PODCAST · business
聞くとマーケティングが学べるラジオ
by 多田 翼 (Aqxis 代表)
ヒット商品や、普段何気なく使っている商品・サービスを題材に、人気の要因をマーケティングの視点で解説する音声配信です。事例からマーケティングの見方、考え方、実行までに通じる 「本質」 を読み解き、仕事にも応用できる学びまで掘り下げます。マーケティングは本来、専門家だけのものではなく、あなたの毎日のすぐそばにあるものです。聞き終えたときに 「マーケティングって、こういうことだったのか」 「思っていたよりずっとおもしろいな」 と感じてもらえたらうれしく思います。1 回あたりおよそ 10 ~ 15 分。通勤や通学、家事の合間、運動中、散歩など、今日もひとつ、一緒にマーケティングのおもしろさを見つけにいきませんか?プロフィール: Aqxis 代表。Google でシニアマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。
Episodes
-
博報堂 DY プロプロ研修。デザイン思考 5 つのステップの実践
#マーケティング #デザイン思考 #商品開発 デザイン思考の出発点は、技術や機能ではなく利用者への共感。誰の、どんな感情や本音に寄り添うかによって、見える課題もアイデアの方向性も変わる 解くべき問題の定義が曖昧なままでは、どれだけアイデアを出しても具体的な形に落とし込めない。共感から得た気づきを、明確な問いとして言語化する 多様な職種や視点を持つメンバーがチームに加わることで、特定の専門家だけでは出にくい生活者の実感に根ざしたアイデアが生まれやすくなる...
-
wena X に学ぶ、主役の隣で選ばれる脇役戦略
#マーケティング #脇役戦略 #ポジショニング 主役を張ることだけが正解ではない。「脇役戦略」 によってお客さんの生活にある主役を活かし、その隣に入り込むポジションも有効な戦略になる お客さんに新しい習慣を求めず、今の生活の流れにそのまま入り込むことで受け入れてもらいやすくする 脇役がいることで主役の価値が高まる関係をつくれれば、それが選ばれ続ける理由になる コンセプトだけでなく、デザイン、サイズ、売り場まで脇役であることを一貫して徹底する マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください!...
-
葬儀会社が農業を始めた理由。「隣接事業」 のつくり方
#マーケティング #ビジネスモデル #本 葬儀会社が農業を始めたら、サステナブルな新しいビジネスモデルができた (戸波亮) https://amzn.to/3NkqNZP 縮小市場では売上拡大よりも利益率の改善を優先する 新規事業は本業に隣接する領域から始めると、需要の見通しが立ちやすくリスクを抑えられる 外注業務の内製化は、コスト削減と新規事業の種を同時に得られる有効な手段 生産の 「入口」 と販売の 「出口」 の両方を自社でコントロールすると利益が安定しやすくなる 廃棄物や副産物にも目を向けると、収益源の多層化とサステナビリティの両立につながる...
-
書籍『なぜ定石だけでは組織は動かないのか?』に学ぶ、マーケターの仕事
#マーケティング #プロジェクトマネジメント #本 なぜ定石だけでは組織は動かないのか? マーケターのための人心を動かす 「社内調整」 の技術 (垣内勇威) https://amzn.to/3SkLCqs マーケティングでは、正しい施策を考える力と、組織の中で実行まで進める力の両方が求められる。生成 AI が前者を支援するほど、社内調整やプロジェクト推進の比重は高まる 人を動かすには、相手の立場・評価軸・不安を理解し、根拠や顧客の声を使いながら事前に合意をつくる。顧客理解で使う視点は、社内の利害関係者を理解するときにも活用できる 部門間の対立を個人の性格だけで捉えず、KPI...
-
「ユニバース 25」 と 「美しい個体」 が現代社会に問いかける教訓
#生き方 #つながり #存在意義 物質的な豊かさだけで社会の健全さが保証されるわけではない。ユニバース 25 では、資源が豊富な中でも社会行動と繁殖が崩れていった 少子化を、社会全体が新しい命を受け入れ育む余裕をどれだけ持てているかを考えるアラートとして捉える見方もできる 理想の社会は困難がゼロの状態ではない。一人ひとりが自分の役割を持ち他者と関わり合える場があること 物理的な安全や快適さを高めた次のステージでは、心の充足と温かい関係性を軸に社会の仕組みを考えていくことが大切...
