PODCAST · religion
横山僧侶のお寺の縁側ラジオ
by 横山 瑞法(Yokoyama Zuiho)
仏教・お寺の話題から日本文化・僧侶の生態まで幅広くお届けします。法源寺https://www.hougenji.or.jpTempleHotel 南アルプス法源寺https://oterastay.com/hougen-ji/
Episodes
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いいお店、いいお寺(2026/10/17)
学生時代に住んでいた街を久しぶりに訪れ、当時から残るいいお店と出会ったことから、「いいお店とはどんな店か」を考えました。 話の軸は二つ、「ソフト」と「ハード」です。ソフトとは味とサービス、ハードとは店の佇まいのこと。佇まいから「入ってみよう」という気持ちが生まれ、サービスと味がリピートにつながります。...
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縁が整えばなんでもやってしまうのが人間—親鸞と十界互具から考える正気への道ー(2026/10/15)
昨日の配信で紹介したアウグスティヌスの話——剣闘士の殺し合いに反対していた若者が友人に連れられ会場の歓声に引き込まれてしまったという話——を受けて、浄土真宗の開祖・親鸞聖人の言葉を軸に、人間がいかに縁(えん=周囲の状況や環境)に左右されるかを話しています。...
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人の死を見せ物にすることー正気でいることの大切さとその困難ー(2026/10/14)
アメリカのヘグセス国防長官が、2009年にテキサス州フォートフード陸軍基地で銃を乱射し13人を殺害した死刑囚の処刑をライブ配信すると発表しました。実施されれば約90年ぶりの公開処刑となります。死刑制度そのものでなく、人の死を見せ物にすることについて考えます。 歴史をたどると、ロンドンの公開処刑はかつてお祭りのようなイベントになり、露天商が立ち並び事件のパンフレットが25万部売れた記録があります。5世紀のキリスト教神学者アウグスティヌスが書いた『告白』にも、剣闘士の試合を嫌っていた若者がひとたび血を見た瞬間から熱狂に染まり、自ら足を運ぶようになったというエピソードが出てきます。...
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20年ぶりに池上本門寺のお会式の万灯練供養を見に行きます(2026/10/12)
10月13日は日蓮宗の開祖・日蓮聖人のご命日です。その前日に、東京別院の企画で池上本門寺(東京・大田区)のお会式へ20年ぶりに参加してきます。 池上本門寺のお会式の目玉は「万灯練供養」です。百数十基の万灯と約3000人の行列が池上の街を練り歩き、江戸の火消しを模した先導と太鼓・笛の音が深夜まで続きます。また境内では、「南無妙法蓮華経」を夜通し唱え続ける「唱題行」が行われます。今年は新貫首就任後初めてのお会式で、節目の一日でもあります。当日は母校の立正大学(日蓮宗系の大学)にも立ち寄り、池上の街を散策する予定です。 - 日蓮聖人のご命日前日のお会式 -...
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上辺だけの優しさは相手の敵になるのと同じ(2026/10/11)
小学校2年生の末っ子がスマホで名前を音声入力して検索し、「お父さん有名人だよね」と画面を見せてきました。思わず笑いましたが、恥ずかしい投稿が出ていないか背筋がひやりとした体験です。高校1年の長女からは「TikTokだけは絶対やめて」と念押しされてもいます。子供に見られることが前提になった時代に、発信のあり方を改めて考えました。...
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善良であれ(2026/10/9)
漫画の主人公に感じた「善良さ」から、善良に生きることの意味と難しさを考えるエピソードです。 SNSで目立つ人ばかりが目に入る現代、日蓮は「蔵の宝よりも身の宝優れたり、身の宝よりも心の宝第一なり」と説きました。財産でも優れた技能でもなく、心のあり方こそが第一だという言葉です。檀家さんや地域の方のなかには、人の悪口を言わず誰にでも丁寧に接する善良な人がたくさんいて、目立たないながらも地域の暮らしを静かに支えています。...
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疲れたら休む—デジタル鎮痛剤と、お釈迦様が苦行をやめた話(2026/10/8)
「デジタルイブプロフェン(デジタル鎮痛剤)」とは、中国の若者の間で疲れや不安を和らげてくれるネットコンテンツを指す言葉です。「ちいかわ」がその代表例として挙げられており、厳しい競争社会に疲れた若者が可愛いキャラクターや穏やかな物語に癒しを求める流れは、日本にも通じるものがあります。...
