PODCAST · business
会計事務所の休憩室
by 柏葉幸徳
税理士の柏葉と、税理士を目指す中川による、税金や会社経営にまつわる疑問・話題を、ちょっと偏った会計事務所目線で語るトーク番組です。「休憩室での雑談が、たまたま聞こえてきた」——そんな感覚で聞き流してください。(月2回ペースで配信中)ご意見・ご感想はこちらhttps://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8【出演】 柏葉 幸徳(柏葉幸徳税理士事務所 代表税理士) 中川 (同事務所 所員)
Episodes
-
#19 決算でお金が残ったら、節税か投資信託か。第三の選択肢として「自分の会社」は割がいい、という話
決算でお金が残ったとき、節税に回すか、株や投資信託に回すか。毎年のように受けるこの相談に、税理士の柏葉は「第三の選択肢があります」と答えています。それが、自分の会社へ事業再投資です。 運転資金を残したうえで、なぜ事業再投資がいちばん割がいいのか。どこに入れるのがおすすめなのか。顧問先の実例を交えて話しました。 ―――――――――― 利回りで比べると、証券投資は毎年10%出せたらすごい世界です。一方、事業投資は1,000万円で年100万円の利益が出れば10%。機械を入れ替えて電気代が年間数百万円下がった顧問先では、借入の利息を払っても、浮いた電気代のほうが大きくなりました。...
-
#18 税務署と銀行は、同じ決算書を逆方向から読んでいる。「誰に見せても説明がつく」決算書作ります【決算中級編】
税務署は「利益はもっと出ているんじゃないか」という方向から、銀行は「利益を大きく見せていないか、本当に返せるのか」という方向から、同じ決算書を読みます。会計事務所は、その両方から質問されても説明がつく形に整えて決算を組んでいます。 前回(#17)の初級編では「残高を合わせる・期ズレを直す・中身を確認する」という作業の話をしました。今回はその一段上、「決算書を誰が読むのか」を考えながら作っている、という話です。別表の作り方の話はしていません。 ■税務署が目を留める科目 交際費・外注費・雑費。雑費が前年50万円から500万円になっていれば、当然見られます。雑費は「何でも入る箱」にしない。...
-
#17 税理士は決算で何をしているのか。残高合わせから「会社の健康診断書」ができるまで【決算初級編】
「決算料を払っているけど、会計事務所は決算で何をしているんだろう」 税理士に依頼している社長でも、意外と中身は見えていないと思います。今回の休憩室は、その裏側を初級編として一通り話しています。 決算とは何か、から始めて、実際の作業の中身、そして社長側が知っておくと得すること、という3段構成です。 決算は「会社の通知表」:1年という区切りで成績を出す。他社や過去の自分と比べられるのは、みんなが同じルールで泳いでいるから。柏葉の「水泳」のたとえ話 ① 残高を全部合わせる:通帳と帳簿の一致確認。会計ソフト上で現金残高がマイナス30万円のまま進んでいるケースは、実は珍しくない ②...
-
#16 社長の給与は「欲しい金額」から決めていい。あと、会計事務所がビビる質問の話
決算が近づくと、会計事務所から必ず聞かれます。「来期の役員報酬、どうしますか?」 そして多くの社長が、「まあ、いつも通りで」と答えてしまう。 今回の休憩室は、この役員報酬がテーマです。社長のやる気に直結する一番大事な数字なのに、税務上は驚くほど自由がききません。前半はそのルール、後半は「じゃあ、いくらにするのか」を話しています。 結論から言うと、金額は社長の欲しい額から決めていい、というのが柏葉の考えです。月100万円でも200万円でも、まずはそこを起点にする。無理かどうかを一緒に考えるのが、会計事務所の仕事だからです。...
