなことが起きています。だからこそ、会社が全部教えてくれるはず、会社が全部準備してくれているはず、と思わずに、主治医に相談したり、傷病手当金について調べたり、復職の流れを確認したり、自分でも情報を集めていくことが大切です。休職は、人生の終わりではありません。回復して、もう一度働くための準備期間です。今は焦らなくて大丈夫です。まずはしっかり休むこと。そして少し元気が出てきたら、次の一歩を考えていきましょう。今日は、中小企業の休職者支援をしていて感じていることをお話ししました。最後までお聞きいただき、ありがとうございました。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  13. 19

    絶好調を目指さない

    ゆるリワークの辻本智美です。今日は、双極症の方にとってとても大切な、「調子が良い時ほど気をつけた方が良い」というお話をします。双極症というと、うつ状態のつらさに注目されることが多いです。もちろん、うつ状態は本当にしんどいですし、仕事や日常生活にも大きな影響があります。でも、実は再発予防という視点では、「躁状態や軽躁状態をどうコントロールするか」がとても重要だと言われています。なぜかというと、躁状態の時は本人が困っている自覚を持ちにくいからです。むしろ、「最近すごく調子が良い」「頭がよく回る」「何でもできそう」という感覚になることがあります。仕事もどんどん進みます。アイデアもたくさん浮かびます。人と会うのも楽しくなります。睡眠時間が短くても平気だったりします。周囲から見ても、「元気になって良かったね」と思われることもあります。ところが、ここに落とし穴があります。双極症の場合、活動量が増えすぎると、その反動でうつ状態に入ることが少なくありません。いわば、アクセルを踏みすぎたあとに、ガソリン切れを起こすような状態です。だから双極症の治療では、落ち込んだ時に頑張るよりも、調子が良い時にブレーキをかけることが大切だと言われます。例えば、仕事を増やしすぎない。新しいことを一気に始めない。残業をしない。予定を詰め込みすぎない。睡眠時間を削らない。こうしたことです。本人からすると、「今は元気だから大丈夫」と思うかもしれません。でも、元気になったから活動量を2倍、3倍にするのではなく、まずはその状態を安定して維持できるかを見ることが大切です。実は、この話は双極症の方だけに当てはまる話ではありません。復職された方にもよく起こります。休職中は思うように働けなかった。周囲に迷惑をかけた。遅れを取り戻したい。そんな気持ちから、復職後に一気にアクセルを踏んでしまう方がおられます。「休んだ分を取り返さなきゃ」「みんなに認めてもらわなきゃ」「もう元気になったことを証明しなきゃ」でも復職直後の心と体は、まだリハビリ期間です。たとえるなら、骨折した人がギプスを外した翌日にフルマラソンを走るようなものです。70点くらいで安定して働くこと。頑張れる日があっても、あえて少し余力を残して終えること。その方が結果として長く働き続けられます。双極症の方も、うつ病や適応障害から復職した方も、共通して大切なのは、「調子が悪い時の対処」だけではなく、「調子が良い時の過ごし方」です。絶好調を目指すのではなく、そこそこ元気な状態を長く続ける。それが再発予防にもなりますし、長く安定して働くためのコツでもあります。調子が良い時に少しだけブレーキをかける。それも大切なセルフケアの一つです。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  14. 18

    フルリモートがしんどいのはなぜ?

    ゆるリワークの辻本智美です。今日は、「フルリモートで適応障害になるのは、おかしいんでしょうか?」という投稿を見かけたので、少しお話しします。まず結論から言うと、全然おかしくありません。むしろ、オンラインリワークをしていると、フルリモート勤務になってから、少しずつ調子を崩した、という方は、かなり多いです。周囲からは、「通勤ないし楽そう」「在宅なら人間関係ラクそう」と思われやすいんですけど、実際には、フルリモート特有のしんどさって、かなりあるんですよね。例えば、チャット中心のコミュニケーション。対面なら、ちょっとした表情とか、声のトーンとか、雑談の空気感で伝わることが、文字だけになると、全部“読まなきゃいけない”。「この文章、怒ってる?」「冷たくない?」「返信遅いけど嫌われた?」みたいに、ずっと空気を読もうとして、頭が休まらなくなる方もいます。特に、真面目で気を遣う人ほど、チャット疲れしやすいんですよね。あと、オンラインミーティングも、意外としんどいです。カメラオフ文化の会社だと、「相手がどんな表情なのか分からない」「どういう人なのか見えない」まま、仕事だけが進んでいく。しかも、周りのメンバーは、出社時代からの関係性ができている。でも、自分だけ後から入社して、人間関係の土台がない、となると、かなり孤独感が強くなることがあります。雑談の中で自然に関係を作る、みたいな機会も少ないので、「チームに馴染めてる感じがしない」と悩む方も多いです。さらに、リモートだと、時間感覚も崩れやすい。夜からミーティングが始まったり、寝る前までSlack通知を気にしていたり、仕事が、生活の中にずっと入り込んでくる。家にいても、脳が休まらないんですよね。だから、フルリモートで調子を崩したとしても、「自分が弱いから」ではなく、働き方との相性や、孤立感、切り替えの難しさ、常に気を張る環境が影響していることも、かなりあると思います。実際、オンラインリワークでも、「会社に行っていた頃より、むしろ孤独だった」という話は、珍しくありません。もし今、「在宅なのにしんどいなんて甘えかな」と思っている方がいたら、まずは、自分を責めすぎないでほしいなと思います。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  15. 17