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日蓮聖人のご命日はなぜ賑やかなのか—お会式と万灯練り供養(2026/10/7)
日蓮宗の開祖・日蓮聖人が1282年(弘安5年)に入滅されたご命日は10月13日です。この命日を中心に、全国の日蓮宗の寺院で「お会式」と呼ばれる法要が営まれます。なかでも池上本門寺(東京都大田区)のお会式は最も盛大で、前夜の万灯練り供養が知られています。万灯とは各講(信徒の集まり)の紋を描いた提灯に桜の造花を飾った灯りで、全国百を超える講が池上の町を約2キロ練り歩きます。...
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六角堂改修竣工式典と文化財修復—「前と変わらない」が最大の褒め言葉(2026/10/5)
南アルプス市の重要文化財・六角堂の改修竣工式典に出席しました。聖徳太子を祀るこのお堂は築200〜300年で、シロアリ被害が進んでいたものを、市の助成金・文化財保護財団の支援・地元寄付など総額約3000万円をかけて修復。改修を担った石川工務店(山梨県)の社長は42歳で、「前と変わんねえんじゃねえかって言われるのが一番の褒め言葉」と話してくれました。...
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田部井淳子さんの息子を寺子屋に招く。三十番神って知ってる?1週間を振り返りながら(2026/10/4)
寺小屋の新企画として、11月28日に田部井真也さんの講演会が決まりました。田部井真也さんのお母さんは登山家の田部井淳子さん——日本人女性として世界初のエベレスト登頂を果たした方です。東日本大震災後に始めた「東北の高校生を富士山へ」というプロジェクトを、真也さんは母の逝去後も引き継いで続けています。映画にもなりファンも多い方なので、お母さんのエピソードも交えていただく予定です。...
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お坊さんの話はなぜ眠くなるのか――処理流暢性と対機説法(2026/10/3)
法事や葬儀の後に行う法話。「お坊さんの話は眠くなりやすい」とよく言われますが、その理由と自分なりの実践について話しています。 心理学の「処理流暢性」という観点から見ると、知っている人の話は前提知識があるぶん脳の負荷が低く、長く聴いていられます。知らない人の話は相手を把握しながら聴くため疲れやすい。法事の場は遠方の参列者も多く、仏教の専門用語が加わり、長いお経の後に法話が続きます。読みやすい本は「8割わかって2割引っかかる」ものだというポッドキャスト「まだない」の話も、法話に照らして考えると腑に落ちます。...
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善い友とはなにか?(2026/10/1)
「シンガーラへの教え」と呼ばれるお経をもとに、お釈迦様が説いた「善い友」の条件を紹介します。このお経では、6つの方角をそれぞれ6つの人間関係(両親・師匠・家族・友人・同僚・出家修行者)に重ねて、どう向き合うべきかを説いています。今回はそのなかの「友人」にあたる北の方角を掘り下げます。...
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邪気とは何か(2026/9/30)
邪気という言葉は民間から広まった表現ですが、仏教の煩悩と深く結びついています。煩悩はサンスクリット語でクレーシャといい、心を汚し乱す働きのことです。 この煩悩の根本には「三毒」と呼ばれる三つの働きがあります。一つ目は貪欲——欲しい、手放したくないという再現のない貪りの心。二つ目は怒りの心——自他を傷つける炎のような激しい怒り。三つ目は愚痴——自分の都合にとらわれ、物事をありのままに見られない迷いの心です。 邪気払いの第一歩は、この三毒のどれが自分の中で動いているかに気づくことです。気づいたらすぐ反応せず、少し呼吸を置いて別の角度から見てみる。そうした実践が心を整えていきます。...
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この身ひとつの限界を知る(2026/9/28)
仲間のお坊さんたちとAIの使い方を話す機会があり、文書作成や資料作成への活用者が多い一方で、エージェント的な使い方やClaude Codeを使っている人はほとんどいませんでした。 自分はといえば、檀家管理ソフトの自作、毎朝のメール仕分け、VoicyやSpotifyへの音声配信の自動アップロードなど、寺の運営の各所にAIを組み込んでいます。一時期はnoteをほぼ毎日更新する試みもしましたが、内容の薄いものが量産されてしまったため、早々に見切りをつけました。...