-
#15【箸休め回】税理士試験は、みんな震えている——A判定の封筒を何度も開け直した話
収録日は8月5日。まさに税理士試験の真っ最中という日に、受験経験者ふたりが自分たちの受験時代を振り返りました。 今回は完全に箸休め回です。経営や税務の役に立つ話はほとんど出てきません。ただ、「税理士って、どうやってなるんだろう」と思ったことのある方には、そこそこ生々しい記録になっているかもしれません。 【今回のトーク内容】 試験の基本:10科目以上から5科目、1科目2時間。今年の合格発表は11月27日 A判定の封筒:手応え十分だったのに届いた一通を、中川が何度も開け直した話。現在は点数制(60%)に 二重申し込みは絶対にNG:国税庁への問い合わせで言われた、背筋が凍る一言...
-
#14「交際費ですか、会議費ですか」──正直、どっちでもいいんです。ただし分けるべきものは3つある
「これって交際費ですか、会議費ですか?」「消耗品費と事務用品費、どっちにすればいいんですか?」 会社を始めたばかりの社長から、本当によく受ける質問です。今回は、この地味だけど質問の多いテーマ——会計事務所は勘定科目をどうやって選んでいるのかを話します。 まず交際費と会議費。ざっくり言えば「仲良くなるのが目的」なら交際費、「話し合いが目的」なら会議費。ただ、この質問が多い理由が実は面白くて、大企業から独立した社長ほど聞いてくるんです。大企業では交際費が損金不算入になるため、社内ルールが厳しく決まっている。その感覚を持ち込まれるわけです。...
-
#13 税務は秋からもう一段動く。2026年上半期を振り返り、基礎控除引き上げ・インボイス7割・KSK2を先読み
2026年も、気づけば折り返し地点。 今回は「柏葉事務所2026年1月から6月までの振り返りと、下半期の税務展望」をテーマにお届けします。 所長の柏葉が一人で振り返ると、「所長による、所長のための業績報告会」になってしまいそうなので、まずは中川から見た柏葉事務所の上半期を振り返ります。 この半年で一番大変だった仕事は何だったのか。印象に残った業務はあったのか。そして、繁忙期を乗り越えたはずの会計事務所が、なぜ7月も意外と忙しいのか。算定基礎届、労働保険、源泉所得税など、表からは見えにくい夏の会計事務所事情もお話しします。 後半は、2026年下半期に押さえておきたい税務の変化へ。...
-
#12 レシートは撮ったら捨てる!?柏葉事務所の「現金ゼロ経理」全部見せます
レシートは保管してください——お客様にはそう言っている税理士が、自分の事務所ではスマホで撮った瞬間に捨てています。 今回のテーマは**「最も効率的な経理の仕方」**。普段はお客様の帳簿を見ている会計事務所が、じゃあ自分のところではどう経理しているのか。柏葉事務所の中身を、小口現金の廃止からデビットカードの限度額設定まで、包み隠さずお話しします。 後半は、柏葉が「本気を出せば3日で締まる」と唸る、お客様の実例。経理担当は一人、それでも月次決算が10日で締まり続ける会社は、何が違うのか。 聞き終わる頃には、「経理の効率化=楽をすること」ではない、という本当のゴールが見えてくるはずです。...
-
#11 流行った節税ほど、数年後に消える。──税制改正に必ずある「伏線」の話
「ネットで話題のあの節税、うちもやった方がいいのかな?」——そう思ったとき、ちょっと立ち止まってほしい話を今回はします。 まず押さえておきたいのが、制度に沿って正しく税負担を抑える「節税」、法律の文言は守りつつ趣旨をかいくぐって税を逃れる「租税回避」、そして単純に違法な「脱税」の三層にわかれるということ。世間で「最強の節税スキーム」と煽られているものの多くは、実は真ん中の「租税回避」に片足を突っ込んでいます。...
-
#10 利益計画書は売上から作るな? 必要なお金から逆算する「会社の地図」の描き方
5月は3月決算の申告が怒涛のように押し寄せる、会計事務所のリアルな繁忙期 。いつも進行を務める中川くんも絶賛業務に追われているため、今回は柏葉がふたたび一人寂しく休憩室からお届けします 。 今回のテーマは、経営の道標となる「利益計画書」の作り方 。 「今期は売上〇〇%アップを目指そう!」と、なんとなく売上の目標から計画を作っていませんか? 実はそれ、経営を迷子にする大きな罠かもしれません 。 柏葉所長が「会社の地図」と定義する利益計画書を、教科書通りの建前ではなく実務で使える「管理会計」の視点から解説 。...