    「親に休職するって言えない…」適応障害の診断書をもらった人へ

    【ゆるリワーク】https://yururework.net/ゆるリワークの辻本智美です。今日は、SNSで「適応障害で休職することになって、診断書をもらったけど、実家の親になんて説明したら納得してくれるだろう…」という投稿を見かけたので、勝手にアンサーしてみます。離れて暮らす親に心配かけたくない、というのもあるでしょうし、適応障害で、本当にしんどいんだってことをわかってもらえないんじゃないか、って考えちゃうのもあるでしょうし、実際、一緒に暮らしていないぶん、わかってもらいにくい、というのもあるかもしれませんね。特に親世代って、「仕事は多少しんどくても続けるもの」「休む=甘え」「気合いで乗り越えるもの」みたいな価値観が強いこともあります。だから、休職を理解してもらえないんじゃないか、責められるんじゃないか、心配させるんじゃないか、って不安になるのもわかります。そもそも適応障害って、見た目ではわからないからね。骨折みたいに目に見える疾患ではないので「本当にそんなにしんどいの?」と思われちゃうんじゃないかって怖いですよね。でも実際には、休職直前の人って、かなり限界まで頑張っていることが多いですよね。眠れない。食欲が落ちる。涙が止まらない。朝になると体が動かない。仕事の連絡を見るだけで動悸がする。とか、こんな状態になるまで、がんばっている。なのに、なぜか、電話をかけたりするとまた、がんばれてしまって、親ごさんにはつい、元気な口調で話してしまったり。だから余計に、伝わりにくくなるんですよね。本当につらいときって、相手に理解してもらうための説明を頑張るだけでも、かなりエネルギーを使いますので、「医師から休養が必要と言われた」「今は仕事を続けると悪化しそう」「まずは休んで回復を優先する」くらいの説明を短くするだけでひとまずはOKにしておいて、全部わかってもらおうとしなくてもいいんじゃないかな、と思います。それに、親ごさんは、最初は驚いたり否定的でも、時間をかけて理解してくださることが多いので、最初の反応が、すべてではないんですよね。なので今は、“どう説明したら理解されるかに神経をつかうより、“自分をこれ以上悪化させないこと”を優先してほしいなと思います。このアカウントでは、SNSで見かけた適応障害で休職中の方の不安や、復職への悩みについて、復職支援の専門家として勝手にアンサーしています。平日夜9時半ごろ配信していますので、また聞きに来てくださいね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  16. 16

    「リワークに抵抗ある」人に知ってほしい、集団リワークの役割

    【オンラインリワーク・ゆるリワーク】https://yururework.net/ゆるリワークの辻本智美です。今日は、SNSで「リワークが始まるけど、本当に自分に必要なのかわからない」「リワークで、さまざまな障害を抱えた人の輪に入るのが怖い」という悩みを見かけたので、勝手にアンサーしてみます。リワークっていうのは、精神科の病院で行われていたり、障害者職業センターで行われているので、行ったことがない人からすると、“障害のある人が集まる場所”みたいなイメージを持つことがあります。「自分も医療や福祉で支援を受ける側になったんだ」というショックを受けることもあるかもしれませんね。実際、リワークには、いろんな背景の方が来られます。うつ症状のある方、適応障害の方、発達特性のある方、不安症状が強い方など。だから、「自分とは違う」と感じて、不安になる人も少なくありません。特に、自分自身がメンタル不調でしんどい思いをしているときにいろんな背景のある方と関わることに不安を感じるのは、無理もないことかもしれません。たしかに、厚生労働省も、疾患や状態に合わせて、プログラムを分けていく方向性は出しています。でも現実には、スタッフ数や運営の問題もあって、完全に疾患別で分けるのはかなり難しい…。なので実際には、「働いていたけど休職になった人」「うつ症状や適応障害が中心の人」くらいで、グループ化されていることが多いと思います。ただ、その中でも、発達特性のある方と、そうではない方では、抱えている課題が違うこともあります。例えば、周囲に気を遣いすぎて、無理を重ねてしまった人。と、職場の暗黙のルール理解や、コミュニケーションで苦労していた人。という感じで、課題が異なるのです。そういう意味では同じ「休職」でも、背景はかなり違うんですよね。だから私は、集団だけでは難しい部分もあると思って、その人一人一人に合わせて支援したいと思って病院を辞めてゆるリワークを始めたのですが、ただ私は、集団で行うリワークには肯定的です。集団のリワークには、集団だからこその良さがあるんですよね。集団、って聞くと、みんなをひとくくりにされちゃうんじゃないか、とか思うかもしれませんが、医療リワークのスタッフは、集団を通して個人に関わっているので、そこは心配しなくても大丈夫です。リワークでは、集団で活動をすることで、職場で困っていたことがリワークで再現されたりするので、休職に至った要因がとらえやすくなるという良い点があります。例えば、グループ活動をとおして、・頼まれると断れない・疲れていても無理して合わせる・人の顔色を見すぎる・周囲と比較して落ち込む・逆に距離を取りすぎるっていうような反応がみえたりします。これは、一対一のリワークでは、見えにくいのは事実です。だからリワークスタッフが、「かなり周りに気を遣っていたように見えたけどどうですか」みたいにフィードバックすることで、“自分では普通だと思っていたけど、実はしんどい働き方だったんだ、といったことに気づけることがあります。なので、集団リワークには、背景のことなる色んな人が集まってくるのは事実ですが、休職前に職場でどんな働き方をしていたのか、それが休職にどう影響していたのかをとらえやすくなるのは、大きなメリットです。もし今、リワークに行くことに抵抗があるな、という方もできれば一度試してみて、やっぱり集団は合わない、と思ったときは、個別で行うゆるリワークにご相談いただければな、と思います。このアカウントでは、SNSで見かけた適応障害で休職中の方の不安や、復職への悩みについて、復職支援の専門家として勝手にアンサーしています。平日夜9時半に配信していますので、フォローしてまた聞いてくださいね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  17. 15

    診断名、間違ってたの??