-
コメダ珈琲店 ファーストコーヒー。「そのうち顧客」 への種まきをするマーケティング #2981
#マーケティング #そのうち顧客と顧客育成 #体験設計 今すぐ買わない 「そのうち顧客」 にも、あらかじめ接点をつくっておき、将来ニーズが生まれたときに最初に思い出される存在を目指す いきなり購入を促すのではなく、気軽に参加できる接点 (体験イベントや教室など) から段階的に関係を築いていく。そこでは自社の強みが自然に伝わる設計にする 一度きりで終わらせず、接点を重ねながら関係を維持し、少しずつ深めていく。継続的な接触で記憶に残る存在になることを狙う 「そのうち顧客」 への取り組みは短期ではなく中長期の視点で実施する。すぐに成果が出なくても、未来への種まきと捉えてコツコツと続けていく...
-
紀伊國屋書店 KINOFES に学ぶ 「行きたくなる店」 のつくり方
#マーケティング #リテールテインメント #フィジカルアベイラビリティとメンタルアベイラビリティ EC が普及するほど、実店舗には買えること以外の来店理由が求められる KINOFES は本屋で夜を過ごすという体験によって、紀伊國屋書店を行きたい場所へと変えている リテールテインメントは体験を通じてメンタルアベイラビリティを高め、来店による商品接触によってフィジカルアベイラビリティにもつながる 五感、偶発的な出合い、共同体験、場所の物語は、実店舗だからこそ生み出しやすい価値になる EC 時代の実店舗は、商品を売る場所から記憶をつくる場所へと役割を広げられる...
-
@cosme のミニコスメに学ぶ、「使ってわかる」 をつくるマーケティング
#マーケティング #顧客体験 #ユースアベイラビリティ メンタルアベイラビリティは、お客さんが必要なときにブランドや商品を思い出せる状態をつくる フィジカルアベイラビリティは、思い出した商品を見つけ、手に取り、買いやすい状態をつくる ユースアベイラビリティは、実際に使ってもらい、自分にとっての価値を実感しやすい状態をつくる 「思い出せる → 買える → 使って良さがわかる」 までをつなげると、購入から継続利用、ファン化へ進みやすくなる マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください!...
-
葬儀会社がコメをつくる理由。新規事業は 「本業課題」 に結びつける
#マーケティング #新規事業 #事業戦略 新規事業をつくるプロセスは、① 事業領域の選定、② 事業インサイトの発見、③ 事業能力の獲得、④ 事業拡大 事業領域を選ぶときは、本業の周辺にある未開拓の領域にも目を向けると、新しい事業の入口を見つけやすい 顧客の変化と提供側の収益構造をあわせて見ると、自社がどのような事業をつくるべきかという勝ち筋が見えてくる 事業を形にするには、生産や品質管理だけではなく、販売、商品化、人材配置まで含めて必要な能力を育てていく 事業を広げるときは、売り先を確保しながら生産を増やし、すでに持っている資産や能力を次の事業へつなげていく...
-
漫画 「Dr.コトー診療所」 に学ぶ 「7 つの習慣」 からの成功原則
#生き方 #7つの習慣 #本 Dr.コトー診療所 (山田貴敏) https://amzn.to/4tWDfi1 新しい環境では、環境や他人のせいにせず、自分がコントロールできる 「影響の輪」 にある自分の行動に集中する 短期的な成果とあわせて、長期的なビジョンを持つ。未来から逆算し、目の前のタスクの先にある本質的な目的を見失わないようにする 緊急ではないが重要なことに時間を使う。信頼関係の構築はすぐには成果が見えにくいが、長期的には大きな資産となる 自分の専門性を押し付けず、まず相手を理解し、相手の強みを活かす。異なる背景や価値観を持つ人々との協働が、予想を超える成果を生む...
-
沖縄のオリオンビールに学ぶブランド戦略
#マーケティング #ブランド戦略 #事業成長 事業成長の壁を越えるには、新しい顧客と地域の組み合わせを探し、市場ごとにお客さんが持つ経験やイメージに合わせて見せ方を変える ブランドの軸は保ちながら、相手にとって魅力が伝わる形へ表現を変える。地域ごとの文化や記憶を理解することが、その手がかりになる その市場のお客さんがすでに持っている文脈を捉え、顧客文脈に合わせたブランド訴求を行う マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください! https://tsubasatada.theletter.jp
-
ABEMA 大相撲。価値イメージを書き換えた仕掛けとは?
#マーケティング #パーセプションチェンジ #顧客文脈 パーセプションチェンジとは、お客さんが抱く価値イメージを、お客さん目線で再定義してより良い方向へ書き換えること 商品やサービスの見せ方や届け方、文脈づくりを工夫すると、お客さんにとっての意味合いを変えられる 機能や事実に加えて、お客さんの生活や価値観の中でどんな意味を持つかに翻訳し直すことが大切 新しい価値イメージは、継続的な接点の中で少しずつ定着していく。お客さんに何度も新しい見方を体験してもらうことが大切...