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20代の頃にやっていた婚活的なことの話(2026/9/27)
なんだかくだらないただの雑談になってしまいました。 20代の頃、地方での出会いの主流は合コンでした。仲の良い友人10人弱で週2チームに分かれ、入れ替わりながら企画を続けるうちにつてが広がり、今の妻とも出会いました。ほぼ全員がその流れで結婚相手を見つけた、そんな時代の話です。 30代半ばを過ぎても独身だった知人は、結婚相談所を利用して結婚しました。入会金などのコストはある一方で、出会いの質を担保しやすい仕組みを当時は頼もしく感じました。当時の感覚では20代が使うものではなかったこのサービスも、今は自然な選択肢として受け入れられているようです。...
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子供にお化けが怖いと言われたら(2026/9/26)
リスナーの方から「子供がお化けを怖がるとき、どう話しているか」というご質問をいただきました。 「一番恐ろしいのは人間だ」という言い回しは大人なら実感できますが、7歳の子供に伝わらなくて当然です。むしろ怖いものがひとつ増えるだけになりかねない。 仏教では、目・耳・鼻・舌・身・意の六つの感覚器官(六根)を通じて受け取ったものを心が統合し、それぞれの世界が作られると考えます。見慣れない和風の家、暗い廊下、普段と違う雰囲気。それらをすべて統合して「お化けがいる」と感じているなら、その子の世界には確かにお化けがいます。いる・いないという二択で考えなくていい。...
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お寺が資産運用するのってどう?(2026/9/24)
海外の仏教系メディア「Buddhist Door...
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心を怒りに奪われないための忍辱(2026/9/23)
お彼岸の「彼岸」は「到彼岸(とうひがん)」に由来します。迷いと苦しみの此岸から悟りの彼岸へ渡るための6つの実践が「六波羅蜜(ろくはらみつ)」です。布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の六つで、お彼岸の6日間に一つずつ心がけるとも言われます。六波羅蜜のひとつ「忍辱(にんにく)」は、耐え忍ぶことや我慢することと思われがちです。しかし、理不尽な扱いをされても黙っていろという話ではありません。お釈迦様の言葉を集めた経典『ダンマパダ(法句経)』には「恨みは恨みによって止むことはない、恨みを捨ててこそ止む」とあります。「忍辱」の語源「クシャーンティー」(パーリ語・サンスクリット語)には「受け入れる」「揺るが…
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増上慢——自分はわかっていると思い込む心(2026/9/21)
仏教では、おごり・慢心を「七慢(しちまん)」として七種に分けて説きます。なかでも気づきにくいのが「増上慢(ぞうじょうまん)」——まだ得ていないのに得た、まだ悟っていないのに悟ったと思い込む慢心です。法華経の方便品にも、この増上慢への言及があります。他者との比較から生まれるおごりは、外からの指摘でどこかで気づけます。しかし増上慢は違います。「自分の目が曇っていること」そのものが見えないため、訂正の機会を得づらく、学んだ人ほど陥りやすい。確信を持って誠実に間違いを広めてしまう——この点で、自他ともに影響を及ぼす厄介な慢心です。お彼岸は、此岸(この世)から彼岸(仏の世界)へと近づくための期間。その時…
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「経営」という言葉を使うと怒られる業界ですが、お寺こそ経営していかなければならない時代です(2026/9/20)
「物価は上がるがお布施は上がらず」近畿で初めて神社が倒産 2040年には3分の1以上が消滅の危機 神社仏閣の“倒産時代”...
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僧侶が教える葬儀社を選ぶ際に気をつけたいこと(2026/9/19)
家族葬 実際の費用はCMの約3倍...
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神社の倒産ニュースから考える宗教法人のガバナンスの穴(2026/9/17)
平安時代970年創建、清和源氏ゆかりの多田神社(兵庫県川西市)が民事再生法の適用を申請しました。本殿・拝殿は国の重要文化財、境内全体は国の史跡にも指定されています。問題の発端は、2024年に亡くなった前宮司が神社の名刀や不動産を担保として資金を借り入れたことです。借入金は宮司個人の口座に入り、神社の会計には一切入りませんでした。神社側は手続きの無効を主張しましたが、事情を知らない融資側は善意の第三者として保護されるとの判断で敗訴し、負債の総額は調査中です。宗教法人法第23条は、不動産や宝物の担保提供に責任役員会(寺社の最高議決機関)の決議と、利害関係者への事前公示を求めています。包括法人(神社…
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聴く耳を持たない人に話すのは困難(2026/9/16)
お釈迦様は悟りを開いた後、その内容は誰にも理解されないと考え、しばらく説法を諦めていたといいます。梵天(ブラフマー)に三度請われてようやく決意を固め、「聴く耳ある者たちに甘露の門を開く」と語ったとされています。甘露は仏教で「不死の境地」や「解脱」を指す言葉で、梵語「アムリタ」の訳語です。最初の説法の試みでは、たまたま出会った異教の遊行者ウパカには届かなかったという逸話も残っています。聴く耳がない人に無理に伝えようとすれば摩擦が生まれる。聴く耳が育つ場をお膳立てするか、時間の変化を待つか——北風ではなく太陽の戦略を取ることの大切さを話します。-...