    ゆるリワークの辻本智美です。このアカウントでは、SNSで見かけた、適応障害で休職中の方のお悩みに、復職支援の専門家として、勝手にアンサーしています。今日は、「適応障害と診断されたけど、あとから診断名が変わることってあるんですか?」というテーマでお話します。たとえば最初は、これは、実際かなりあります。「職場のストレスで眠れなくなった」「会社に行けなくなった」「気分が落ち込んでいる」という状態で受診すると、まずは「適応障害」と診断されることがあります。でも、その後の経過を見ていく中で、診断名が変わっていくことがあるんですね。たとえば、・ストレスが減っても気分の波が続く・急に活動的になる時期がある・寝なくても元気な時期がある・昔から気分の浮き沈みが強かったみたいなことがあると、双極症、いわゆる双極性障害の可能性が考えられることもあるそうです。また、休職して体を休めているのに・ずっと気分の落ち込みが続く・楽しめない状態が長く続く・朝が特につらい・自分を責め続けてしまうみたいな特徴がはっきりしてくると、「うつ病」と診断されることもあるそうです。これを聞くと、「じゃあ最初の診断って間違ってたの?」と思う方もおられるかもしれません。でも、精神科って、実は“あとから分かること”がすごく多い世界なんです。血液検査みたいに、「この数値だからこの病気です」と一発で決まるわけではありません。だから精神科では、どんなことでつらくなったか、どんな症状が続いているか、睡眠や生活リズム、気分の波、これまでの経過などを、時間をかけて見ながら、少しずつ理解していくそうです。以前、うつ病リワーク学会で聞いた講演でも、「精神科の診断は、その時点での“ベストに近い仮説”」というお話がありました。つまり、「今見えている情報の中で、一番近いもの」として診断している部分があるんですね。だから、診断名が変わること自体は、珍しいことではありません。特に若い年代では、最初は適応障害やうつ状態と言われていて、数年後に双極症の特徴が見えてくるケースもあるそうです。大事なのは、「今の自分に、どんなサポートが必要か」を考えていくことなんですね。休職中って、診断名そのものが気になって、SNSやネット検索を繰り返してしまう時もあるかもしれません。・ちゃんと眠れているか・生活リズムが整っているか・無理しすぎていないか・ストレスサインに気づけるかみたいなことの方が、回復には大切だったりします。このアカウントでは、休職中の不安や、復職への悩みについて、復職支援の専門家として発信しています。毎日夜9時半頃に、ポッドキャストを更新していますので、フォローしてお待ちください。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  18. 14

    公務員はリワークを使いにくい。休職後の“復職準備”の壁

    ゆるリワークの辻本智美です。SNSを見ていると、適応障害で休職されている方が色々悩んでおられて、復職支援の専門家として、少しでも安心してもらいたいなと思って、平日夜9時半にこの配信をしています。今日は、公務員の方のリワークについて、お話ししようと思います。最近、行政関係の方から、私のオンラインリワークについてお問い合わせをいただくことがありました。そこで改めて感じたのが、公務員の方って、実はリワークを利用しにくいな。ということです。最近では、適応障害やうつ病で休職された方が、復職前に「リワーク」という復職準備プログラムを利用することが、少しずつ一般的になってきています。リワークというのは、生活リズムを整えたり、ストレスとの付き合い方を学んだり、集中力や作業耐久性を確認したりしながら、「働く準備」を進めていくプログラムです。精神科クリニックや病院で実施されているものもありますし、障害者職業センターという公的機関で行われているものもあります。この障害者職業センターは、雇用保険の制度を使った支援なので、無料で利用できるという大きなメリットがあります。ただ、公務員の方は、雇用保険の対象外なんですよね。そのため、障害者職業センターのリワークが利用できません。そうなると、病院のリワークを探すことになるのですが、これも、どこにでもあるわけではないんです。たまたま通院先の病院で実施していた、たまたま通える範囲にあった、という方は良いのですが、実際には、リワークを実施している医療機関はまだ少ないです。しかも、今後どんどん増えていく感じも、正直、あまりありません。一方で、公務員の方の仕事って、かなり負荷が高いことも多いんですよね。ものすごく残業が多い部署に配属されることもあるし、異動のたびに仕事内容が大きく変わって、毎回ゼロから仕事を覚え直すような感覚になることもあるとお聞きします。議会対応だったり、細かな手続きだったり、何かをするときは必ず、起案をしないといけなかったり。起案というのは、「何かを決める時に、まず文章を作って、上司や関係部署に確認を回していくことです。例えば、この事業を実施して良いか、この予算を使って良いか、・この資料を外部に出して良いか、といったことを進める時に、まず「起案文書」と呼ばれる書類を作成して、それを複数の上司や部署に回して、承認をもらいながら進めていきます。公務員の仕事は、税金を扱ったり、公平性や説明責任が求められるので、「誰が、どういう理由で、その判断をしたのか」を記録として残す必要があるんですね。そのため、民間企業よりも、文章作成や確認作業が多くなることがあります。部署によっては、細かな表現まで修正が入ったり、過去の前例を求められたりして、常に間違えないようにしないといけない、という緊張感につながる場合もあります。責任も大きいですし、「ミスできない空気」が強い職場も。だから、適応障害やうつ状態になってしまう方も、少なくないですよね。なのに、いざ休職すると、利用できるリワークが少ない。これは、支援する側としても、ずっと課題だなと感じています。国や自治体を支えてくださっている公務員の方にも、もっとリワークを利用しやすい環境が広がっていけばいいなと思うのですが。こういう事情で、私のところに、行政の方からお問合せがきたんじゃないかな、と思います。このアカウントでは、平日夜9時半に、配信をアップしていきますので、フォローして、また明日も聞いてくださいね。それでは、今日はこの辺で失礼します。最後まで聞いてくださり、ありがとうございました。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  19. 13