-
サントリーのワイン赤玉に学ぶ、顧客のモーメント起点のマーケティング
#マーケティング #ブランディング #モーメント お客さんが商品に関わるモーメント (FMOT, SMOT など) ごとに、顧客価値をどう実現するかを設計する FMOT では直感 (右脳) と論理 (左脳) の両面から 「選ぶ理由」 を届けることにより、お客さんの迷いを解消できる SMOT の価値をお客さんの生活文脈に合う言葉に変換すると、FMOT での訴求力がより強くなる FMOT でお客さんが納得して選べると、使うときの満足度も高まり、ブランド全体の成長につながる 商品の使用体験 (SMOT) の価値づくりに加え、その価値が店頭の選択と購買の瞬間 (FMOT)…
more -
小説『サンセット・サンライズ (楡周平) 』。地方創生と新規事業
#マーケティング #地方創生 #新規事業 サンセット・サンライズ (楡周平) https://amzn.to/4sD6gOK 外部の視点が、内部では気づきにくくなっていた価値を再発見するきっかけになる 否定的な見解の中に事業の種がある。問題点がわかっていることは、解決すべき課題がすでに見えていること 環境変化のタイミングをとらえて動く。課題はずっとあっても、解決の条件がそろう瞬間を見逃さない 善意だけでなく事業として利益が出る構造をつくることで、社会問題への解決と課題の対処は持続する 携わる全員が Win-Win になる設計が、ビジネスを長続きさせる条件...
-
キューサイが顧客の声を活用。2 つの入口をつなぐマーケティング
#マーケティング #カテゴリーエントリーポイントとブランドエントリーポイント #顧客の声 CEP (カテゴリーエントリーポイント) は、消費者がカテゴリーを必要だと感じる瞬間。お客さんの生活場面や顧客の声から、そのきっかけを探る 見つけた CEP は 「誰が・いつ・どこで・なぜ」 まで立体化する BEP (ブランドエントリーポイント) は、カテゴリーの中で特定のブランドを購入候補として思い浮かべる入口 BEP は CEP のシーンごとにつくる。お客さんの状況に合うメッセージやブランド接点を用意する CEP は 「ブランドを思い出してもらうための舞台設定」 で、BEP は...
-
味の素 「買ってくレタス」 。相手商品と一緒に選ばれる理由をつくる方法
#マーケティング #販促 #顧客接点 自社商品から、一緒に組み合わせて使われる相手まで視野を広げる 組み合わせて使われる相手を、利用機会を広げ合うパートナーとして捉える。相手の課題にも目を向け、双方に意味のある企画にする 自社商品の売り場に限らず、お客さんが使い方を考える場所を顧客接点にする。提案を受け取りやすい場面に合わせて内容を変える おもしろさで興味を引き、商品の理解、購入、実際の利用までをつなげる 協業する企業、顧客、自社の三者に利点をつくる。三者の利点が釣り合い、一緒に取り組む理由が伝わる形にする...
-
OODA ループ × インサイト。顧客の隠れた本音に応える意思決定プロセス
#マーケティング #インサイト #OODAループ 顧客インサイトとは、お客さん自身も気づいていない隠れた気持ちや深層心理。心のスイッチボタンを押す原動力になる インサイトはお客さんが直接言葉にして教えてくれるものではない。マーケターが観察や共感を通じて自ら発掘する OODA ループにインサイトを組み込むことにより 「観察 → 方向性の見定め → 意思決定 → 行動」 の各段階がお客さんの深層心理に根ざしたものになる 特に方向性の見定めでインサイトをどこまで深く見出せるかが、全体の質を左右する OODA…
more -
G-SHOCK の Roblox 参入に学ぶ、広告だからこそ 「選ばれる理由」 をつくる重要性
#戦略 #やらないこと #顧客価値 戦略とは、目的を達成するために、やることとやらないことを決める方針 戦略の肝は、何を捨てるかを決めることにある。限られた経営資源を、高めたい顧客価値につながる活動へ集中させる 事業戦略や商品戦略など、レイヤーごとに高めたい顧客価値と、そのために捨てるものを具体的にする 成長の過程で増やした商品や取り組みが、今も顧客価値につながっているかを確かめるといい。以前は役立ったものでも、価値を弱めているなら手放す シンプル化では、お客さんへの価値が以前より高まるかを判断基準にする。何を残し、何を捨てるかを選び、残したものを磨き続ける...