-
#09 資金繰り表は「天気予報」。傘を持つか、濡れて帰るか。──なぜか資金繰りはいつも厳しい
「売上は順調に伸びているのに、なぜか毎月末の通帳残高を見るとハラハラする……」そんな、多くの中小企業が一度は頭を抱える「資金繰りのミステリー」に、休憩室から本音で切り込みます 。 今回は、売上が伸びるイケイケの時期ほど陥りやすい「運転資金の罠」や、税金を減らしたくて手元の現金をゴリゴリ減らしてしまっている「過度な節税」の矛盾など、お金が残らない4つの原因を分析 。それに対する柏葉所長の答えは、「資金繰り表は天気予報」 。 100%の正確さを求めて挫折するくらいなら、エクセル1枚、降水確率60%のざっくりした感覚で十分だとぶっちゃけます...
-
#08申告書を作るのは「仕事の半分」?経営者と同じ船に乗る、会計事務所の本当の役割
「税理士さんって、申告書を作って税金の相談に乗ってくれる人でしょ?」もしあなたがそう思っているなら、それは会計事務所の役割の「半分」しか使えていないかもしれません。 今回のテーマは「会計事務所の役割」。 一般的には「過去の集計」をするイメージが強いこの仕事ですが、柏葉事務所が目指しているのは、経営者の今と未来に寄り添う「経営の伴走者」です。 銀行や保険会社とは決定的に違う、会計事務所だけの「経営者と利害が一致する」という珍しい立ち位置の秘密とは? そして、柏葉が掲げるミッション「社長の眠れない夜をゼロに」に込められた、実務現場での泥臭いサポートの裏側を語ります。...
-
#07「何でもやります」は信じるな? 専門性と“相性”で決める、後悔しない税理士の選び方
「税理士なんて、誰に頼んでも同じでしょ?」と思っていませんか? 第7回となる今回は、意外と知られていない**「税理士選びの落とし穴」**について、柏葉さんと中川さんが休憩室で本音トークを繰り広げます。 実は、税理士にもお医者さんと同じように「内科」や「外科」といった専門分野があります 。お酒の税金に詳しい人、相続に特化している人など、その中身は千差万別 。 「何でもやります」と言う税理士が一番危ない理由: かつての実体験に基づいた、サービス範囲の「常識」という名のズレ 。 フェーズ別・選び方のコツ: 創業期なら「ITへの強さとレスポンス」...
-
#06 借入金は「時間のショートカット」? 成長を加速させる借金との正しい付き合い方
「借金=怖い、悪いもの」というイメージを持っていませんか? 今回の休憩室トークは、法人経営には切り離せない「借入金」がテーマです。 確定申告を終え、3月決算の繁忙期(通称:5月の山)を前に少しお疲れ気味の二人 。そんな中、柏葉所長が語る借入金の本質は、教科書的な説明とは一味違います。 借金は「利益の前借り」であり「時間の短縮」である 1000万円の返済には、税引き前で1500万円の利益が必要なワケ 銀行員は「困った時」ではなく「調子が良い時」に口説け? 中川、車を買う。~残価設定ローンの甘い罠~...