    適応障害での休職は仕事だけが原因じゃない

    ゆるリワークの辻本智美です。今日は、うつ病リワーク学会に参加して思ったことをお話ししたいと思います。先日、「第9回 日本うつ病リワーク協会 年次大会」が、北九州で開催されました。うつ病などで休職した方の「復職支援」や「再休職予防」について、医療機関や専門職が研究・情報共有をしているうつ病リワーク協会というのがあって、その協会が主催する学術大会です。今回は九州開催だったので、私は現地参加はできなかったのですが、オンデマンド配信で講演を視聴していました。その中で印象的だったのが、「最近は、仕事の問題と、プライベートの問題を切り分けにくくなっている」という話でした。家族のことだったり、子育てだったり、介護だったり。いろんなことが重なって、少しずつ心の余裕がなくなっていく。そんなケースが増えているそうです。これって、休職中の方のお話を聞いていても、すごく感じることがあります。「仕事がものすごく忙しかった」という方もおられるのですが、パートナーの方に家事をさせてはいけないと思って、一人で全部抱え込んでいてしんどくなってしまった、とか、お子さんがまだ小さくて、子どもに寂しい思いをさせてはいけないと思って仕事のスケジュール調整に無理が生じていたとか。いろんな負担が積み重なっていた、というお話を聞くこともあります。そうなると、「仕事だけ調整すれば戻れる」とは、なりにくいことがあって。安心して休める時間を作るとか、人に頼れない、という心のありようを整理するとかが復職準備ではすごく大事になるな、と思います。症状がおさまっても、また同じことになっちゃうかもしれないのでね。なので、せっかく休職されたのだから、この機会にこれまでの働き方や抱え込み方を見直す時間にできると良いな、と思います。このアカウントでは、平日夜9時半に、適応障害で休職されている方のお悩みが少しでも軽くなるような配信をしていきますので、フォローして、また明日も聞いてくださいね。それでは、今日はこの辺で失礼します。最後まで聞いてくださり、ありがとうございました。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  20. 12

    休職延長の診断書を送るたびにつらい…会社の反応が怖くなる

    ゆるリワークの辻本智美です。このアカウントでは、SNSで見かけた、適応障害で休職中の方のお悩みに、勝手にアンサーしています。今日見かけた投稿は、「休職延長の診断書を会社に送るたびに、悪いことばかり考えて、しんどくなる」という内容でした。上司からの返信は、毎回すごく事務的で、「承知しました。お大事にしてください。」とだけ送られてくる。その短い文章を見ると「迷惑だと思われてるのかな」「また延長かって思われてるのかな」「早く辞めたらいいのにって思われてるのかな」って、頭の中でどんどん悪い方に考えてしまう。休職中すると、会社との距離感がちょっと遠くなりますよね。今までは、毎日のようにやり取りしていた相手と、診断書を送る時だけ関わる関係になるから。相手の表情も、空気感も、本音も見えない。そうなると、“見えない部分”を、頭の中で補おうとするのかな。ただ、うつ状態や適応障害の時って、脳がどうしても、「悪い可能性」を優先して考えやすくなるからしんどいですよね。本当は、上司は単純に、プレシャーを与えないように、配慮しているだけかもしれないのですが。でも、こちら側は、情報が少ないぶん、「きっと迷惑をかけている」「申し訳ない」「期待を裏切っている」って、自分を責める方向に想像が広がっていく…。休職中って、実際の出来事以上に、「自分の考え方のパターンとの戦い」になりやすい。真面目な人ほど、会社に迷惑をかけたくない気持ちが強いので、返信が短いだけで、「怒っているのかも」って感じてしまうこともあります。そう思ったことと、実際にそう思われていることは、本来であれば別なのですが。人の気持ちって、本当のところは、聞いてみないとわからないですしね。でも、休職中は、不安が強いぶん、「悪い予想」が、事実みたいに感じやすいんですよね。だからまずは、「今、自分は不安のフィルターを通して見ているかもしれない」って、自分の思考パターンに気づくことが大切です。休職中って、“自分の不安や思考との付き合い方”を練習していく時間でもあるんですよね。復職のためのリハビリだと思って、練習できると良いなと思います。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  21. 11

    休職中、「何もしていない自分」が許せない

    ゆるリワークの辻本智美です。このアカウントでは、SNSで見かけた「適応障害で休職中の方の悩み」に対して、復職支援の専門家として、勝手にアンサーしています。今日見かけた投稿は、「休職中に一番しんどかったのは、休むことじゃなく、何もしてない自分を許せないことだった」という言葉でした。休職すると、「ちゃんと休みましょう」とか、「今は休むのが仕事ですよ」って言われることが多いと思います。でも、そう言われても、罪悪感が消えなくて、なかなか楽になれないことってありますよね。もしかすると、“動けない自分”“成果を出していない自分”“役に立っていない自分”を見て、苦しくなっていませんか。特に、真面目な人ほど、休職中にも、「何か意味のあることをしなきゃ」って考えます。うつには散歩が良いっていうから、今日は何分歩けたか。復職後に役立つように、何か勉強できたか。生活リズムを整えて、朝ちゃんと起きられたか。気づいたら、“ちゃんと回復できているか”すら、自分を評価する材料になっていませんか。少し振り返りたいのは、「何かできる自分ならOK」という感覚でいると、復職後も、また無理を重ねやすくなるかもしれない、ということです。なぜなら、“できなくなった自分”“立ち止まってしまった自分”には、なかなかOKが出せないから。だから休職って、ただ体力を回復する期間ではあるけど、「成果が出せない時の自分と、どう付き合うか」を学び直す時間でもある気がします。もちろん、生活を整えることも、少しずつ活動することも、リワークでの復職準備も大事です。でも、“できるかどうか”で自分の価値を決め続けると、元気になったあとも、また以前と同じように、無理を重ねやすくなってしまうんですよね。復職後に再びしんどくなりやすい人って、「疲れていても休めない」「周りに頼れない」「調子が悪くても、“まだ頑張れる”で動いてしまう」というパターンを持っていることが多いです。そしてその背景には、“動けなくなった自分には価値がない”という感覚が残っていることがあります。だから、少し疲れが出ても、「ここで休んだら迷惑をかける」「また評価が下がる」「もっと頑張らないと」って、自分を追い込んでしまう。結果として、限界を超えるまで無理を続けて、また動けなくなる。だから休職中って、単に元気を取り戻すだけじゃなく、「調子が悪い時に、自分をどう扱うか」を練習する時間であるんですよね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  22. 10