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ホームセンターの棚を全て見てみたらとても良かった(2026/9/14)
息子のプログラミング教室の送迎待ちを使って、地元のホームセンターDCM(以前は山梨ローカルのくろがねや)を隅から隅まで歩いてみました。ふだんは用件を決めてから買い物に行くタイプで、目的なくぶらぶら歩くのは苦手です。ところがウォーキング目的で全ての棚をつぶさに見てまわると、いつもは素通りしていた工具や資材のコーナーまで丁寧に眺めることになり、思わぬ発見が続きました。宿の外壁のひびを補修できそうなチューブ入りのセメント、炭を入れておく蓋付きのバケツ、仏具屋では多機能すぎて合わなかった香炉(仏壇などで香を焚く器)の灰ならしのシンプルなもの、文房具コーナーで見つけたちょうどよいポケット式ファイル。それ…
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植樹イベント開催しました(2026/9/13)
甲府・武田神社の裏手の山で、一般社団法人ソーシャルテンプルが主催する植樹イベントを開催しました。スタッフ・参加者合わせて40名が集まり、シラカシやケヤキ、シキミ(仏前に供える木)など20種類以上を混在させて植えています。監修は、地球環境戦略研究機関・国際生態学センターの目黒真一先生。マレーシアの熱帯雨林やアマゾン、ケニアの山など世界各地で壊れた森を再生してきた植物生態学者・宮脇昭先生とともに研究・活動してきた方です。植え方の軸になっているのが「潜在自然植生」という考え方です。人の手が入らなければその土地に本来育つはずの木を選んで植えることで、災害に強い森ができるといいます。東日本大震災の津波の…
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朝のお勤め(2026/9/12)
朝のお勤め
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高野山の宿坊のニュースについて解説(2026/9/11)
毎日新聞が報じた「世界遺産高野山宿坊で集団申告漏れ1億円超国税指摘」というニュースを取り上げ、その実態と宗教法人の税務の仕組みを解説します。高野山の宿坊51軒のうち10数件が大阪国税局の調査を受け、半数以上で申告漏れが指摘されました。総額1億円超のうち大半は一軒のお寺の事案に集中しており、「集団申告漏れ」という見出しが醸し出す印象と実態には大きな差があります。宿坊は旅館業にあたり、宗教法人であっても収益事業として課税の対象です。税務調査では、資産として減価償却すべきか一括で経費処理できるか、といった解釈の相違で追加納税が生じることは珍しくありません。一方、重加算税(隠蔽や仮装が認定された場合に…
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「南アルプスは貴族」はこれからも続くのか(2026/9/10)
山梨県南アルプス市は、山に守られて水害が少なく、新宿まで車で約1時間半という立地もあって暮らしやすい地域です。自然豊かなうえにネット通販が普及しており、都会的な娯楽がなくても生活に不自由はほぼありません。一方で、市の予算の半分ほどを地方交付税などに依存しているのが現状です。国の財政悪化と急速な人口減少が続く中で、この恵まれた暮らしが長期的に維持できるかは楽観視できません。無秩序な宅地開発よりも、インフラを支えられるコンパクトな街づくりへの転換が課題になっています。ライドシェア解禁の遅れに象徴されるように、一部の利権が社会の変化を妨げる事例は後を絶ちません。ローマン・クルツナリック著『グッドアン…
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勝手な使命感(2026/9/9)
お寺で学びの場を積み重ねるなかで、「自分じゃなきゃ届けられないものがある」という感覚がじわじわと育ってきました。先日は別院で春木先生を招き、スマートフォンやSNSとの付き合い方を考える講義を開催しました。5月から数えて2回目の企画で、来年は中津さんの講演も予定しています。さまざまなジャンルの話がお寺に集まってきています。こうして人を呼び、場を重ねるなかで気づいたことがあります。「住職はお寺にいなきゃいけない」——そう思っていた時期がありました。でも今は逆で、住職こそ外に出て見聞きし、それを地元に持ち帰らなければならない。自分じゃなきゃ呼べない人を呼び、この場所から届けていく。そういう勝手な使命…