-
鰻の成瀬の戦略転換に学ぶ、顧客価値を高める戦略のポイント
#戦略 #やらないこと #顧客価値 戦略とは、目的を達成するために、やることとやらないことを決める方針 戦略の肝は、何を捨てるかを決めることにある。限られた経営資源を、高めたい顧客価値につながる活動へ集中させる 事業戦略や商品戦略など、レイヤーごとに高めたい顧客価値と、そのために捨てるものを具体的にする 成長の過程で増やした商品や取り組みが、今も顧客価値につながっているかを確かめるといい。以前は役立ったものでも、価値を弱めているなら手放す シンプル化では、お客さんへの価値が以前より高まるかを判断基準にする。何を残し、何を捨てるかを選び、残したものを磨き続ける...
-
なぜ「マーケティング」と「ブランディング」の議論は、かみ合わないのか
#マーケティング #ブランディング マーケティングとブランディングには、狭い捉え方から広い捉え方まである。どこまでを含む言葉として使うかによって、両者の関係も変わる 2つの円の大きさによって、「別」 「マーケティングがブランディングを含む」 「ブランディングがマーケティングを含む」 「大きく重なる」 という4つの捉え方が生まれる マーケティングとブランディングをともに広く捉えるほど、2つの円は重なっていく。最大限に広げれば、どちらも経営に近いところまで広がる...
-
旭化成ホームズに学ぶ CEP と BEP をつなぐ戦略
#マーケティング #カテゴリーエントリーポイント #ブランドエントリーポイント お客さんが 「これが必要だ」 と感じる瞬間が CEP お客さんの生活に目を向けると、今まで見えていなかった CEP が見つかる。既存市場の枠の外に視野を広げることが、新しい市場の創造につながる 需要を意識するきっかけを用意すれば、新たな CEP を自ら生み出せる 広げた CEP のそれぞれで、自社ブランドが最初に思い浮かぶ BEP を育てる。接点の頻度と体験の質が、ブランド想起を強くする CEP と BEP…
more -
洋服の青山 「みんなのスーツ」 に学ぶ、未顧客マーケティング
#マーケティング #未顧客 #顧客文脈と価値提案 既存のお客さんにとっての価値が、未顧客には購入の障壁になっていないかを確認する 未顧客が商品を選ぶ前に感じている負担を捉え、選びやすさや使いやすさから価値を組み直すことが大切 買いやすさを高めながら、お客さんが安心できる品質や見た目は守るといい マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください! https://tsubasatada.theletter.jp
-
音ゲー 「リズム天国」 。当たり前をお客さんが得たい体験から見直す
#マーケティング #業界の当たり前 #顧客価値 業界で定着したやり方を、お客さんが得たい体験から見直す。今ある手順に縛られずに考えると、同じカテゴリーの中にも新しい選択肢が見えてくる お客さんが今の商品を自然に受け入れている場所にも、商品を良くする余地がある。日ごろの操作や手順を観察し、本当に望む体験につながっているかを確かめる 違和感を見つけたら、お客さんに届けたい価値を具体的な言葉にする 開発する人も、届けたい価値を自分で体験する。共通の感覚を持つことで、商品づくりの細かな判断を同じ方向にそろえやすくなる...
-
顧客が増える “買ってもらった後” のマーケティング新定跡
#マーケティング #買ってもらった後 #本 「顧客が増え続ける」 科学 - デジタル時代のマーケティング新定跡 (西井敏恭) https://amzn.to/47rXyf4 マーケティングの対象を、商品を知って買ってもらうまでに加え、購入後の利用や継続、推奨まで広げる 購入後に価値を実感してもらうことが、リピート購入と UGC を生み、次の新規顧客の獲得につながる シンプルな導線、早い段階での価値実感、不安の解消によって、お客さんの手間やストレスを減らす お試し・初回購入から2回目購入への移行を重視し、最初に使ったときから商品本来の価値が伝わる体験を設計する...
-
コンビニのミニコスメ。顧客文脈に合わせた商品と売り場の再設計
#マーケティング #顧客文脈 #価値提案 生活者の行動を観察するとき、「なぜ買わないのか」 という行動をしていない理由にも目を向けるといい 生活者が抱く 「失敗したくない」 という心理は、購買を止める直接的な要因になる 製品の仕様 (サイズ・色数・価格) と販売チャネルは、それぞれを単独ではなく、生活者の文脈 (行動と心理) に合わせて一体で設計することが重要 売り場は 「どこで買えるか」 だけでなく、「どんな気持ちで買えるか」 という購買体験も左右する 製品の価値は購入の瞬間で完結せず、購入後の使用シーンまで含めて設計することで、選ばれる理由がより強くなる...