    また適応障害を繰り返しそうで怖い

    ゆるリワークの辻本智美です。このアカウントでは、SNSで見かけた「休職中のしんどさ」に対して、復職支援の専門家として、勝手にアンサーしています。今回見かけたのは、「また同じことを繰り返す気がして、復職が怖い」という投稿でした。休職した、しっかり休養できると、少しずつ体調は戻ってくるんですよね。外出しても寝込まなくなったり、趣味を楽しめるようになったり、前より眠れるようになったり。でも、その一方で、「仕事のことを考えると不安になる」「また同じ働き方をしてしまいそう」「復職しても続けられる気がしない」という気持ちが残っている方は、本当に多いです。実は今日、ゆるリワーク利用者さんのアンケートを整理していたんですが、その中に、「自分の考え方のクセに気づけた」と答えてくださった方が、何人かいらっしゃったんです。ゆるリワークでは、認知行動療法という心理療法を取り入れています。認知行動療法というのは、「考え方」と「行動」のパターンを整理して、自分を追い込みすぎない考え方に見直していく方法です。例えば、上司から「ここ少し修正お願いします」と言われた時に、「怒られた」「自分はダメだ」「迷惑をかけた」と強く感じてしまうと、かなりしんどくなります。すると、必要以上に早く提出したり、何度も確認したり、質問できなくなったりして、どんどん疲れてしまうことがあります。認知行動療法では、こういう時に頭の中にぱっと浮かぶ考えを、「自動思考」と呼びます。利用者さんからも、「自動思考に気づけるようになった」とか、「こんな考え方をしていたから苦しかったんだ、と客観的に見られるようになった」とか、「0か100かで考えていたことに気づけた」という声がありました。私は、休職中に「自分はどんな時に無理をしやすいのか」を整理する時間も大切だと思っています。もちろん、リワークを受けたから絶対に再発しない、ということではありません。でも、「自分のパターンに気づけた」ということは、その後の働き方にかなり関わってくると思うんです。もし今、「また同じことになるかもしれない」という不安がある方は、認知行動療法を学んでみてくださいね。一人では難しい、と言う方は、私にご連絡ください。今日はここまでです。ご清聴ありがとうございました。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  23. 9

    不安が強くなっていく感覚と、“避けたくなる心”の話

    ゆるリワークの辻本智美です。このアカウントでは、SNSで見かけた「休職中のしんどさ」に対して、復職支援の専門家として、勝手にアンサーしています。平日夜9時半に毎日配信しようと思っているのですが、昨日はポッドキャストがうまく設定できなくて、配信をとばしてしまったから、土曜日ですが今日に振り替えました。今日は、「社交不安」と「休職」の関係について、うつ病リワーク学会の講演内容で学んだことを私なりに整理してお伝えしますね。うつ病リワーク学会というのが九州で開催されていたのですが、私はいけなかったので、オンデマンド配信で視聴しました。色んな学びがあったので、しばらくはこの学会で学んだことを、お伝えしていこうかなと思っていますでは本題に入りますが、。今回の講演で印象的だったのは、社交不安症のことです社交不安症とは、人と関わる場面で強い不安や恐怖を感じ、その苦しさによって、仕事や日常生活に支障が出てしまう状態のことです。たとえば、・会議で発言する・電話に出る・人前で話す・上司に質問するこういう場面で、「変に思われたらどうしよう」「失敗したら終わりだ」「嫌われるかもしれない」という不安が強くなってしまうんですね。そして、社交不安の特徴として、「回避」があります。怖いから避ける。避けることで、一時的には楽になる。でも、「会議に出てみたら、意外と大丈夫だった」という経験を積めないままになってしまうので、怖いから避ける↓避けるから慣れない↓慣れないからさらに怖くなるというループが起きやすくなります。ただ、これって、社交不安症の診断がつく人だけの話ではないと思うんです。休職中って、長く職場から離れたり、人との関わりが減ったりすることで、・人に会うのが怖い・職場を想像するだけで緊張する・メールの返信がしんどい・外に出るハードルが上がるみたいに、“不安そのものが強くなっている”ことが結構あります。だから、「元気になってから戻ろう」と思っているうちに、逆に職場との距離がどんどん遠くなってしまうことも…。そこで大事になるのが、認知行動療法的な考え方。認知行動療法、CBTというのは、「考え方」や「行動」のパターンに働きかけながら、不安との付き合い方を練習していく心理療法です。認知行動療法では、「不安をゼロにしてから行動する」ではなく、不安があっても、少しずつ行動範囲を広げていくことを大切にします。今回の講演でも、不安というのは本来、危険を知らせてくれる“心のアラーム”みたいなものだ、という説明がありました。ただ、社交不安や休職後の強い不安状態では、そのアラームが敏感になりすぎてしまうことがあるそうです。本当はそこまで危険ではない場面でも、「怖い」「危ない」「失敗するかもしれない」と、心と身体が強く反応してしまう。だから、「不安を感じる=本当に危険」とは限らないことがあります。むしろ、少し行動してみて、「思ったより大丈夫だった」「そこまで否定されなかった」という経験を積むことで、過敏になっていたアラームが、少しずつ落ち着いていくことがあります。もちろん無理は禁物なんですが、“不安がゼロになるまで待つ”だけでは、逆に不安が強まり続けてしまうことも。だから、安心できる範囲で少し行動してみること自体が、回復につながる場合もあるんですね。今日は、うつ病リワーク学会で学んだ「社交不安」の話をもとに、休職中の不安との付き合い方についてお話ししました。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  24. 8

