EPISODE · Jun 9, 2026 · 13 MIN
〈民衆こそ王者〉沖縄戦の一枚の絵が、80年後に遺族へ届いた
from 編集長の仕事部屋 · host 潮編集部/潮プラス編集チーム〈潮出版社〉
1945年沖縄――鉄の雨が降る地獄を描いた「沖縄戦の絵」小説『人間革命』冒頭の、あの池田先生の文章に戦争のすべてが凝縮されている。『民衆こそ王者 池田大作とその時代』「火宅を出ずる道」篇 第9回。舞台は沖縄。沖縄戦の記憶を描いた一枚の絵をめぐる、時間を超えた感動のドラマです。「この絵に描かれているのは私の姉かもしれません」絵に残されていた詳細な記録を手がかりに、その人物が戦時中に看護にあたっていた長嶺フサ子さんであることがわかります。写真が一枚も残っていないなか、80年後に一枚の絵だけが姉の姿を家族へ伝えたのでした。この絵を描いた宮里新喜さん自身もまた、沖縄戦を生き延び、長く苦しみを抱えながら、後に平和のために証言を残す決意を固めた一人です。思い出すだけでも倒れてしまうほどつらい記憶を、それでも未来のために描き残した。その行為の重みが強く伝わってきます。
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