-
サッポロ SUPER STAR - 異業種タッグに学ぶ顧客文脈ターゲティング
#マーケティング #顧客文脈 #顧客価値 顧客の属性に加え、置かれた状況や心理、望み、困りごとといった 「文脈」 まで深掘りすることで、表面的なニーズの奥にある本音が見えてくる 未顧客が買わない理由には、その人なりの合理性がある。未顧客の文脈に立って理由を理解することが、新たな市場機会の発見につながる 顧客文脈を見つけたら、自社ブランドの提供価値を捉え直す。既存カテゴリーや既存顧客の用途に縛られず、顧客文脈に合う新しい価値の伝え方を探ることが大切 特定のシチュエーションという 「文脈」 をもとにターゲティングすることで、その場面で選ばれやすい状況をつくれる…
more -
オルビスに学ぶ、内と外で相乗効果を起こすマーケティング
#マーケティング #エクスターナルマーケティング #インターナルマーケティング エクスターナル (外側への施策) とインターナル (内側への施策) は、互いに影響し合いながら成果を高める エクスターナルの起点は商品価値そのもの。お客さんが使って感じられ、人に伝えたくなる価値が利用や推奨につながる インターナルは顧客体験の土台となる。関係者がコンセプトを理解し、同じ言葉で語れる状態をつくることで、各顧客接点で商品の魅力が一貫して伝わる 外の成果が内の誇りとなり、内の熱量が外への説得力を高める。この循環が持続的な成果を生む...
-
サントリー角瓶を事例に、リブランディングから 「リマーケティング」 を考える
#マーケティング #リブランディング #リマーケティング ブランドはお客さんの頭の中にある価値イメージであり、ブランディングは望ましいイメージをつくり育てる活動。目指す価値イメージから見直すときは、リブランディングとして商品や顧客接点も新しい方向へそろえる マーケットは顧客と事業者の価値交換が成り立つ市場であり、マーケティングは価値交換が続く仕組みをつくり育てる活動。顧客がどの場面で何と比べて選ぶかによって、競争する市場の範囲も変わる 「リマーケティング」...
-
マーケティングの 7 ステップで、“もらう” に込めた顧客への敬意
#マーケティング #顧客起点 #顧客への敬意 マーケティングとは、お客さんから選ばれる理由をつくる活動全般 マーケティングは 7 つのステップ (知ってもらう, 思い出してもらう, 行動してもらう, 買ってもらう, 使ってもらう, 使い続けてもらう, 広めてもらう) で循環する すべてのステップに 「もらう」 という表現を使うのは、主語がお客さんであるから。お客さんに何かを 「させる」 という使役表現からは、お客さんを思い通りに操作できるという誤解が生じる。「もらう」 という言葉にはお客さんへの敬意がある...
-
よーじやの大変革に学ぶ、企業変革の八段階プロセス
#経営 #組織変革 #八段階の変革プロセス 危機意識を高める: 現状のままでは将来立ち行かないという現状の課題を共有し、変革の必要性を組織全体で認識する 推進チームをつくる: 権限・専門性・人望を持つメンバーを集め、変革をリードするチームを編成する ビジョンと戦略を立てる: 目指す姿を明確にし、実現するための戦略を描く ビジョンを周知する: わかりやすいメッセージと行動で、組織全体に繰り返し伝える メンバーが行動しやすい環境を整える: 古い仕組みや心理的な壁を取り除き、挑戦しやすい環境をつくる 短期的な成果を生む: 目に見える成果を早期につくり、組織とメンバーに自信を与える...
-
こどもでぱーと。顧客文脈に合わせた価値を生むマーケティング
#マーケティング #顧客設定 #顧客文脈 マーケティングの出発点は 「お客さんは誰か」 をはっきりさせること。顧客が曖昧なままでは、良い商品やサービスも届かない サービスの利用者と購買の意思決定者が異なる場合がある。「お金を払い、使い続けるかを決める人は誰か」 を見極める 顧客の解像度を上げるために、お客さんの文脈 (状況、困りごと、望み、価値観) まで理解する 鍵 (提供する価値) をつくる前に、鍵穴 (顧客文脈) の理解が先。「何を提供するか」 より 「誰のどんな文脈に応えるか」 から考えることが大事 顧客文脈 (鍵穴) にフィットした価値 (鍵) を提供できれば、「これが欲しい」...