    休職中の孤独が、一番つらいとき

    ゆるリワークの辻本智美です。このアカウントでは、SNSで見かけた適応障害で休職されている方のお悩みに、復職支援の専門家として、勝手にアンサーしています。今日見かけた投稿は、「休職中に一番つらいのは孤独」だっていうお悩みでした。たしかに、休職していると、話す相手がいなかったり、家族がいても夜自分一人だけが眠れなくて、スマホで色々検索してよけに不安になってしまったり。仕事のつながりが急になくなってしまうから、なんか社会から閉ざされているような気持ちになったりするんですよね。仕事をしている友達には、話してもわかってもらえないかもしれない、とか家族にはこれ以上心配をかけたくないとか、そう思って、一人で抱え込んでしまって、なんかいつもなら聞き流せることも、気になってしまって、孤独感を募らせてしまうっていうお話もよくお聞きしますそのうえ、休職中って、時間ができるから、その時間を「考える」ことに費やしてしまうと、頭の中で不安がどんどん大きくなってしまう。「このまま戻れなかったらどうしよう」「みんな働いているのに」とかね。夜は特に不安が強くなってしまうので、できれば考えない方が良いのですが。でも、ここで大事なのは、“孤独感が強い時ほど、思い切って人とつながることが回復につながることがあるということです。「問題を解決しよう」としなくてもいいので、まず、“誰かとつながる”ことが大事なときもあります。回復のステージにもよりますが、昼間は起き上がって動けるようになっているのであれば、気を遣わずにいられる人に、何かメッセージを送ってみるとか、可能であれば、1時間くらい会ってみるとか。でも、「気を遣わずにいられる人なんていない」って思う方もいると思うんですよね。そういう時は、オンラインのコミュニティとか、同じ経験をしている人の発信を読んでみるだけでも、「自分だけじゃないんだ」って感じられることがあります。もし使える環境にあれば、リワークを使ってみるのも一つの手だと思います。私はオンラインのリワークで、個別にさせていただくことが多いので、ゆっくりお話を聴くことはできるけど、他の人の経験談を聴く機会はあまりないので、通所型のリワークだと、そこで同じような経験をしている人と出会えるので、自分の思いを話したり、他の人が話すのを聞いたりすると、孤独感が和らぐんじゃないかと思います。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  25. 7

    休職してるって話したら、しんどくなった

    ゆるリワークのつじもとともみです。このアカウントでは、SNSで見かけた「休職中のしんどさ」に対して、復職支援の専門家として、勝手にアンサーしています。今日見かけた投稿は、「適応障害で休職していることを話したら、“ストレスなんて気持ちようだよ”って言われてしまって、一気にしんどくなった」という内容でした。これは、ちょっとしんどいですよね。しかも相手に悪気がないって、本人もわかっていらっしゃるので、余計に、「そういう風に言われるのは仕方ない」って思ってしまうのかもしれません。でも、休職中って、普段より心の防御力が下がっている時期なんですよね。元気な時なら流せる言葉でも、深く刺さってしまう。特に、「気の持ちよう」っていう言葉は、“今の苦しさを理解してもらえなかった”って、傷ついてしまう。適応障害やうつ状態って、外からはわからないけど、自分は本当にしんどくて、仕事ができない自分に焦ったり、落ち込んだりしていて、本当だったら働いていたいのに、仕事を休んでいることを人から否定されてしまうんじゃないかって思っているところに、「気のせい」って言われてしまうと、自分の苦しさそのものを否定されたように感じてしまうかもしれません。休職中って、「わかってほしい」という気持ちが強くなることもあるのですが、メンタル不調への理解度って、かなり人によって差があるのも、悲しいけど現実だったりします。医療職でも、福祉職でも、身近な家族でも友人でも、理解があるとは限らない。だから、「誰に話すか」を選ぶことは、回復のためにはすごく大事です。これは、隠さないといけない、という話ではなくて、“安心できる相手を選ぶ”ということなんですよね。「この人には話す」「この人には距離を置く」みたいな、境界線が少しずつ作れるようになることがあります。全部わかってもらおうとして、傷ついてしまいやすいけど、まずは自分の心を守ることを優先するのが良いと思います。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  26. 6

    休職中に、復職準備をしていたことを伝えましょう

    最近、クライエントさんの会社に提出する、オンラインリワークの実施報告書を書く機会がありました。報告書には、どんなことを書くのかというと、まずは、実施期間。それから、オフィスワーク課題への取り組み状況です。例えば、・安定して取り組めているか・集中力や注意力はどうか・疲労感は強すぎないかです。復職って、仕事に行けそうな気がするというだけでは難しくて、実際に、一定時間、安定して取り組めるか、疲れすぎずに続けられるか、そういう、働く準備が整っているかが会社に伝える必要があります。ストレスケアセミナーの内容については、「自分のストレスサインを把握できているか」「再発予防策を考えられているか」といったことを書くのですが、ここで大事なのは、“その人に合った具体策”を見つけられているか、ということです。一般論ではなくて、「自分はこういう時に無理をしやすい」「こういうサインが出たら危険」「こうすると少し楽になる」というような、自分専用の対策です。認知行動療法の考え方を使って、考え方のクセを見直したりすることもあります。そして、リワークレポートについてです。これは、休職要因を振り返る作業です。ただ、これは“反省”ではないので、「自分が悪かった」「もっと頑張れば休職せずに済んだ」というようなことではなく、客観的に整理して、復職後に同じようなストレスにさらされても、再発しないようにどう対策するかを考える作業です。私は、こういう報告書って、実はすごく大事だと思っています。というのも、休職制度って、法律で細かく決められているものではなくて、会社の好意で休職を認めてくれているものなので、会社との信頼関係を築くためにも、とても大切なものだと思っています。休職中に、復職に向けて、どんなことに取り組んでいたのかをちゃんと伝えること。これは、復職後に安心して働いていくためにも、すごく意味があることだと思っています。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  27. 5

