EPISODE · Jun 23, 2026 · 18 MIN
ゆっくり自立するノベーション(1884回)
from 残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか" · host kotaro zamma
この春、就職して児童養護施設を出ると決めた18歳の都晴人くんの言葉に、自立をするということについて、深く考えさせられました曰く"自分が思う自立は、起きるとか、いろんな家事をするとか。それをするのが自立だと思うけど。それの裏見てみたら、それを支えてくれてるアットホームな人たちがおるから自分が自立できてるんやなっていう。これから人生の第二章。 60まで、定年まで頑張って働いて。で、その時に自分が自立したかどうかっていうのをゆっくり考えれたらいいかな。ここから私は思いました1、弱い責任2、頼り上手3、何人頼ってきたか1、弱い責任自立というと、読んで字の如く、自らの足で立つ、それはすなわち、誰の力も借りずに、自分1人でも生きていける力を身につけた、そんな人間のこと、と自分も長い間思ってきましたでも、晴人くんのいう通り、自分1人で生きれている人なんて、この世の中には、1人もいなくて、どこかで巡り巡って、支えられて生きているということを、感じることがとても大切だなと思いますむしろ、1人で生きれていると、思うことの方が危険なことで、困った時には、積極的に頼れるということがとても大事だと思いました以前、お話しした、哲学者の戸谷洋志さんの言われる"弱い責任"という言葉がとても好きで全てを自分一人で抱えることが自己責任ではなく、抱えきれないなら誰かを頼ることこそ自己責任であるそれこそが責任を果たすことにつながる、そんなふうに改めて思いました2、頼り上手そう考えると、逆説的に聞こえるかもしれませんが、実は、頼る必要がある時には、積極的に助けてと言えるということが、自立ということにつながるのかもしれないと思います甘え上手という言葉はありますが、頼り上手という言葉はあまり聞かない気がします頼り上手になるには、もしかしたら、まずは頼る人を信頼するというところから始めることなのかなあと思いました信頼関係の始まりは、まずは、こちらから信頼するそれは、WBCの栗山監督の、まずは信頼しているから、というメッセージを伝えること、ということにも共通している気がします頼られた方は、なんとか、その信頼に応えようとするそこに、信頼のループが生まれる。だから、実は、誰かを頼るということは、とても勇気がいることで、でもそれを自分から始めることが、信頼関係をより強固にするものにもなる、そんなふうにも思いました3、何人頼ってきたか晴人くんが、60歳になった時に、ゆっくり考えたい、と言われた言葉から、その辺りにいる私としては、自分として、今自立しているのかなあと考えてしまいましたそれはもしかすると、どれだけの人を、自らが信頼して、そして、何人に、本気で頼ってきたのか?ということを問われているような気がしましたもし、お墓に入るときに、僕が頼ってきた人リストを、墓石に刻んでいいなら、その人数こそが、自立して生きてこれたかどうか、その証になるのかもしれないなあと思いましたたくさん迷惑をかけてきた人しか浮かばない気がしますが、思い浮かべると、めちゃくちゃたくさんいる気がしますそれは私は自立してきた、と言っていいのか、わからないですがたくさん頼らせてくれて、本当にありがとうと伝えたいなあと思いましたイノベータリップルモデルにおいても、1人のパッションから、仲間を作るところがとても大事で、ここで仲間に頼ることができるかどうかで、次のステップのたくさんの人たちを幸せにする大義まで辿り着けるかということが決まる、と思っていますということで、一言で言えばゆっくり自立するノベーションそんなことを思いました参考: Dearにっぽん「18歳 僕の“自立” ~大阪 児童養護施設の半年~」初回放送日 6月21日(日)https://www.nhk.jp/g/ts/P71P7Q379L/blog/bl/pJv6gqyW1J/bp/pkaglKwnoy/
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