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分からないを引き受ける(2026/9/7)
情報学の視点では、個々の点よりも点と点のあいだの「つながり」の質や数に注目します。これは仏教が大切にしてきた、物事をつながりの中で見る視点と深く重なります。ある講演をきっかけに、改めてそのことを考えました。私たちは自分のいるコミュニティの中からしか世界を見られず、その外側が見えていません。見えていないのに見えているかのように振る舞ってしまうことが、炎上のような現象を生む根になる——仏教が「愚かゆえに苦しみを生む」と言ってきたことと重なります。世の中は、条件・環境・タイミング・偶然が複雑に絡み合っていて、「これをすればああなる」という単純な因果では語れません。「大体のことはわかっている」という感…
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春木先生講演会無事に終了しました(2026/9/6)
春木先生をお招きした寺子屋の講演会が無事に終わりました。会場には中村淳彦さんもいらっしゃり、遠方からも多くの方に参加していただきました。講演のテーマは「情報」。情報とは何か・どう整理し抽象化されていくかという基本から、情報が広がる仕組み、炎上が起きるメカニズムまで、90分にわたってわかりやすく話していただきました。「SNSやスマホの話かな」と思っていた方も多かったようですが、実際は情報全体の構造をとらえる視点が軸になった内容で、思っていたのと全然違ったけれどもすごく面白かったという感想が多く届いています。仕組みを知ることで「これをやっておけば大丈夫」という正解が出るわけではありません。それでも…
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今日は当山に春木先生がいらっしゃいます(2026/9/5)
地方紙をスクラップブックにまとめる習慣を始めた話から、ポッドキャストで取り上げきれなかった地元の話題を三つ取り上げています。ひとつめは、映画監督・成島出さんの訃報です。8月24日に肺がんで65歳で逝去。山梨県甲府出身で、代表作に『8日目のセミ』や『連合艦隊司令長官...
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お経の拍子の3段階(2026/9/4)
日蓮宗では、お経の読み方に「平拍子(ひらびょうし)」「中拍子(ちゅうびょうし)」「本拍子(ほんびょうし)」という3段階の速さがあります。平拍子は最もゆっくりとした読み方で、「雨だれ」とも呼ばれます。雨が垂れるようにトントンと一定のテンポで叩き、葬儀や法事の場でよく耳にするゆったりとした読み方です。中拍子はひら拍子を、大小の拍を交互に使うことで速さを上げます。本拍子はさらに中拍子の小の拍を省いて大の拍だけで叩き、3段階の中で最も速い読み方です。法華経(妙法蓮華経)の一節を用いて3段階を実際に聴き比べることができます。同じ箇所でも、平拍子では数分かかるところが、本拍子では1分ほどで読めます。-..…
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日蓮聖人の衣替え ─ 宗祖御更衣式(2026/9/3)
日蓮宗では、祖師堂に日蓮聖人の像をお祀りし、衣が彫り込まれているのではなく実際の衣を着せているものが少なくありません。身延山久遠寺の祖師堂でも年に二度、宗祖御更衣式として衣替えが行われます。もとは6月1日・10月1日でしたが、近年の気候変化を受けて、久遠寺では4月30日と10月31日に改められています。式は夕方6時ごろから始まり、読経ののちに照明を落とし、ろうそくの灯りのなかで衣を替えます。衣替えの際には像の首まわりを布で丁寧に拭うなど、細やかな所作も伴います。衣を奉納する施主の席もありますが、施主でなくても参列自体は可能です。師匠が久遠寺で執事を務めた際に持ち帰った布を腹帯に用いたというエピ…
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あなたの知らない宮沢賢治(2026/9/2)
仏像講座とかき氷🍧宴アフタートークと10月のイベント募集について https://stand.fm/episodes/6a96867df947e790485ee06f 横山上人と行く池上本門寺「御会式」体験参加申込はこちら👇 https://hougenjitokyobetsuin261012.peatix.com/...