    また自分を責めてしまうあなたへ

    適応障害で休職される方の中には、何かネガティブなことがあるたびに、「自分が悪い」「また迷惑をかけた」「なんでこんなにダメなんだろう」と、自分ばかり責めてしまう方が少なくありません。子どものころから、「人のせいにするな」「言い訳をするな」と言われ続けてきた真面目な方ほど、“悪いこと=自分の責任”と思いやすいんですよね。今回の音声では、職場で上司に話しかけた時の場面を例に、「本当に全部、自分のせいなんだろうか?」と自分に問いかけるのも悪くないのでは、とお話しています。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  28. 4

    復職面談が怖い人へ

    復職面談って、「ちゃんとしなきゃ復職できないかも」「完璧に説明ないと、まだ病気が治っていないと思われるかも」って緊張して、不安になってしまう方が多いです。でも会社側が見ているのは、「不調の原因を整理できているか」「しんどくなった時にSOSを出せそうか」「再発予防策を考えられているか」だったりします。復職の準備がどれくらい進んでいるかを伝えられればOKです。できれば、休職になった要因を分析して、同じストレスにさらされても再発しないような対策をまとめた「リワークレポート」を提出できると、さらに良いと思います。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  29. 3

    連休明け、仕事を休んでしまったあなたへ

    ゆるリワークのつじもとともみです。このアカウントでは、SNSで見かけた、適応障害や休職中の方の悩みに対して、復職支援の専門家が、勝手にアンサーしています。今回は、「連休明け、仕事を休んでしまった」「会社に行けなかった自分が情けない」そんな気持ちについてです。ゴールデンウィーク明けって、想像以上にしんどい時がありますよね。「連休明けから頑張ろう」そう思っていたのに、朝になると体が動かなかったり、職場のことを考えるだけで苦しくなるってしまう。休むと、「また休んでしまった」「みんな頑張ってるのに」「社会人としてダメだ」そんなふうに、自分を責めてしまっていませんか。特に、「役に立たないと意味がない」という感覚が強い人ほど、休むことを、“自分が価値のない証拠”みたいに感じてしまうことも。でも、本当に限界が近い時って、人は上手に休めませんよね。限界まで頑張って、動けなくなって、そこで初めて止まることも多いのでは。だから今日休んだことは、“これ以上壊れないために、体が止めてくれた”という面もあるかもしれません。今日は、休んでしまった自分を責め続けるより、ここまで無理して頑張ってきたんだなという視点を、少しだけ持ちたいですよね。ゴールデンウィーク明け。しんどさを抱えながら過ごしている方が、少しでも、自分を責めすぎずに眠れますように。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  30. 2

    休職中、会社から連絡が来るとつらい

    ゆるリワークの辻本智美です。このアカウントでは、SNSで見かけた悩みに、勝手にアンサーしています。今回のテーマは、「休職中に職場から連絡が来ると、つらくなる」というお話です。連絡が来ただけで、涙が出る。動悸がする。「もう働けないかもしれない」と不安になる。こんな風に思ってしまう人も多くて。むしろ、限界まで頑張って、やっと休職した直後の方ほど、起こりやすい反応ですよね。ただ、業務の引き継ぎや、傷病手当の申請など、会社とやりとりしないといけない場面もあるのは事実。まだ状態が不安定な時に、会社と直接やりとりするのは、負担が大きくて当然です。書類をもれなく記入する。会社に提出する。こういった作業も、適応障害で休職している方にとっては、重労働。そのときに、「こんなこともできないのか」と自分を責めてしまう方が多いのですが、今は回復途中だから。無理に一人でやらなくて大丈夫です。可能であれば、家族に代わりに連絡してもらう。書類のやりとりをサポートしてもらう。郵便ポストに投函してもらう。何かのストレス反応が出ているときは、まだしっかり療養が必要なサインですよね。今は「回復を優先する時期」。安心して、頼れるところは頼るのが良いですね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  31. 1

    休職していいのか不安な人へ

    ゆるリワークの辻本智美です。このアカウントでは、SNSで見かけた悩みに、勝手にアンサーしています。今回の投稿は、「こんなので休職していいの?」と、罪悪感を感じている方でした。「もしかしたら、まだ働けたのかも」「みんなは、こんな状態でも働いているのでは」などと考えて、休職した自分を責めておられるようでした。でも、診断書をもらったということは、休職していい状態ですよね。適応障害で休職する方って、ギリギリまで、限界まで頑張ってきた人がほとんどです。適応障害って、気分の落ち込みだけじゃなくてイライラが続く理由もなく涙が出るこういう状態になっているときは「もう限界!」というサインです。さらに、めまいがする、手がしびれるなど、体の症状が出る方も多いです。ここまで来ているなら、無理して働き続ける方がリスクでは。適応障害は、ストレスになっている環境から離れることで、症状が軽くなったり、消えていく特徴があります。だから、休職すること自体が、治療の一つですよね。主治医が診断書を書いている時点で、十分、休職していい状態です。むしろ、「休もう」と判断できたのは、自分のこころと体を守るために、良い判断ができたということ。そのまま続けていたら、もっとこじらしてしまって、回復に時間がかかっていた可能性も。なので、罪悪感を感じる必要はありません。今は、時間をかけて休む時期。ゆっくり休んでくださいね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  32. 0