-
#05 「お便り0件」の悲劇をAIで突破!捏造された相談に税理士が本気で答えてみた
3月の会計事務所は、1年で最も殺気立つ「確定申告」の真っ只中 。いつも進行役を務める中川くんも、事務所の奥で終わらない仕事に頭を抱えており、今回は所長の柏葉が一人寂しく休憩室からお届けします 。 「リスナーからのお便りに答える回」を企画したものの、届いたお便りはなんと0件 。窮地に立たされた柏葉が頼ったのは、今をときめく3つのAI(Claude、ChatGPT、Gemini)でした 。 AIがひねり出した「いかにもありそう(?)なお悩み」に対し、実務家としての本音と偏った視点でガチ回答していきます。 【今回のトーク内容】 中川くん不在の裏事情:3月15日までの会計事務所のリアルな空気感…
more -
#04 [経営者は簿記の勉強なんてしなくていい」と税理士が思う理由
エピソード紹介:「経営者なら簿記くらい知っていないと……」そんな真面目な不安を、柏葉が「休憩室目線」でバッサリ切り捨てます。 簿記は野球で言えば「スコアブックの書き方」に過ぎず、経営者にとって本当に必要なのは「スコアを読み解く力」の方 。AIが写真を撮るだけで仕訳をしてくれる現代において、社長が自ら電卓を叩くことがいかに「非効率」であるかを、社長の時給を例に語ります 。 中川くんが放った「社長は余計なことをしないでください」という一言の真意とは?...
-
#03 節税目的の法人化は後悔する!?会計事務所が考える「法人化のタイミング」
「法人にすれば税金が安くなる」……その考え、少し危険かもしれません。 今回のテーマは「個人事業を法人化するタイミング」。社会保険料の15%負担や、確定申告とは比べものにならない決算の手間など、法人化に伴う「重い現実」を包み隠さずお話しします。 それでもなお、あえて「法人」という道を選ぶべき瞬間とはいつなのか?取引先や金融機関からの信用、そして採用。数字の損得を超えた先にある「事業主としての覚悟」について、休憩室の雑談ベースで深掘りします。 ※番組の最後には、会計事務所側の「ちょっとした本音」も漏れています(笑)...
-
#02 「値上げができない」と悩む社長へ。利益を増やし、サービスを向上させるための「数字」の話。
「原材料は上がっているのに、怖くて値上げを切り出せない……」そんな悩みを抱える経営者の方、多いのではないでしょうか? 第2回となる今回は、値上げができない」という切実なテーマを、税理士の柏葉と修行中の中川が、会計事務所の休憩室からお届けします。 「値上げをしないことの本当のリスク」や「利益を3倍にするための具体的なシミュレーション」など、少しシビアで、でも前向きになれる数字の裏側を語ります。 今回のトピック 「値上げ」しないとどうなる?:原価が上がっているのに価格を変えないことで起きる問題点。…
more -
#01 利益は出た、でも金がない!社長を悩ませる「消えたお金」のミステリー
記念すべき第1回の配信です!「会計事務所の休憩室」へようこそ。 今回は、多くの経営者が一度は頭を抱える「黒字なのにお金がない現象」について、税理士の柏葉とスタッフの中川が語り合います。 決算書上は過去最高益。なのに、なぜ社長は「お金がない!」と嘆くことになるのか?そこには、会計上の利益からは見えない「3人の犯人」が潜んでいました。 ■本日のトピック) お金を減らす犯人①:避けては通れない「税金」 お金を減らす犯人②:経費にならない「銀行返済」の罠 お金を減らす犯人③:倉庫に眠る「在庫」という名のお金 ■番組へのメッセージ・ご質問はこちら...
We're indexing this podcast's transcripts for the first time — this can take a minute or two. We'll show results as soon as they're ready.
No matches for "" in this podcast's transcripts.
No topics indexed yet for this podcast.
Loading reviews...
ABOUT THIS SHOW
税理士の柏葉と、税理士を目指す中川による、税金や会社経営にまつわる疑問・話題を、ちょっと偏った会計事務所目線で語るトーク番組です。「休憩室での雑談が、たまたま聞こえてきた」——そんな感覚で聞き流してください。(月2回ペースで配信中)ご意見・ご感想はこちらhttps://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8【出演】 柏葉 幸徳(柏葉幸徳税理士事務所 代表税理士) 中川 (同事務所 所員)
HOSTED BY
柏葉幸徳
CATEGORIES
Loading similar podcasts...