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ふるさと納税で墓を買う(2026/8/31)
大阪府大東市がふるさと納税の返礼品に、前方後円墳型のお墓の使用権を加えました。安藤忠雄氏がランドスケープデザインを手がけた大阪メモリアルパーク内にあり、4名分750万円・管理料不要・合祀なしで個別安置が続きます。株式会社前方後円墳がプロデュースし、生前に同じ墓への入墓予定者が集う「古墳同窓会」も運営されます。この仕組みの先駆けとして、日蓮宗の僧侶・小川氏が30年ほど前に新潟で開いた「安穏廟(あんのんびょう)」があります。永代供養(えいたいくよう)とは、遺族が管理できなくなっても寺や霊園が長期にわたって遺骨を守り供養する仕組みのことです。日本では墓地を経営できるのは自治体・宗教法人・公益法人に限…
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「なんか分からないけど無理!!」から考える生存は苦であるということ(2026/8/30)
私たちは、自分の思い通りにならないものを、何故「私」だと思っているのか。 生成AIが作った画像でダメージを喰らう… https://stand.fm/episodes/6a914bc754e68d05ed9d5ab5
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AI時代に求められる自灯明法灯明(2026/8/29)
AI時代にこそ自らどう考えどう動くかが問われている
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「〇〇で滅」を仏教視点で語ります(2026/8/27)
令和の滅を仏教の滅すればいい。 流行りの言葉を仏教視点で無理やり解説するやつです。 プレミアム放送では、通常回ではちょっと話しづらいさらに突っ込んだ本音をお話ししています。 登録はWEBからがお得です! https://voicy.jp/channel/3731/premium 法源寺から徒歩2分の空き家をリノベーションした「宿坊 南アルプス法源寺」 https://www.chillnn.com/19d8ad47e5d267 各種SNSアカウントはこちら note(月8~10記事くらい更新してます!) https://note.com/zuihoyokoyama...
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与えられた手札で工夫する(2026/8/26)
昨日は日笠先生の講演会が地元でありました。5月に法源寺での開催から3ヶ月。当初やりたかった形に近い形でお呼びすることが叶いました。
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コンビニ的にならない〜便利なだけで選ばれることの弊害〜(2026/8/24)
教会における消費主義を見抜く10の方法 https://religionunplugged.com/news/10-ways-to-recognize-consumerism-in-your-church
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今年、残りの期間に力を入れてやること(2026/8/23)
一週間を振り返りながら、今年残りの期間で力を入れてやることについて話しました。 今年の残り期間、結構大変かもしれない。
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最近のお墓事情〜価格よりも継承者に迷惑をかけないこと重視する傾向〜(2026/8/22)
墓じまい後の新定番「樹木葬」相場は71万円。請求しないともらえない「未支給年金」ルールも解説 https://limo.media/articles/-/135017 プレミアム放送では、通常回ではちょっと話しづらいさらに突っ込んだ本音をお話ししています。 登録はWEBからがお得です! https://voicy.jp/channel/3731/premium 法源寺から徒歩2分の空き家をリノベーションした「宿坊 南アルプス法源寺」 https://www.chillnn.com/19d8ad47e5d267 各種SNSアカウントはこちら note(月8~10記事くらい更新してます!)...
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道を歩むということ。結果より過程にコミット(2026/8/20)
仏道というくらいだから、途中の過程がある。過程の中に結果がある。
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夏休み散歩配信(2026-8-19)
熱海の街は坂が多い
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そもそもお盆ってなんなのか?(2026/8/17)
宗教文化ってか、日本文化だね。
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お盆明け、まだ終わってないけれどやり切った感がある僧侶の一週間を振り返る(2026/8/16)
プレミアム放送では、通常回ではちょっと話しづらいさらに突っ込んだ本音をお話ししています。 登録はWEBからがお得です! https://voicy.jp/channel/3731/premium 法源寺から徒歩2分の空き家をリノベーションした「宿坊 南アルプス法源寺」 https://www.chillnn.com/19d8ad47e5d267 各種SNSアカウントはこちら note(月8~10記事くらい更新してます!) https://note.com/zuihoyokoyama 横山瑞法Instagram(お寺のことから個人的なことまで)...
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人間、それは宗教的生物(2026/8/13)
験担ぎ好きだよねー。
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的外れで、車軸からズレた車輪のような私たち(2026/8/12)
【参考記事】 「罪」という概念は、恥やトラウマを引き起こす可能性がある。しかし、それが行動を起こすきっかけとして使われるとしたらどうだろうか? https://www.theguardian.com/commentisfree/2026/aug/10/the-idea-of-sin-can-cause-shame-and-trauma-but-what-if-its-used-as-a-cue-to-act
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海外からのゲスト(2026/8/10)
昨日はうちの宿の宿泊者ではないですが、海外からのゲストを迎えて、法華経の写経を体験していただきました。 観光地でもないうちの辺りにくる海外の方は、特に日本の文化に対してリスペクトを持って、好意的な方が多いので、応対する側としても楽しいし学びが多いです。
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