    「早く良くなってね」がしんどいとき

    ゆるリワークのつじもとともみです。このアカウントでは、SNSで見かけた適応障害の方の悩みに対して、専門職として、勝手にアンサーしていきます。今回のテーマは、「早く良くなってねって言われるのに、回復しない自分がつらい」という悩みです。最初にお伝えしたいのは、回復していないって思ったとしても自分を責める必要はないということです。適応障害の回復は、まっすぐ一直線に回復するものじゃないから。良くなったと思ったらまたもとに戻ってしまう。少し動るようになったのに、その後寝込んでしまって、また動けなくなる。こんな風に回復していくんですよね。だから、「思ったより回復していない」と思うのはちゃんと回復の途中なのです。そして、もう一つ大事なのが、「早く良くなってね」って言われたとき。この言葉を重く受け取らなくて大丈夫です。言っている側は、あなたを急かしたいわけではないですよね。どう声をかけていいかわからなくて、とりあえず出てきた言葉、みたいな感じがほとんどです。つまり、深い意味や期待が込められている言葉ではない。「お大事に」と同じくらいの重さで受け止めてOK。だから、「早く良くならないといけない」と深刻に受け取る必要はありません。「早く良くなってね」→「気にかけてくれてるんだな」これくらいで十分じゃないかな。今の回復状態に合った過ごし方を続けることが大事だったりします。動けない日は、休む。少し動ける日は、少しだけ何かやれることをやってみる。こうしているうちに、気がついたらしんどい日がなくなっている。こんな感じです。焦らなくて大丈夫。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

  33. -1

    不安でぐるぐる考えてるときの対処法

    今日は、適応障害で休職中の方に向けて、「SNSと不安の関係」と「簡単にできる認知行動療法」についてお話しします。休職していると、人と話す機会が減って、気づいたらSNSばかり見ている、ということが起こりやすいですよね。私も発信している側なので、SNSが悪いとは言いません。ただ、実際に人と会ったり、外に出たりすると、現実に触れる感覚があって、ふっと我に返ることがあります。一方で、SNSのやりとりだけだったり、家から出ない生活が続くと、自分の考えの中に閉じこもりやすくなります。そうすると、だんだんネガティブな考えに引っ張られていく。頭の中でぐるぐる考えて、不安がどんどん大きくなっていく状態ですね。本当は、外に出て一度リセットするのが効果的です。でも、「やってみよう」と思えないから困るんですよね。できれば誰かと話すのが一番ですが、そういう環境がない方も多いと思います。なので今日は、一人でもできる方法をお伝えします。認知行動療法のシンプルなやり方です。例えば、こんな不安があったとします。「外に買い物に出たら、知り合いに会って、ずる休みしていると思われるんじゃないか。だから外に出られない」このとき、まずやることは一つです。「それが実際に起こる確率は何%か?」と自分に問いかけます。絶対に起こるのか。何%くらいの可能性なのか。ここで、例えば「80%くらいある気がする」と思ったとします。次に、「そう思う根拠」を考えます。例えば、「前に外出したときに知り合いに会ったことがある」など、実際の出来事です。その次に、「起こらない根拠」を考えます。例えば、「先週外出したけど誰にも会わなかった」とか、「会ったけど軽く会釈しただけだった」などです。この両方を出した上で、もう一度考えます。「この不安が現実になる確率は何%か?」そうすると、さっきより下がることが多いです。80%と思っていたものが、40%とか30%くらいになることもあります。不安が強いときは、頭の中がその考えでいっぱいになって、現実よりも大きく感じてしまっています。だから、こうやって一度立ち止まって、現実ベースで考え直すことが大事です。できる範囲で外に出るのが良いですが、どうしても外に出られないときは、試してみてくださいね。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit yururiwork.substack.com

Type above to search every episode's transcript for a word or phrase. Matches are scoped to this podcast.

Searching…

We're indexing this podcast's transcripts for the first time — this can take a minute or two. We'll show results as soon as they're ready.

No matches for "" in this podcast's transcripts.

Showing of matches

No topics indexed yet for this podcast.

Loading reviews...

ABOUT THIS SHOW

3つの国家資格を持つ専門家 公認心理師×作業療法士×精神保健福祉士 SNSで適応障害で休職中の方の悩みを見ると、「大丈夫ですよ」と言って回りたくなるので、このアカウントで、勝手にアンサーすることにしました。 適応障害で休職中の方に、在宅ですぐに始められるオンラインリワークを提供しています。🍀通院先を変えずに受講できます🍀休職中のご相談はリンクから 🍀産業医からもご紹介いただいています yururiwork.substack.com

HOSTED BY

適応障害・休職相談室|つじもとともみ

CATEGORIES

Frequently Asked Questions

How many episodes does こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast have?

こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast currently has 33 episodes available on PodParley. New episodes are automatically indexed when they're published to the podcast feed.

What is こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast about?

3つの国家資格を持つ専門家 公認心理師×作業療法士×精神保健福祉士 SNSで適応障害で休職中の方の悩みを見ると、「大丈夫ですよ」と言って回りたくなるので、このアカウントで、勝手にアンサーすることにしました。 適応障害で休職中の方に、在宅ですぐに始められるオンラインリワークを提供しています。🍀通院先を変えずに受講できます🍀休職中のご相談はリンクから 🍀産業医からもご紹介いただいています yururiwork.substack.com

How often does こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast release new episodes?

こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast has 33 episodes. Check the episode list to see recent publication dates and frequency.

Where can I listen to こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast?

You can listen to こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast on PodParley by clicking any episode. We provide an embedded audio player for direct listening, and you can also subscribe via your preferred podcast app using the RSS feed.

Who hosts こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast?

こころと仕事の相談室|つじもとともみ の Substack Podcast is created and hosted by 適応障害・休職相談室|つじもとともみ.
URL copied to clipboard!