-
BtoB 企業でマーケティング組織が担う役割
#マーケティング #組織のハブ #顧客起点 "未" 顧客戦略 - 消費者の無関心から逃げない 「記憶 × 習慣」 の科学 (村山幹朗, 芹澤連) https://amzn.to/3ZXEr7C マーケティング組織の役割は、広告や販促といった単体の施策実行にとどまらず、顧客理解を起点に社内をつなぐ 「横糸」 になること 横糸の機能は、センサー (変化の察知) 、翻訳 (共通言語化) 、束ね (一貫性の設計) 、武器を配ること (勝ち筋の構築と再現) の 4 つ 各部門との接続の鍵は、常に主語を 「お客さん」...
-
未顧客マーケティング戦略。無関心から逃げず新規顧客を獲得する方法
#マーケティング #未顧客 #本 "未" 顧客戦略 - 消費者の無関心から逃げない 「記憶 × 習慣」 の科学 (村山幹朗, 芹澤連) https://amzn.to/3ZXEr7C 成長の源泉はロイヤル顧客ではなく、無関心な未顧客層にある。市場の大部分を占める未顧客へのアプローチが、持続的な事業成長の鍵となる 買ってくれない未顧客なのは、単に思い出さないという無関心、オートパイロット状態による他社ブランド購入の習慣化。この前提を受け入れ、記憶と習慣を科学的に扱う戦略が有効 広告の役割は、説得ではなく記憶への投資。カスタマージャーニーの 95%...
-
AI 時代の煽りに振り回されず、マーケティング能力を高める方法
#マーケティング #AI #ビジネスキャリア AI 時代に求められると語られる顧客理解や価値判断、意思決定は、実は以前からマーケターが使ってきた能力。新しい言説にいたずらに焦る必要はない マーケティングとは、お客さんから選ばれる理由をつくる活動。顧客理解、提供価値、実行、検証という流れは、AI が普及しても変わらない 変わるのは能力を発揮する環境と仕事の進め方 お客さんの事実から仮説をつくり、施策を実行し、その反応を振り返る。顧客理解、価値を考える力、施策を選ぶ力、AI を使う力は、この繰り返しの中で高まっていく...
-
ベントレー超富裕層マーケティングに学ぶ、顧客価値の再定義
#マーケティング #顧客接点 #顧客価値 顧客接点は、売り手が持つ固定観念とお客さんの現実とのズレに気づく機会になる お客さんの心が動いた瞬間や背景を掘り下げると、表面的なニーズの奥にある価値観が見えてくる 顧客理解から得た洞察は、施策だけでなく提供する顧客価値の再定義にも活用できる 再定義した価値は、お客さんの文脈に合う体験として実装する 一貫した価値提案には、従業員がブランドの価値を体感し、自分の言葉で語れる状態が欠かせない マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください!...
-
コクヨの Campus ブランド刷新。カスタマーサクセスを実現する方法
#マーケティング #カスタマーサクセス #顧客価値 お客さんの課題を 「商品の機能」 ではなく 「成果 (= 成功) 」 から捉え直し、自社の役割を広げる エンドユーザーだけでなく、流通など価値を届ける担い手の成功も支える お客さんにとっての成功を広く捉え、生活を支える存在を目指す。お客さんの成功がめぐりめぐって自社の成功につながる マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください! https://tsubasatada.theletter.jp
-
小説 「賢者の書」 が教える 9 つの知恵と、大切にしたいマーケターの姿勢
#マーケティング #人生 #本 今日を新しい誕生日と捉えれば、人は昨日までとは違う人生を何度でも始められる 行動の結果を成功や失敗で終わらせず、人生のパズルを完成させる経験として次に活かす 自分も他者も無限の可能性を持つかけがえのない存在として尊重し、自尊心と他尊心のバランスを保つ 他者に幸せを与える側に立つことで、自分の世界にも喜びが増えていく マーケティングでは、自社への自信とお客さんへの敬意のバランスを保ち、お客さんの幸せを第一に考え、関係者への感謝を忘れない 賢者の書 (喜多川泰) https://amzn.to/3OlgIeV...
-
もつ焼きばんに学ぶ、変わらないことでの顧客価値のつくり方
#マーケティング #差異化 #変えないこと 差異化は、常に新しいことをするだけではない。市場が変わるほど、変わらない存在の独自性は際立つ 変えないことが差異化になるには、お客さんが求める価値につながっていることが欠かせない 守る 「軸」 を明確にし、手段や仕組みは柔軟に変える。何を守り、何を変えるかの見極めが、持続する差異化をつくる マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください! https://tsubasatada.theletter.jp
-
サントリー特水が示すイノベーションの本質
#マーケティング #イノベーション #未来の当たり前 イノベーションとは、未来に人々の生活へ溶け込む 「当たり前」 をつくること イノベーションの種は、すでに起きている生活者の変化の中にある 新しいカテゴリーには、技術とともに人々の認識を書き換える工夫が必要 自社が持つブランドや技術を組み替えることで、未来の当たり前は生まれる マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください! https://tsubasatada.theletter.jp
-
オイシックス 「◯◯ をたすだけ」 。余白で仕掛けた価値共創マーケティング
#マーケティング #顧客インサイト #価値共創 顧客の本当の課題は、表面的な行動や要望の奥にある感情的な障壁 (例: 罪悪感・後ろめたさ) に潜んでいることがある 完璧な商品を提供することよりも、顧客が参加できる余白を残すことで、IKEA 効果から顧客が 「自分で仕上げた」 という実感を持て、より高い満足度を生み出せる場合がある マーケティングの本質である 「お客さんから選ばれる理由をつくること」 のためには、必ずしも最高品質や最安価格である必要はない。顧客インサイトに刺さる商品やコミュニケーションが選ばれる理由をつくる...
-
コクヨの 「既存ビルの再生事業」 。新規事業の 4 つのプロセス
#マーケティング #新規事業 #インサイト 事業領域は伸びそうな市場だけで選ばず、自社の強みが活かせる 「勝てる場所」 を定める 「顧客インサイト」 は、表面的なニーズの奥にある言葉にならない不満から見つかる 「競合インサイト」 は、先行者を分析し、自社なら埋められる需給ギャップから得られる 事業に必要な能力は、小さく試し、再現できる知見として蓄積する 事業の拡大では軸をブラさず、勝ち筋が通用する範囲を順番に広げる マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください!...
-
J リーグに学ぶ、新規顧客をロイヤル顧客へ導く 4 段階設計
#マーケティング #新規顧客 #ロイヤル顧客 顧客育成は 「認知 → 他者誘因 → 感動体験 → 定着」 という 4 段階で設計できる。偶然ではなく、意図的な仕組みづくりが可能 メンタルアベイラビリティ (想起される状態) とフィジカルアベイラビリティ (買える状態) を、各段階で適切に設計する 認知では多様な文脈で顧客接点をつくり、想起の種を蒔く。「なんとなく知っている」 という状態でよい 感動体験が、受動的な消費者から能動的な参加者への転換点となる。「自分ごと化」 できる設計が鍵 定着では、継続的な接点とコミュニティの力でブランドを生活の一部に組み込み、常時接続の状態を維持する...
-
おかんパン。創業 80 年の大阪のパン屋が示す大手に勝つ戦略
#マーケティング #戦略 限られたリソースを一点集中させることで、その分野での専門性と独自性を高められる 大手が支配する市場を避け、低価格を競うのではなく、適正な価格で価値によって選ばれる土俵を選ぶことが中小企業の生存戦略となる お客さんに直接近づく泥臭い戦い方は、大手には真似できない顧客理解と価値提案を実現する マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください! https://tsubasatada.theletter.jp
-
調査設計が成否を決める。成果につながるマーケティングリサーチの進め方
#マーケティング #マーケティングリサーチ #調査設計 マーケティングリサーチの失敗の多くは設計の甘さに起因する。「目的・課題・仮説・ネクストステップ」 を調査前に明確にし、関係者と合意してから調査を始めることが大切 言葉で聞くことと行動を記録することの結果は必ずしも一致しない。調査対象者の背景・文脈・行動・発言を丁寧に掘り下げることにより、数字だけでは見えない洞察を得られる 「この結果が出たらこの調査は成功とする」 という成功基準を事前に設定しておくことで、調査後の認識や議論のブレを防げる...
-
ハイチュウ 50 年の歴史に学ぶ、顧客ニーズとマーケティングの連動
#マーケティング #顧客ニーズ #変化 顧客ニーズが変われば、マーケティング 4P (Product, Price, Place, Promotion) が連動して変わる。製品だけでなく、価格、売り場、訴求メッセージまで一貫して見直すことが重要 顧客満足は 「飽き」 の始まり。放置すれば 「当たり前」 になり刺激を失う。定番商品に安住せず、顧客が飽きる前に自ら変化し続ける姿勢が必要 売り手のマンネリこそが最大のリスク。「こういうものだ」 と決めつけず、長年の訴求ポイントを捨てる覚悟も時には必要。変化を恐れない姿勢が競争力を生む...
-
わかめ昆布塩 KURO 。弱みを強みに変え、高級塩になった話
#マーケティング #価値創出 #弱みを強みに 弱みを感情的に否定せず、まずは客観的な事実として受け止める 同じ事実でも解釈を変えることにより、弱みは独自の強みに変わる可能性を持つ 弱みに正面から向き合い、技術や工夫で乗り越えることが、他社には真似できない差異化につながる 強みは万人に届ける必要はなく、その価値を本当に感じてくれる相手を見つけ届けることが重要 商品の特徴を紹介するだけでなく、顧客の生活体験をどう変えるかまでを提案する マーケティングレター配信中。音声配信の内容がいいなと思っていただいた方には、レターもきっとおもしろく読めると思います。ぜひ登録してみてください!...
-
AI も 「三人寄れば文殊の知恵」 。異なる 3 つの生成 AI で回答の質を上げる実践法
#マーケティング #生成AI #仕事術 最初に得た回答は、検討を始めるための一次回答であり、完成品として扱わない。複数の回答を並べると、1 つでは気づきにくい抜けや偏りを発見しやすくなる 複数の AI を使う目的は、最も優れた答えを選ぶことではない。回答の違いから不足を見つけ、次の質問につなげることに価値がある AI に渡す前に、人が材料を集めて仮説を持つ。具体的な事実や背景を伝えるほど、AI は一般論を出す相手から、仮説を点検する相手へ変わる AI の指摘はすぐに正解として受け取らず、マーケティングの実務では現場での確認や顧客理解につなげる...
-
ドモホルンリンクルのど飴。新規顧客の拡大と離反顧客の復帰
#マーケティング #顧客獲得 #エントリー商品 新規顧客の拡大と離反顧客の復帰は、どちらも客数を増やすための重要なアプローチ 新規顧客を獲得するには、既存顧客とは異なる 「顧客文脈」 を理解し、未顧客の状況やニーズに合わせた商品設計やマーケティングが重要 未顧客にとって 「入口がない」 状態を解消するために、手に取りやすい価格帯や日常の購買動線上にある販路で 「入口商品」 を設計する ただし、入口商品であっても品質やブランドの哲学を妥協せず 「価値実現」 を徹底することで、「このブランドは本物だ」 という信頼感を醸成することを目指す 離反顧客の中には...
-
BtoB 展示会の意義を顧客理解から捉え直す
#マーケティング #BtoB #顧客理解 BtoB 展示会の第一の目的はリード獲得だが、目的が曖昧だと成果につながらない 展示会は Web 施策や広告では代替しにくい 「直接の顧客接点」 を持てる場でもある 顧客接点でのお客さんのリアルな反応から、売り手と買い手、作り手と使い手の認識ギャップに気づける 展示会は担当者が 「外向き姿勢」 を獲得し、社内に顧客視点を持ち帰る絶好の機会になる リード獲得と顧客理解は対立せず補完し合える。両立させることで 「出るほど学べる」 展示会にできる...
-
グーグルマップ × モーメント。真実の瞬間に寄り添う集客術
#マーケティング #顧客文脈 #モーメント グーグルビジネスプロフィールにおいて、来店前の情報収集の瞬間 (ZMOT) が集客の成否を分ける キーワード運用は、生活者の心理と行動を起点に、生活者が使う言葉から設計する 営業時間・場所・アクセス情報の整備は、お店に行ける確信をつくる 口コミへの返信は投稿してくれた人だけでなく、ZMOT 中の未来のお客さんへのメッセージとして機能する 写真や情報は実態との整合性を重視し、来店前の期待と来店後の体験を一致させることが信頼につながる...
We're indexing this podcast's transcripts for the first time — this can take a minute or two. We'll show results as soon as they're ready.
No matches for "" in this podcast's transcripts.
No topics indexed yet for this podcast.
Loading reviews...
ABOUT THIS SHOW
ヒット商品や、普段何気なく使っている商品・サービスを題材に、人気の要因をマーケティングの視点で解説する音声配信です。事例からマーケティングの見方、考え方、実行までに通じる 「本質」 を読み解き、仕事にも応用できる学びまで掘り下げます。マーケティングは本来、専門家だけのものではなく、あなたの毎日のすぐそばにあるものです。聞き終えたときに 「マーケティングって、こういうことだったのか」 「思っていたよりずっとおもしろいな」 と感じてもらえたらうれしく思います。1 回あたりおよそ 10 ~ 15 分。通勤や通学、家事の合間、運動中、散歩など、今日もひとつ、一緒にマーケティングのおもしろさを見つけにいきませんか?プロフィール: Aqxis 代表。Google でシニアマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。
HOSTED BY
多田 翼 (Aqxis 代表)
Loading similar podcasts...